月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

秋の夕

○水の素描30


川岸に光をひきて立つ風に吾木香ゆれて秋の譜を採る


ひぐらしの声消えゆけり山峡(やまかい)に夏櫨(なつはぜ)の実ひとつ枝に黙(もだ)すなり


ゆく秋の夕(ゆうべ) 川原の黒き石にフェルメールの光やどれる


暮れる山の端に淡き月読の影落ちて葉守ねむるや里の木群(こむら)に


甲に透く静脈眺むさびしさは槙の木の間に落ちる月影


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
blogram投票ボタン



スポンサーサイト