月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

遠い踵はタンゴのリズム

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…この映画は、一躍マレーネ・ディートリッヒを有名にしました。
それと同時に、「この監督は誰ですか?」「スタンバーグ」「ん、これイケるな」。
ハリウッドが二人を呼んだんですね。

で、アメリカから呼ばれた。ちょうどディートリッヒがドイツにいた頃は、最もドイツがモダン文化の時代だったから、非常に粋だったんですね。
それがアメリカに来たら、ハリウッドの女優がみんなびっくりしたんですね。
マレーネ・ディートリッヒ、あのハンドバック、あのハイヒール、あのコート、すごいねぇ、言って。

で、マレーネ・ディートリッヒの部屋に行ったんですね、みんなが。
そうすると大きな壁、部屋の壁が全部鏡なんですね。
びっくりしたんですね。モダン・スタイル。

『嘆きの天使』ではローラで、なんとも性の悪いくすぶった女役だったディートリッヒが、アメリカに来た時には、『モロッコ』ですね。いっぺんに有名になったんですね、『モロッコ』で。
(淀川長治『世界クラシック名画撰集/嘆きの天使』)

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「わたしがハイヒールを脱がせていたら このシルエットは出せなかった。彼女はすべて把握していたからね。
風の向き、からだにぴったり沿うドレス、全部、頭に入っていた。顔に当たる光も」
(ウィリー・リッゾ)

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☆Marlene Dietrich sings Lili Marleen in German☆

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「100万ドルの脚線美」と讃えられたマレーネ・ディートリッヒ。実際にその脚にいくらの保険が掛けられていたのかは定かではないが、この美しく限りなくエレガントな脚は、彼女の美意識そのものとひとは言う。

このほっそりとした美しさを保つために、痩せる薬のダイエットやミルク風呂のメンテナンスを施していたというさまざまな憶測が絶えなかったが、彼女自身は、それは全部、嘘で「私のすべてはフラッシュに焼き尽くされたわ」と苛立ち、映画の勝手なイメージをみんなが追っただけよと嘆く。

まさに「嘆きの天使」だが、カメラのフラッシュがどんなに焚かれても、暴ききれなかった彼女の秘密を心から愛した人は数多い。

月のように細く描かれた眉、毛皮と宝石で飾られた夜のドレス、紫煙の向こうの微笑み、ヘミングウェイが愛おしんだ頬のくぼみ、ケーリー・グラントがうらやむ背広の着こなし、兵士姿の『リリー・マルレーン』、コクトーが讃えたローレライの歌声、『ジャスト・ア・ジゴロ』のボウイを撫でる七十四歳のスクリーン・ショット…

齢を重ねてもいつまでもゴージャスなディートリッヒを見ていると、永遠がここにあると思う。

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さて、本題に入りたいのだが、まずは「ハイヒール」、まさきつねがこの話題を取り上げたかったのは、ここ数年、浅田選手がテレビ出演する際に何度か目にした靴のヒールの高さが気になったからで、彼女自身が「スケート靴をはくより難しい(そんなことは絶対ないと思うけどニャ)」と言っているが、この女性ならではのファッション・アイテムについては前々からいろいろ語りたかったのだ。

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浅田選手が報道で最初のハイヒール姿を披露したのは、エアウィーヴの記者会見で履いていたこれだったかなと思いだすのだけれど、RANDAの2011年春のカラーバリエーションから、スエードの編み込みサンダルで、何とヒールは12㎝もあったらしい。
華奢なコードストラップを編み込んで、いかにも若い女の子好みの優しい色合いが良く似合っていた。


ディートリッヒやモンローなど銀幕のスターに欠かせないお洒落だったこの特別な靴は、NHK番組『美の壺』でも「銀幕を彩るマスターピース」とそのポイントを抑えられていた。

