月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

つぶやいてみる 其の弐


五輪が終わってからの数日、女子フィギュアの金メダリストに関して流されるニュースは宝石商やブックメーカーまがいのロイズ、果てはキムヨナ金貨など、ことごとく金がらみのものばかりで、もはや演技がどうとかスポーツマンシップがこうとかの範疇ではない。
いささか薄気味悪すぎて、地元贔屓とかロビー活動とかで批判し得る以上のきな臭さが鼻につき、スポーツ選手として論じるのが嫌になった。

キム陣営を支えるものも目的も、全ては巨額の大金が動くビジネスだということか。
この風潮は、今の五輪の根底にさえ歴然としてあるものだから、五輪メダルなど所詮、虚栄の証にすぎないという訳だ。

これから行われる世界選手権も、同じく五輪金メダリストのライサチェク選手はエントリーしないが、キム選手は出場する。五輪、世界選手権と二冠達成で、さらに商品価値を上げる計算らしい。失敗してとてつもなく酷い成績が出れば、五輪のメダルに傷がつく。必ず選手権で優勝でき、加えて五輪で自分が叩き出したあの途方もない世界歴代最高得点を更新出来るという、絶対的な確信がなければ、なかなか難しい選択であるが、彼女にはその訳の解らない自信がある。

不思議な話だ。

キム選手の五輪での「完璧」演技とやらに対し、「十九歳の精神力、恐るべし」という感服コメントも時々見かける。五輪の大舞台というプレッシャーに負けないで、「ノーミス」で演じきった精神力が素晴らしい、金メダリストにふさわしいというわけだ。
だが、五輪で見た目「ノーミス」だったのは、彼女の演技だけか?
 
とりあえず、五輪前のGPSでも「試合でもエキシビションのように滑れる」と豪語した肝の太さなのだから、五輪の結果、さらには世界選手権の必勝など、とうにご本人はお見通しということのようだ。

出来レースなのか?

こんな風に野卑な憶測をすると、決まって「何を言っても、所詮負け犬の遠吠え」という反論が来て、その上、偏見に充ちた狭量な意見とあちこちから目に見えぬ譴責を受ける羽目になる。「真央VSヨナ」というフィギュア競技のヴェールを被った「日韓代理戦争」のつけとはいえ、浅田選手とキム選手をめぐるこのあたりの微妙な路線に触れるとどうも、発言者は非寛容で料簡が狭く硬直的で排他的というレッテルが貼られ、しまいには空疎な水掛け論と、論点をすりかえた無為な押し問答に巻き込まれることになる。

とんだとばっちりだ。

そこでこんな傍杖を避けてかどうか知らないが、さまざまなブログで、「キム選手もきっとすごい努力をしているのだから、勝者として讃えてあげなきゃ」という論調を見る。
「すごい努力」が必ず偉大な「結果」に繋がると無条件に信じられるくらい能天気なら、どんなプレッシャーもものとせず、どんな競技会でも常勝が当然になる。
論理としては成り立っている。
それで、「浅田選手も頑張ったけど、今回はミスをしたから、まだまだだね。また四年後にキム選手を超えられるくらい、もっと頑張ればいいよ。だからもう泣かないで」という慰めらしい言葉がおまけにつく。

平等に努力を評価する。大いに結構なことだ。
だがどこか空々しい。

「みんな同じように頑張っているのだから、順位は関係なくみんなに一等賞をあげましょうね」などという、最近の小学校の運動会を思い出す。
「みんな一等賞なんだけど、あの子は特別可愛いから、先生から特別賞のご褒美をあげまーす」とか何とか言って、裏でごそごそ、えこひいきしている図式が浮かび上がる。

やっぱりどこか胡散臭い。


先生は聖職だから、誰かを特別扱いするなんて、そんなことは絶対ない?

審査員も絶対? 誰かを特別贔屓したりなんかしない?


