月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

つぶやいてみる 其の伍


とても奇妙でゆがんだ国。
いつからこんな国に住んでいたのだろうと、ふいに思う。


おかしいことはおかしいと、まちがってることはまちがってると。
そう言いなさいと、お父さんお母さんに教わってきたよ。
ちゃんと、自分の目で見て、確かめて、思ったことを素直に言いなさいと、教わってきたよ。

だって、とても美しいものはとてもはかないから、とても強いものはとてもやさしいから、大事に、大事に大事にしないと、もしかしたらすぐに傷ついて、消えてしまったら。
とても悲しくなってしまうから、みんなで守ってあげないと。
たまごのように、みんなで大切にしてあげないと、いけないんだよ。
こどものように、みんなで育てていかないと、きっと、とり返しのつかないことになってしまうから。


ねえ、本当にとり返しがつかないよ。

img_939936_32281731_0.jpg

浅田真央が気づいていない大切なもの
世界フィギュア女子シングル総括 青嶋ひろの(抜粋)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201003280003-spnavi.html

『今の浅田のスケートには、フィギュアスケートとしてまだ足りないものがある。ジャンプもそのほかのエレメンツも「技術」としては完ぺきに近いが、「氷の上で自分を表現する、何かを表現する」というフィギュアスケートのもうひとつの大切な部分が、まだ少し足りない。いや足りないのではなく、それができる力を持っているのに、必要であることに気づいていないのだ。』


ひろのさん、どうしてこんなこと平気で言うの?
あなたの言ってる「表現」って何?
浅田選手が氷の上で、みんなに見せてくれたのは、フィギュアスケートじゃなかったの? 

足りてない「表現」って何のこと?


わけが分からないよ。


『今シーズンは五輪でトリプルアクセルを3回成功させたにもかかわらず、勝てなかった。また世界選手権でも優勝はしたが、フリーでは2位に終わった。彼女が完全な勝利を手にしなかったのは、「君の本当の力はこんなものではない」「トリプルアクセルばかりにこだわる真央でいてほしくない」、そんなメッセージがスケートの神様から送られているような気もする。』


スケートの神さまはもう、浅田選手に素敵な贈り物を送ってるよ。
だってあの子はスケートを愛してる。
スケートで自分のやらなきゃいけないことを全部やってる。
勝つために必要なことを全部やっているんだよ。

だから神さまはあの子に羽を与えた。

トリプルアクセルを跳ぶことができる、あの子ただひとりが持ってる羽だよ。


『だからこれから、ほんの少し、見る人と向き合う気持ちを持つことができれば。ほんの少し、自分に足りないものに気づくことができれば。それだけで、来シーズンは完ぺきなスケーターが誕生するはずだ。』


ノーミスでパーフェクトじゃなかったから、五輪の金メダルを浅田選手から取り上げたんでしょう?
ノーミスでパーフェクトだった筈なのに、トリプルアクセルが完ぺきでなかったから、世界選手権でもフリーでは二位にしたんでしょう?

なのにノーミスでパーフェクトは目指さなくていいって、あなたが言うの? 
ノーミスでパーフェクトは目標に掲げなくても、完ぺきなスケーターになれると、あなたが請けあうの? 
見る人と向き合えば、それだけで完ぺきなスケーターが誕生するの?


じゃあ聞くけど、「見る人」って、誰?



あなたは五輪でも、世界選手権でも、浅田選手の一体何を見てきたの?

あなたの感性は(もしまともな感性があるのならね)、浅田選手の一体何に心が震えたの?


本当は誰よりも完ぺきなスケーターにこだわって、とても美しくて強い筈のアスリートを完ぺきじゃないと言って、誰よりも傷つけているのは、あなたでしょう。


だから、あなたの言葉はとても醜い。

そして汚い。


あなたの言葉はハーメルンの笛吹きが鳴らした笛の音のよう。


大事なこどもには手を出さないで。



どこへでも勝手に行って。

あなたが連れていくのは、どぶの鼠だけでいい。


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まさきつね様、こんばんは。あおしまさんにも根本は解っていてそう出来ない理由があるのでしょう。仕事がなくなること、すなわち彼女の生命線だから。
高々90年後半からのライターなのだから、僕には当たってそうで的を外した恥ずかしい人にしか見えない。浅田の笑顔を取り上げた人達の一員だから。
2010/3/30(火) 午前 3:27 [ masa ]

おはようございます。芸術は観客に媚びるところから生まれるのではない。感動は表現者の命を削るような魂の叫びの中から生まれるのではないでしょうか。真央ちゃんが何も考えてないわけがないでしょう。真央ちゃんもインタビューでステップで悔しさや怒りを表現できたと言っていたではありませんか。青嶋さんは何も見ていないのか、感性の枯れた方ではないかと思います。
2010/3/30(火) 午前 7:31 [ Meiling ]

masaさま
コメントありがとうございます。
仰るとおり、あおしまさんも本当はいろいろ分かっておられるのだと思います。でもそれなら、尚更のこと腹が立ちますよね。
何かとても嫌な、大衆心理操作、利益保全のための文章のように感じます。とても選手の崇高な演技へのオマージュとは受け取れません。
「浅田の笑顔を取り上げた人達」本当に非道い人たちだと思います。
2010/3/30(火) 午前 11:18 [ まさきつね ]

