月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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「もふもふ」に感謝する


拙ブログでもたびたび語ってきたが、浅田選手に対するタチアナコーチの指導による功績を、心から讃え感謝する動画がUPされていたので、ご紹介する。

☆【浅田真央】タラソワ先生ありがとう【タラソワ】☆

幾度かの繰り返しになるのだが、日本のマスコミにおけるタチアナコーチへのほとんど根拠のないバッシング、ネットユーザーの不敬極まる発言は酷いものだった。
アンチによるタチアナ叩きは、振り付けやプログラムに留まらず、衣装やその指導法に至るまで、重箱の隅をつつくように微に入り細に渡って、浅田選手との師弟関係はことごとく否定されていた。

確かにタチアナコーチに師事する前後のシーズンから、浅田選手のジャンプは、成長した彼女自身の体型変化などの理由によりエッジエラーや回転不足の問題が慢性化して、ジャッジに狙い撃ちされるようになっていた。ルッツの回避や三回転コンビの変更が、浅田選手に畢竟3A頼みのプログラムを選択せざるを得ない状況を作り出していた訳だが、SP、FSともに3Aを組み入れることを、あたかもタチアナコーチが浅田選手に厳命したかのような報道がまことしやかに流れ、さらにそれが新採点方式のルールにコーチが対応出来ていないからといったミス・リードな記事が巷に溢れていたのである。

また、タチアナコーチが浅田選手の表現力に新たな彩りを添えようと、プログラムに盛り込んだ複雑な姿形のスピンや、多くの要素でフットワークの妙を魅せつけたステップ、音を細かく拾った振り付けなど、強く美しい選手を目指した演技のレベルアップが無駄に高難度で、体力を奪い得点に結びつかないと詰込み過ぎを批判する意見も多かった。

選手の不振についてコーチに一切責任がないとは思わない。
だが、五輪までに打たねばならない布石としてコーチが、選手との信頼関係の下で長期的なビジョンを持って組み立てたプログラムに対し、たちまちの成績が伸び悩むからと否定、批判するメディアの目には、とても選手のためを思うとは受けとめられない底意地の悪さが見え隠れしていた。
選曲から技術指導に至るまで、すべての責任をコーチに押し付けて、日本サイドにはまるで非がないかのように逃げる辺境的な特質が現れていた。

一方で、浅田選手自身は無論、精一杯の努力をし、残酷なメディアの目が集中する中で懸命にその期待に応えようと苦悩している。彼女自身、多くの改善すべき問題点は見えていたであろうから、不振な3Aジャンプを含め、いかに矯正すべきか苦しみ続けていただろうことは想像に難くないのである。

選手の苦境を救うべく、ジャンプなどの技術指導のコーチを手配する、あるいはほかの打開策を考えるなど、日本国内の陣営としてすべき手立てを打とうともせず、報道も選手周囲の怠慢を棚に上げて、本拠地ロシアをなかなか出ることが出来ないコーチをひたすら批判する。
こうした日本のお偉方やメディアの真の意図が何であったのかなど考えたくもないが、これまで数多くの名選手に関わり、その才能を開花させることで「メダルの請負人」とまでいわれた名コーチが、胡散臭い記事の餌食になり、批判の矢面に立たされている状況を見ているのは、いかにも耐え難いものがあった。
浅田選手の演技から受ける衝撃的な感動で、タチアナコーチの凄さを垣間見るに付けても、的外れで恥知らずな批判報道を続ける日本国内の風潮にはやりきれないものがあったのだ。

それでもタチアナコーチを浅田選手は心から信頼し続け、自らの強い意志の力で初心を貫いて逆境を乗り越えたし、タチアナコーチもまた、選手の気持ちに応えて、浅田選手に多くの示唆を与え続けた。
テレビ画面に映る「もふもふ」の毛皮の熱い抱擁からは、私からすべてを奪っていきなさい、あなたはそれに値するのだからという、コーチの無言のメッセージが伝わってきた。