その歴史についてはウィキにもあるが、今の原型となるハイヒールが発明された1600年代の話が一般的には面白く、下水設備の整っていないパリでゴミや汚物(糞尿)だらけだった路上を、見目うるわしいご婦人方が服の裾が汚れるのを嫌がって爪先立ちで歩くために、汚物を踏む面積が少ない踵の添えを靴底に取り付けたのが始まりということだ。
お洒落好きで知られる太陽王ルイ十四世は、背も高く見え、当時の男性たちのセックスアピールでもあったふくらはぎの脚線美も競うことができるハイヒールを好み、また、締まったふくらはぎをより強調するために半ズボン(キュロット)を正装として、男女問わず舞踏会にはハイヒールを履かせたらしい。

ルイ十四世の靴はその名も「ルイヒール」と呼ばれたそうだが、ベルサイユ王朝の終焉とともに半ズボンを履かないサンキュロット派が台頭し、男性美を誇示する時代から機能性重視の風潮に移り変わるとともに、ファッション性を追求するのは主に女性になり、二十世紀に入って裾を引きずるドレスから解放されたデザインが生まれ、1920年代から女性の足元が露わになるスカート丈が主流になると、ようやくハイヒールが女性のものとして認識されるようになったそうだ。

(実は、日本は世界でもいち早く汚物(特に糞尿)の衛生管理に長けていた国で、江戸時代には汲み取り式の糞尿を、大名や商家の屋敷、あるいは長屋から農家が肥料として買い取るという仕組みが出来上がっていた。
ヨーロッパでは川へ垂れ流したり、道端に放っておいたりが当たり前で、時には窓から道路に向かって汚物を捨てるということもあったらしいから、それに比べると随分几帳面で、リサイクル精神の発達した江戸人の感覚がうかがえる。

ヴェルサイユ宮殿ですら、用を足すのは美しい庭園の草むらや花壇の陰だったそうだから、そう考えると優雅な王子さまお姫さまのお伽噺もかなり違ったものに思えてくるから不思議だ。ちなみに、用を足しに席を立つときは「薔薇の花を摘みに…」が合言葉だったらしい。

今でこそヨーロッパの町並みは美しく趣きがあるだけで、16-17世紀のようなどこかから臭気が漂ってくるということはないが、それでも犬を連れたご婦人方の感覚は祖先の習慣の故か、まだ麻痺している部分があるようで、パリの通りを「オー・シャンゼリゼaux Champs-Élysées」と歌いながら歩いていたら、あちこちで薔薇の花のごとき、犬の落し物が独特の香気を放っている。

やはり西欧では男女とも、ハイヒールを履くのが正解かなと思ってしまう。)

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閑話休題。前述の『美の壺』では、映画が切り取ったハイヒールの歴史を紹介していたが、それによると、第二次世界大戦の戦時下ではヒールに用いる銅が不足し、かわりに力仕事も出来るように空洞部分を埋めた安定感のあるデザインで、軽くて柔軟性や耐久性に富んだコルクを原料にしたウェッジヒールが生まれたという。

その後、高層ビルの立ち並ぶ1950年代のモダンな街並みに、さっそうと歩くスチールのピンヒールが出現し、セクシーで格好良い生き方に憧れる女性たちが活躍する時代になったのだ。

映画ではウェッジヒールは『戦火のかなた』、ピンヒールはモンローの『お熱いのがお好き』などに登場しているが、それぞれの時代を美しくたくましく生き抜いた女性の象徴にも感じられた。

とはいえ、ヨーロッパの石畳を靴音高く響かせて闊歩して行く女性は確かに魅力的だが、『美の壺』では取り上げられてはいない(多分この先も絶対、NHKが取り上げることはないだろう)映画作品にも、こうした女性の裏と表、愛と憎しみ、華やかな世界の影にある苦悩を、ハイヒールに片寄せて描いたものがある。

まさきつねが好きな、スペインの異色監督ペドロ・アルモドバルの円熟し始めた中期の作品で、メロドラマにスリリングなサスペンス要素を盛り込み、ビビッドな色彩の映像で、アルマーニを着こなす母とシャネルをまとう娘の心理的な葛藤を描いてみせた、その邦題も『ハイヒール(原題Tacones lejanos遠い踵)』である。

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☆Piensa en mi ~ Luz Casal☆

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『ハイヒール』のあらすじやその内容については、以下のチラシ等の解説を参照していただこう。