Meilingさま
いつもコメントありがとうございます。
「感動は表現者の命を削るような魂の叫びの中から生まれる」そのとおりだと思います。
だからこそライターも命を削って、魂の発露を文章にするべきです。
ただ仕事で書くのなら、こどもが嫌々やっている夏休みの感想文と同じです。
2010/3/30(火) 午前 11:28 [ まさきつね ]

「浅田の笑顔を取り上げた人達」への苦言を、昨年も最悪のタイミングで記事にした青嶋氏。

自分のその一人だという事に本当に気付いていないのか、分かっているのか不思議です。この人が書く文章はあるべき情報収集も分析もなく、あるのは主観と自己陶酔だけ。文体自体に生理的な嫌悪感を覚えます。

分かっているとすれば、彼女もメディアを操作する巨大な何かに魂を売った人ですか。

彼女の視点混乱とねじれ文章は、今までにも様々な波紋を読み手に与えてきました。今回のタイミングでのyahooトップ記事で、大衆心理操作目的に彼女が使われている事がはっきりと露呈しました。

とあるブログに書かれていた言葉ですが、

「じゃあ、『表現』とは何か、をきちんと言葉にすべきだと思う。」

ちょっとした「ため」だとか「何か」などという稚拙な分析を、プロ目線だと証して垂れ流すのはやめて頂きたい。

大衆迎合路線のプロだらけの陳腐なコンペなど見たいとは思わない。
ランビエールが言う「競技会でのアドレナリンがでる感じ」、そういうコンペだからこそファンは何度も見たくなるのです。
2010/3/30(火) 午後 0:58 [ エミリ ]

エミリさま
いつもコメントありがとうございます。
「ランビエールが言う『競技会でのアドレナリンがでる感じ』」、そのとおりです。そうでなければ、誰もがストイコの言うようにアイスホッケーか、アイスショーを観ますよ。
どっちつかずの状態で迷走を続けてるISUが早くきちんとした対応をとらないと、中国でもイギリス、フランスでも、無論イタリアもロシアも、どこもかしこも怒っています。
スケートの神さまが誰に天罰を下すか、ファンは一番よく分かっていますね。
2010/3/30(火) 午後 1:36 [ まさきつね ]

まさきつね様、美しい文章をどうもありがとうございます。
ここ数ヶ月の出来事で、私自身の心が、どうしようもなくささくれだっていたことに気づきました。
PCに向かって毒づく顔は、とても子供には見せられません。
辛辣な言葉ばかりが力を持つのではないのですね。
改めて気づかせてくださったこと、感謝申し上げます。
2010/3/30(火) 午後 6:18 [ kaeru ]

フィギュアスケートは、美しいスポーツです。
いつも、美しい音楽と美しい衣装と美しい演技にうっとりさせられてきました。

でも、圧倒的な音楽と圧倒的な演技に呑込まれたのは初めてです。
それが、浅田選手がタラソワコーチと創り上げた『鐘』です。

「(このプログラムでなら)新しい自分を見せられる」

浅田選手が語っていたことを思い出しました。
確かに、私が持っていた彼女のイメージを大きく覆すものでした。

でも、裏切られたとは思わなかった。
むしろ、これほどの演技をするほどになったのかと、感嘆しました。

スポーツは極めれば芸術の域に達します。
『鐘』は、それをまざまざと思い知らせてくれた作品となりました。

※例によって長くなったので、分けます。。。<(_ _)>
2010/3/30(火) 午後 11:25 [ もじ ]

浅田選手以外の誰が、この曲を、プログラムを滑りこなせたでしょうか?
男女の枠さえ超える、プログラムの難度の高さは、
この曲の荘厳さに負けないためには必須だったと思います。
だからこそ、浅田選手に相応しかったのだろう、とも。

青嶋氏にそれが分らないのだとしたら、実に可哀相な人ですね。
実を伴わない栄誉のために、自分の演技を見失ってしまった五輪の金メダリストのように。
(青嶋氏のいう「見る人と向き合う」はイコール「大衆受けを狙う」に思えます)

タラソワコーチには、本当に感謝したいです。
『鐘』は間違いなく、
浅田選手の代表作、そしてフィギュア史に残る名プログラムになると思います。

福山知佐子さんという写真家の方のブログでも、
『鐘』について非常に熱く語られています。
まさに感受性の塊、といっても過言ではない文章です。
(もちろん、彼女も青嶋氏には怒っています。)
2010/3/30(火) 午後 11:28 [ もじ ]