十代の早さで選手生命を絶たれたタチアナコーチは、自らが奪われたスケートの喜びを、より多くの選手たちに心から与えたいという純真な想いに溢れているのだろう。フィギュアスケーターの魂が共鳴しているかのような浅田選手との結びつきは、ふたりがともにいる画面のここかしこに、胸が切なくなるような温かさを感じさせてくれる。

改めてタチアナコーチに感謝するとともに、この動画のUP主にも感謝する。
多くのフィギュアファンの代弁であると思う。

続いてもうひとつ、ご紹介するのはスケーターたちの愛すべきビデオモンタージュである。
人選や写真の選び方(ランビは何故に薔薇風呂なのニャン《涙》)など、いろいろ突っ込みたい部分があるが、とりあえず作った方の苦労と愛情がしのばれる作品である。(少々長いがぜひ一番最後までご覧いただきたい。)

☆lovely skaters on the memories (BGM:Alexei Yagudin)☆

tmao-1.gif
mao-tarasova.png


☆おまけ☆Tarasova-Proskurin-1965Euro-EX

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まさきつね様こんにちは。

タチアナ先生への感謝をこめた動画、感動的でした。
そして、先生の現役時の姿まで拝見できるとは!ブログの読者冥利というものですね。

始めにタチアナさんが真央ちゃんのコーチに決まったと聞いた時、うわあ、これは凄い人が付いたなあ、とびっくりしました。
私の印象としては、彼女は言うまでもないフィギュア界の大物で、金メダルを取れる見込みのある選手しか指導しない、というようなものでした。
そのタチアナさんが選んでくれたということは、真央ちゃんも本物だということなのだな、と納得もしました。

確かに『鐘』は北米向けにアピールするプロではなかったかもしれませんが、結局バンクーバーでは始めからメダルは振り分けられていたわけですから、徹頭徹尾観客に媚びへつらったプロとの対比が鮮やかに際立ち、その完成度の高さと芸術性が浮き彫りにされた凄まじいまでの演技を見せられただけでも意義は達成されたのかもしれません。

浅田真央という類まれなアスリートの新たな面を覚醒させ、高みに引き上げ、コレオの魅力というものを教えてくれたタチアナさんに、一フィギュアファンとして深
2010/7/5(月) 午後 4:10 [ オレンジ ]

途中で切れてしまって申し訳ありません。

もうおわかりだとは思いますが、深く感謝を捧げます……、と言いたかった訳なんです。失礼致しました<(_ _)>

まさきつね様のよくお使いになる「もふもふ」という言葉、なんだかタラママのあったかさを表しているようで、私も好きになっちゃいました。
厳しくも優しい、というのは、この方のためにあるような形容ですね。ソチ五輪まで、お体に気をつけて、また真央ちゃんとの笑顔が見られることを祈っております。
2010/7/5(月) 午後 4:22 [ オレンジ ]

オレンジさま
コメントありがとうございます。
仰るとおり、バンクーバーはISUによるお膳立てが明確になった五輪でした。そして恥知らずにも新しい理事とやらは、いまだに誰も気づいていまいとしらばっくれて、ぬけぬけとした発言を繰り返していますね。
プルシェンコ始め多くの名選手が、ISUのやり方からすでに離反していると思いますが、こんな嘆かわしい現状の中でも、『鐘』のような名プログラムが生まれてくるのは素晴らしいことです。そしてその芸術的根源が、タチアナコーチの深い教養であり、浅田選手の才能であったということですね。
「もふもふ」は浅田選手も大好きな、タチアナコーチの毛皮抱っこのイメージということで。あったかく包まれたら、すごい安心感がありそうですよね。
選手を個人的に非難したくはないのですが、浅田選手が演技した後のタチアナコーチのリアクションを嘲笑した韓国選手の発言だけは、今もって許せないのです。
2010/7/5(月) 午後 6:26 [ まさきつね ]

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