月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

四月の短歌 其の壱

佳品嘆美12
村山槐多『風船をつく女』1918年


腐りゆく美しき花のにほひする老女の頬をみつめくらしぬ
(村山槐多『村山槐多全集』)


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デカダンな暮らしの中で、天才画家は詩作に耽りモデルを素描する。悪臭を放つ腐肉にこそ、生命の濃密な吐息を嗅ぎつけながら。

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Comment

とら says... "No title"
昨日、日本橋のデパートへ久しぶりに出かけてまいりました。まず、地下鉄通路から食品フロアーへ。そこが何とも美しいのです。天井の照明を落としてガラスケースの中の光が色とりどりのお菓子を美しく照らし、夢のような輝きでした。
そして婦人服フロアー。そこはそれほど暗くはありませんでしたが、少しばかり落とした照明によって、展示されたドレスに陰影がつき、シルエットの立体感や素材の質感が強調され、これまたとても美しく素敵に見えました。
いままで、当たり前に思っていたもの、良かれと思ってやってきたことは、何ともつまらないものだったのかも知れない。
これが何か別の価値を見つけるきっかけになるのかも知れません。
2011.04.04 11:10 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "本当に大切なものは"
とらさま
コメントうれしいです。
まさきつねが幼かった頃、デパートは夢のお城でした。きらきらしたシャンデリアやステンドグラス、屋上には遊園地、エレベーターを下りると綺麗なオルゴールやお人形やおもちゃ、それに素敵なお洋服や靴や帽子…おとぎの世界に迷い込んだようでした。そのほとんどが、たとえガラス越しに見るだけの手に入らないものばかりだったとしても、両親や叔父叔母たちと手をつないで歩くだけで幸福感に充たされたものです。
失ってしまうまでは当たり前のように享受していたのに、目の前から消え失せてしまうとその価値に改めて気づくものですね。
大切なものは目に見えない、と星の王子さまのキツネも言っていました。
フィギュアの至宝だって同じです。
失くしてしまう前にもっともっと、その価値に気づくべきものがたくさんありそうですね。
2011.04.04 13:44 | URL | #- [edit]

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