月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

ブルーベリーの実

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ブルーベリーの枝を生け花の花材にしようと思い、花屋さんで一枝を求めた。
実は結構な数がついていたが、どれも小さく、まだ青いものが多かった。

ブルーベリーは比較的栽培が簡単というから、そのうちまさきつねの小さな庭でも育ててみようと思いはするのだが、「そのうち」はいつまでもそのうちで、なかなか今にならない。

ブルーベリーは色づく前の白い実も、青い翡翠のような実も、無論熟した濃い紫の実も、どれも瑞々しくて美しく、鎖でつなげたらどんな宝石よりもかぐわしくて愛らしいアクセサリーができるだろう。
この宝石がたわわに実を実らせて、ずっしりと重たい枝を風に揺らしているのを窓辺から眺めるのは、さぞかし贅沢な気分だろうと考えたりするのだが、いつまでも夢は夢のままだ。

ところで、この実の萼片が内側に閉じて、果実の中央(蕚あ部)に作られる小さな星型はブルーベリーの特徴だが、品種によって星の大きさや形もまちまちらしくて、目玉おやじの眼のようにぎょろっと盛り上がって全然可愛くないものもあれば、小さな桜のように丸みを帯びたものもあるらしい。

星形がきれいに出るのは、ラビットアイ系のブルーベルという品種だと、まさきつねの知人はえらく確信ありげに言うのだが、これはどうも、いかにも少女趣味な名前からくる印象ではないかと何とも胡散臭い。真偽はともかく、うさぎの瞳に青い鈴というのは何とも涼やかな音が聞こえてきそうなネーミングではある。

その果実の中心に、少女漫画の瞳のような、きらきらした星が輝いていても、それはそれで当然ということなのだろう。


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ブルーベリー2

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