度々、失礼いたします。
先ほどはご挨拶もせず、重ねて失礼いたしました。
kaeruです。どうぞよろしくお願いいたします。
先ほどアマゾンを覗いてきました。
青嶋さんの本に対するレビューが、すべて消えてなくなっていました。確かに感情的な書き込みもありましたが、冷静なコメントも多かったのに。
この国で、一体何がおこっているのでしょう。
2010/3/30(火) 午後 11:45 [ kaeru ]

まさきつね様、はじめまして。
今回の様々な、まさに長期に渡る一連の出来事に苛立ちを覚える一人として一言言わずにいられなくなり、こちらにお邪魔する形で書き込みをさせて頂こうと思い、初めて投稿致します。
ブログ主様の多方面での説得力のある文章を拝見し、この方なら私の言いたいこともきっとご理解いただけると思い訪問いたしました。
殆どの方が仰っている事と重複する意見ですので、ジャッジの採点の事、浅田選手とキムヨナ選手の事、今回(だけではないですが)青嶋氏の事、ISUとスケ連の事、報道の事etc.は省きます。
今、私が思っている事そして言いたい事は、どの分野でもそれに携わる方々に肝に銘じて頂きたいのは、責任は勿論ですが、何よりも「正確」である事、そして「正格」である事です。
特に今のジャッジの姿勢には微塵もこの「正格」さは感じられないと思っています。
まさきつね様はどの様にお感じでしょうか?
長文失礼致しました。
2010/3/31(水) 午前 0:43 [ kok*m*19*3 ]

はじめまして。

私もこの青嶋氏の記事には疑問を禁じ得ません。
彼女の過去の記事を見ても、こと浅田選手のこととなると常軌を逸したような言説になっていました。
内容も拙劣で薄っぺらです。こんなものは総括記事などとは言えません。

青嶋氏は「04年より日本スケート連盟オフィシャルブックの企画・執筆を担当」とありますね。
思うに、この記事は連盟の意向を斟酌したものなのかも知れません。
2010/3/31(水) 午前 1:28 [ rm53cp61 ]

kaeruさま
初めまして。
この国はどうしたのでしょうね。こどもたちは、ちゃんと育っていけるのでしょうか。
アマゾンはまさきつねも覘いてみました。体制による横暴がまかり通るような国ではなかった筈なのに…。たかが本一冊の話ですが、とても重要なことだと感じます。
2010/3/31(水) 午前 1:37 [ まさきつね ]

もじさま
いつもコメントありがとうございます。
福山さんのブログ、覘いてきました。
優れた感受性と、とてもきらきらした文章で綴られていましたね。
美しいものを見続けた目は美しいと言います。
醜いものをこどもたちに見せないためにも、おとなたちがやっぱりもっと、頑張るべきなんです。
2010/3/31(水) 午前 1:45 [ まさきつね ]

kok*m*19*3さま
初めまして。
「正格」さ…難しい観点ですね。
「美は乱調にあり」とも言いますから、全てが規則どおり正しくという訳にはいかないのが、人生でしょうね。
今回のフィギュアのジャッジも、狡猾なことに、ルールを自分たちで決めて、そのルールに則って「正格」に行ったというのが、オーサーコーチの言い分ですから…決して「不正格」とか「曲げる」とかが良いとは言いませんが、一概にこっちと言い切れない問題だと思います。
正しい正しくないだけではなく、美しいか強いか切ないか悲しいか、さまざまな観点からアプローチすることが大事だと考えます。
2010/3/31(水) 午前 2:04 [ まさきつね ]

rm53cp61さま
初めまして。情報をありがとうございます。
権力側の一員だということはまちがいないという訳ですね。
選手たちにたかって、ごはんを食べているのなら、せめてもう少し、とるべき態度があろうというものです。
次の記事で、権力と体制に対する反逆について書きました。
フィギュアからの脱線が多いですが、ご一読お願いします。
2010/3/31(水) 午前 2:13 [ まさきつね ]

まさきつねさん、初めまして。

浅田選手は充分に「鐘」を体現していたと思います。
同じ曲を違うテーマで滑りわけるのも、表現力を持つ者だからできること。
トリノの観客はそれをよくご存知で、素直に讃えてくれました。
青嶋氏はじめライター・記者諸氏による、しばしば見かけるとんちんかんな記事は
妖艶さ=「表現力」だと凝り固まっているようにも思えます。
今の浅田選手には、足りないものより余計な邪魔がくっつき過ぎですね。
2010/3/31(水) 午前 10:31 [ kero ]

keroさま
初めまして。
確かに「余計な邪魔」ばかりですね。
「バレエを習う」という記事にも、またぞろ「芸術点で、キム・ヨナとの差が浮き彫りになった」からみたいな解説がついています。
本人の向上心と、相手への闘争心は本質的に違うものだということが、マスコミは一体いつになったら分かるのでしょうね。
2010/3/31(水) 午前 10:47 [ まさきつね ]
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