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アルモドバルが愛してやまないふたりの女優、マリサ・パレデス(Marisa Paredes)とビクトリア・アブリル(Victoria Abril)がその演技力と存在感を正面からぶつけ合い、胸を引き裂くような愛の絶望を挿入歌にしたスペインのメロメロな歌謡曲『PIENSA EN MI(私のことを思って)』に乗せて浮き上がらせてみせる。

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生番組でニュース原稿を読む途中、「私が彼を殺しました」と告白する娘の地獄の底から響くような低い声、娘の逮捕を知りながらステージに立ち、「あなたがつらい時は私を思って、泣きたい時は私を想って…」といつもと変わらぬ母の歌う声、そして留置場のラジオでその歌を聴き、涙に暮れる娘、そして娘の身代わりになることを決意して、自らの指紋を付けるべく証拠の銃を握りしめる母の顔…

映画の途中、幼いころの娘レベーカが、母親の帰りを待ちわびて、遠くから聞こえてくるハイヒールの靴音に耳をそばたてる場面がある。その愛を独占したいのに、母は娘の気持ちも知ってか知らずか、大勢の男と浮名を流し、娘は母親が仕事から帰ってきても、またすぐに出て行ってしまう不安にいつも怯えて、大人になってもその悲しみと孤独から逃れられずに、罪を重ねてしまうのである。

母親であるよりも女であることを選んでしまう、女性の業の深さを「ハイヒール」が、そして母親に見捨てられる子どもの絶望を、女にそう行動させた男性の身勝手さとともに、殺人に使われた「ピストル」が象徴しているとまさきつねは感じた。

ナーバスな娘のエキセントリックな行動は、時に辛く重く、奔放な母親の自分勝手すぎる生き方もうんざりしてしまう部分がなきにしもあらずだが、これもまた人間の本性であり、事件そのものよりも、すれ違う愛と交差する憎しみが哀れな人間のドラマにほかならないことも、アルモドバルは悟っているのだ。

「遠い踵」という原題の奥底に秘められた、複雑な人間関係と葛藤に悩むこころが、不安定な細いヒールで支えられている靴の緊張感に結びつく。そして、ハイヒールを履いた官能的な脚の曲線が、興奮と歓喜に充ちている一方で悲哀と孤独が付きものの人生、その本質を端的に表しているのである。

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ところで、一般的には外反母趾だの、肩こりや腰痛、椎間板ヘルニアだのと、さまざまな疾病の要因になり、重心の不安定さから捻挫や転倒といった怪我を伴うアクシデントにつながると考えられているハイヒールではあるが、確かに身体の構造が脆弱で、姿勢が悪い人間にはなかなかうまく履きこなせない難物なのだけれど、実はそういった欠点ばかりとはいえない側面も持っているという。

ルイ十四世が考えていたような、背を高くして頭身の均衡を整えるという外見的な利点もその一つだが、身体の軸がしっかりしていて、肩甲骨から首の線が美しく伸びている姿勢を保てる上半身の強さ、さらに骨盤に上半身がぶれなく乗っかって、両足が地面をきっちりとらえているような堅牢な下半身を持っていれば、ハイヒールは充分、身体の動きを美しく生かす道具として機能するそうだ。

『美の壺』では、その究極のシルエットを生み出すものとして、魅惑的なアルゼンチンタンゴの動きに生かされるハイヒールの役割を紹介していた。

2009年の世界選手権で優勝した日本人の女性ダンサーは、番組の中で、「ハイヒールを履くと腰の位置も高くなるし、体も前傾になって、タンゴ的に言うと抱擁がとてもしやすくなるんです。それに加えて、女性のフォームがすごくきれいになって、上品になって、そして男性が手をとってリードしたくなる、手を携えたくなるような、そんな華奢さがあると思います」と語っている。

アルゼンチンタンゴでは軸足ではない方の脚を「飾り足」と呼び、この使い方ひとつでダンスに豊かな情感が生まれ、その妖艶な動かし方や魅力的な映り方が、高い踵によってつくられる脚の曲線に支えられていることを解説していた。