疑いもなく信じられるなら、結構なことだ。


img_939936_32248153_0.jpg

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ぽちお願いします
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ
blogram投票ボタン


パトリック・チャン選手は、オリンピックの練習時間の時に‘自分が練習している時にプルシェンコ選手が客席に座っていた、彼は私が気になったんだ’などと云っていたそうですね。
プルシェンコ選手のコーチが、‘(チャン選手は)、自分を意識していた と、プルシェンコの名前を出すことで、自分の力の程度の高さを回りに印象付けようとしている、彼の能力は、到底、私達の眼中に入る程のものではない、プルシェンコは、只、その時、空いていた席に座っただけだ’ と、云ったそうです。

こういうことが、キム・ヨナ陣営がやっていたことだったんだ と、私は今は理解しています。
浅田真央選手の名前を出し、彼女とはライバル関係である、と云えば、ロシア (~ フィギュアスケートの最高位のランクの人々) でさえも、注目をする ー ー ー、これは、彼女の演技にフィルターを掛ける、ということです。

実際の演技よりも、結果に関心を寄せる日本のマスコミや大衆には、ガッカリですが、これは有効だった のです。
2010/3/12(金) 午後 3:59 [ 五節句 ]

キム・ヨナ選手は金メダルを獲った後では、浅田真央選手の名前も不要となったらしく、‘素晴らしい選手は他に何人もいる’ と、のたまいました。

そして、その、最早、素晴らしい選手全部の中の、自分が一番である、と主張しているそのことばも、そのまま報道されました。
2010/3/12(金) 午後 4:08 [ 五節句 ]

五節句さま
ご訪問うれしいです。あざとい戦略も功を為せば、お見事となります。キム陣営のやり口も腹のうちはミエミエですが、結果オーライがまかり通っています。
一般人の多くは結果しか知らず、大して興味がなければ、別段疑問に思わないからです。
ガセかも知れませんが、先ほど入った情報によれば、世界選手権のジャッジでまたしても日本とロシアが外れ、韓国が入ったとのこと。それでも、こういう経緯を不思議とも不当とも思わない人は多いでしょう。
解る人は解る。
解らない人も、いずれ解る時が来る。

解りたくない人は、そういう人だと思っています。
2010/3/12(金) 午後 5:37 [ まさきつね ]

はじめまして。

「解からない人も、いずれ解かる時が来る。」

私はそれを待っておりますが、これだけの事がまかり通っている現状を考えると、それがいつなのかそれすらも期待できなくなっている自分がいます。

金まみれのISU、日本をつぶす事に喜びを見出すヨナの出生国、金につられた風見鶏の米、健全な批判精神も分析力も情報収集力も節操もない日本のマスコミや有名人、金まみれで選手を利用する事にしか能がない日本のスケート連盟、指導能力はあってもルールに関する批判力も策を講じる能力も欠如した関係者達、選手にとって害にしかならない記事ばかり書く一部のラーター達、またそのようなライターを重用するメディア・・・選手達の信じられないほどのひたむきさと能力とその姿以外に、共感する部分はどこにも見当たらない現状は目覆うばかりだとすら感じます。

このままでは、解からない人には100年経っても解からない、そんな世界になってしまいそうな気がしてなりません。そこが非常に腹立たしいのです。

日本には、まともな批判をする関係者も有識者のいない、そこがまさにネックなのだろうと思えてなりません。
2010/3/21(日) 午後 0:25 [ エミリン ]

エミリンさま
初めまして。
ネガティブな現状況を山と挙げていただいて(汗)、確かに当たらずとも遠からず…と思います。ですが、「解からない人には100年経っても解からない」と落ち込んで、あきらめて、シニカルになったり、ニヒリズムに陥ったりするのは、まさきつねはいやです。
ここでファンの心が虚無に囚われてしまっては、せっかくの選手たちの努力も水泡と化してしまいます。
元気を出すにはぜひ、このブログでもお奨めしたアンサイクロペディアの「スケツー」をご覧ください。健全なパロディ精神が、暗黒世界の銀河女王を吹き飛ばしてくれます。
2010/3/21(日) 午後 1:08 [ まさきつね ]
関連記事
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://maquis44.blog40.fc2.com/tb.php/238-a833b4ef
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。