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男女が抱擁して踊るダンスにも欠かせないアイテムであるハイヒール。
元々、柔らかで女性的なラインを強調する靴なのだから、流れるようにしなやかな動きをそれとなく助ける誘導性があっても不思議ではない。

身体の構造が歪みなくできていて、姿勢も正しく、バランスが崩れていなければ、華奢なヒールに重心をあずけても、危なげのない歩行やタンゴのなまめかしい姿形のフォルムを保ち続けることができるということなのだろう。

結局、ハイヒールの似合う女性になりたいのなら、女優やダンサーあるいはアスリートなど特別な存在じゃなくても、常日頃から均衡を保った美しい仕草、指先や爪先にまで緊張感のある姿勢、そして瑞々しく張りのある健全な身体といった、ごく些細で当然のことだが難しい、日常のふるまいや生き方に気を配らなくてはいけないのかも知れない。

コメントでも『シュニトケのタンゴ』の美しさを讃える文面をいただいたが、まさきつねも浅田選手とタンゴの相性の良さを感じている。

『シュニトケのタンゴ』しかり、『ポル・ウナ・カベサ』しかりだが、無論、氷上の踊りである点は酌量しても、あの細やかな足さばき、ステップのしなやかな動き、音楽のリズムをとらえる感性は、地上でハイヒールを美しく履きこなす身体能力とダンサー的な技量が根底にあって発揮し得るものだろう。


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どこぞのテレビタレントが要らぬ心配をしている「子どもっぽい」云々も払拭してしまう、爽やかな色気と妖艶な仕草が振付の端々からこぼれ出て、しかも上品で愛らしい。

それこそ「男性が手をとってリードしたくなる、手を携えたくなるような、そんな華奢さ」に充ちた、浅田選手ならではの優雅なタンゴが完成されているのだ。来季のEXはぜひともタチアナのコレオで、ピアソラでもハウゼでも好いから、哀愁に溢れたタンゴのリズムを背景にして踊ってくれないかなとひそかに期待している次第である。


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…これはタチアナ先生が躍る『ポル・ウナ・カベサ』。


最後に浅田選手のテレビ出演画像と報道画像から。
ハイヒールを履いていてもいなくても、姿勢がきれいで、身仕舞が美しいよね…

〇2012年5月11日『「ザ・アイス2012」の記者会見』

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このヒールの高さはさすがにどーなんだと思ったファッション。小柄な高橋選手じゃなくても、さすがに周囲の人間がかなり低く見える。小塚選手でさえ浅田選手を見上げている感じだが、この細いヒールにフェチシズムを覚える人間もいるから、ホモ・サピエンスの深層心理は奥が深い。
カットソーとスカートはジルスチュアート。「砂糖菓子のような儚い色使いがフェミニンなデザインスカート!!淡く甘い色の持つロマンティックな雰囲気」というブランド説明がちょっとくすぐったい。


〇2012年5月27日放送『おしゃれイズム』

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真央:緊張してるのもそうなんですけど、普段あんまりヒールを履かないので。
上田:でも、ヒールより動きづらいもの毎日履いてるじゃん。ヒールの方が歩きづらい?スケート靴の方がいい?
真央:はい。普段運動靴とスケート靴しか履かないぐらいなので。グキッといきそうで。


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これもワンピースはジルスチュアート。番組途中で持ち物紹介していたバッグはジューシークチュール。
(どれも年齢相応の女の子が好みそうなブランドやお洒落小物だニャ)


〇2012年5月29日放送『ZIP!』『スッキリ!!』

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(…こんなに仲良くいっしょにブラックカレーパンを食べたり、話をしたりしていて、その相手に平気で毒を吐けるのだから、人間というのはつくづくその本性が判らない。
だが逆に考えると、このときの放送を覚えているファンには、尚更、引退報道の時の手のひら返しのような発言が許せなかったのかも知れないニャ)


〇2012年11月25日『サンデースポーツ』NHK杯バンケット後の出演

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ドレスはBCBGMAXAZRIA(ビーシービージーマックスアズリア)。
肩が出るデザインなので、それをさりげなく黒のシフォンショールで隠しているのも、TPOをちゃんとわきまえた慎ましさで好ましい。


〇スターズオンアイスから 2013 SOI Group Number 『Take My Hand』

浅田真央、村上佳菜子、高橋大輔の日本選手たちとジョアニー・ロシェット、ジェフリー・バトル、カート・ブラウニングらカナダ人組によるグループナンバー。曲はMONKEY MAJIKのBlaise plant『Take My Hand』。テレビの曲目解説を掲載しておく。
「実はこの曲を作ったMONKEY MAJIKのBlaise plantなんですが、カナダの出身です。そしてMONKEY MAJIKとしては、これまで仙台を拠点に活動を続けていますが、実はまもなく三月で二年が経とうとしていますあの東日本大震災で、自ら被災しています。
今も被災地で復興に向けた活動を続けている、このBlaise plantなんですが、今回はこのスターズ・オン・アイスの舞台。
日本人とカナダ人のグループナンバーが、ひとつになるという込められた思いが氷上でつづられています。」
「振付を担当したジェフリー・バトルは、Take My Hand、まさに自分たちの手をさしのべる、そんな思いをリンクいっぱいに使って表現したい、そう話していました。
ひとりじゃない。いつもさしのべる、その手を持つ人たちがいる」

☆2013 SOI Group Number "Take My Hand"☆

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可愛いジルスチュアート系も良いが、こんな大人びたラメきらきらの衣装も悪くない。
ぜひ、こんな雰囲気の衣装で、タンゴのエキシビションをもう一度観たいものである。


…締めの言葉にちょっと粋な名言をひとつ。

ハイヒールは、額にキスをされていた女性が発明したものです。
High heels were invented by a woman who had been kissed on the forehead.
(クリストファー・モーリー)


モーリーはアメリカのミステリー作家。女の子なら誰でも経験があるのだけれど、ちょっと背伸びしたい女心を、よく分かってるのかなという気がする。
浅田選手も小塚選手や高橋選手ら、お兄さんのような男子選手たちの中にいて、子ども扱いされたくない気持ちがわいてくるのだろうか。

いつまでも可愛い真央ちゃんでいて欲しいという気持ちを、どうしても昔からのファンの側は持ってしまうのだけれど、ハイヒールを履きこなすくらい、美しく成長する姿はそれはそれでうれしいものだ。

でも、遠くから聞こえてくるハイヒールの靴音に、いつまでも母を忍ぶ少女の気持ちはまたそれで切ない。

「あなたがつらい時は私を思って、泣きたい時は私を想って…」


夢でもし逢えるのなら、母も娘もしびれるようなタンゴのリズムの中で、甘い抱擁の幸せな時を過ごして欲しいと思う。


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(おまけに甘いチョコレートのハイヒールだニャ)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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Comment

みのり says... "ハイヒール"
まさきつねさま、こんばんは。

仕事が一段落し、のんびりしているので、まさきつねさまの芸術の森をぶらぶらと逍遥しています。脈絡なくあちらこちらにコメントを残すかもしれませんが、お許しくださいね。

無名塾では、塾生に普段からハイヒールをはかせていると聞いたことがあります。ハイヒールで美しく歩けるようにと。なるほど、体幹がしっかりしていればハイヒールだろうとスケート靴だろうと、美しく動ける道理ですね。

浅田選手が演技中の姿が美しいのはある意味当たり前かもしれませんが、普段の何気ない居住まいがほんとうにはっとするほど美しいですよね。
2013.05.14 22:27 | URL | #6wH.DH8I [edit]
まさきつね says... "美とエロス"
みのりさま

ブログ散策、ありがとうございます。まさきつねも少しペースを落としました。どうぞ、ゆっくりコメントいただけたら、幸いです。

無名塾のお話は知りませんでした。体幹を自然に鍛える良い方法かもしれませんね。

お洒落は足元からと言いますが、歩き方が美しいと、本当にはっとしますね。もう、子どもっぽいとか色気がないとかいった勝手な言い草も、一体どこをどう見ているのか知りませんが、いい加減にして欲しいですね。
本当に美しいものや、エロスとは何か、メディアはもっと真剣に広報して欲しいものです。
2013.05.16 23:00 | URL | #- [edit]

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