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月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

つぶやいてみる 其の廿壱

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「日本にささげる詩」

地球がいたみでうめき声を発した

自然の強さに全世界がショックをうけ
あやゆるものを水は深海に流した

しかし何があっても太陽は東から昇る
地震と津波は光には勝てない

われわれの神様が
地球の皆のいのちを保ってくれることを祈る

桜が咲く公園はたくさんあることを
白樺が咲く公園はたくさんあることを

鳥が春の歌を歌えることを
旗が勝利の祝いで挙げられることを祈る

子供たちが大人たちへと願う
友の皆さん 手をつないで
われわれがこの地球において
ひとつの家族になっていることを 忘れないでほしい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりにさまざまな雑感を述べさせていただこうと思う。いただいたコメントのレスにも述べた内容と被ることも多いかも知れないが、そのあたりはまさきつねが特に強く思っていることとお考えいただければ幸いである。


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まずはこのたびの、東京の代替地ロシアで開かれた世界選手権について。冒頭に掲げたロシアからの日本へ贈られた詩、そして会場の中にいくつも見受けられた日本の被災者へのメッセージが入ったバナー、ロシアの深く温かい真情が感じられる開会式の黙祷やセレモニーなど、本当にどれもが素晴らしい演出だった。また、同じように、エキシビションや閉会式でも行われたパフォーマンスも日本への配慮が行き届き、いかにもプーチンが自ら音頭を取って日本人選手たちにもいろいろと気配りがあったという今回の世界選手権が、政治的にも大きな意味のあるベントであったということを思わせる、細かい工夫の印象深い趣向が其処彼処に現れていた。

無論、前のエントリーでも書いたようにロシアにもさまざまな思惑があり、ソチ五輪に向けてまず最初の礎をここで築いたということは確かなことだ。だがその点を鑑みても、短い期間の間に開催に向けての準備をし、日本と日本の選手に対して精一杯の誠意を示してくれたことには、心から感謝せねばならぬだろう。

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ところで、地上波ではあいかわらず、こうしたロシアが用意した多くの日本に向けた演出をご丁寧にもカット、何故かぶつ切りの不思議な編集で流すべきものを流さず、誰もが不要と思うような特集やインタビューやCGにばかり凝った内容でそれを指摘したネットユーザーたちからまたも顰蹙を買っている。
毎度、公共の電波を預かり独占して競技中継を流す放送局として最低のレベルと、あちこちから糾弾されるにも関わらず、どこ吹く風で同じことを繰り返すのだから、もはや確信犯に近いスタンスで行っているととらえた方が良いのかも知れない。
不愉快になるのが嫌な方々はすでに、衛星放送やネットといった別手段で中継を観戦しておられるので、それが賢明というものだろう。


そこでもうあちこちでも取り上げられている、Jスポーツで田村岳斗さんと元ISUジャッジの藤森美恵子さんが、キム選手のEXを解説をした中の一節が以下。


田村「技術はやっぱりしっかりしてるんですけど、今日は元気がない…ですね。曲…、曲はすごい明るい曲なんですけど…」

藤森「伝わってこないですね。この曲でせっかく色んな振りはしてるんですけども。昨日のフリーの『アリラン』も、あの割に哀愁のある曲の表現のところで、ちょっとやっぱり、男性的な滑り方を彼女していたんですよね。それから『ジゼル』もやはりこう、本当にクラシックバレエを知っている方だったら、『ジゼル』のインタープリテ-ション(曲の解釈・音楽との調和)はあまり出したくないっていう雰囲気、それがやはりこうGOE、まあジャンプの…あの効果で、非常に高い点を取っちゃったところがね、ちょっと…、ちょっとかなって思います。やっぱりこうテクニカルをつけるジャッジパネルと、コンポーネンツをつけるジャッジパネルが、分けた方が、より正確な判定できるような気もするんですけど」

◇◇◇◇◇◇◇

ずばり本音を仰ったと思うところしきりだが、さすがにジャッジ経験者だけのことはある藤森さんの見解で、「テクニカルをつけるジャッジパネルと、コンポーネンツをつけるジャッジパネルが、分けた方が、より正確な判定できる」という点に関してはまさにその通りと思うのだが、これは勿論、緊縮予算の財政下にあるだろうISUの中で人員増は不可能だと思うし、ましてやバレエやダンスといった他ジャンルの方面にジャッジ依頼することはあり得ないだろうし、そもそもジャッジ各人の技術的な向上が判定ミスや(作為的かどうか分からないが)いわゆる押し間違いを回避するためには不可欠なのだが、そうした動きも特に見当たらないし、何かと頭の痛い話ではある。
しかし彼女の口からこうした具体案が出るということは、ISU内部の中でもある程度、過去に議論されたことのある提案なのかも知れないので、TESとPCSパネルの分離というジャッジの改正案が今後どこからか浮上してくる可能性もなきにしもあらずなのだろう。

何にしても、現在のジャッジがあまりにもさまざまな要素を一度に、しかも短時間に判定、採点せねばならぬという過重負担にあることは一目瞭然で、近年に至っては絶対的に疑念の残る、回転不足の程度の吟味とエッジエラーの見極めという大いなる課題が残されている以上、早急に何らかの手を打っていただきたいと思う部分ではあるのだ。

特にPCSのコンポーネンツ5項目に関しては、その各項目の持つ意味と判定基準をさらに厳格にジャッジに示していただきたいというのが、フィギュアの技術力以上に芸術的要素に惹かれて観戦している側の要求としてはどうしてもある訳で、確かに見事なスケーティング・スキルや高難度ジャンプの持つ魅力は理解出来るのだが、演技構成点と言われながらどう見ても、技術力に付いたGOEやスケーティング・スキルの評価にひきずられているとしか思えない、各コンポーネンツの採点が、ジャッジングに対してある種のもどかしさや苛立ちを湧出させているのである。

藤森さんの発言にもあるが、観るべき人間が観れば「(キム選手の)『ジゼル』のインタープリテ-ション(曲の解釈)はあまり出したくないっていう雰囲気」というような、たとえどのように難度の高い技を決める力があるにせよ、一方でどう見たって作品に対する解釈も浅薄で滑り込みもおざなりといった表現技術には、全く別の観点からの採点がなされるべきというのが、大方のフィギュア・ファンが抱く正当なジャッジングだろう。

ところが世の中には不思議なもので、こうした5項目のコンポーネンツをISU側がルールでしっかり提示しているにもかかわらず、演技構成点はSS(スケートの技術)を基準として、後の4項目TR(要素のつなぎ)、PE(演技力・遂行力)、CH(振付・構成)、IN(曲の解釈・音楽との調和)が機械的に評価されているのだという摩訶不思議な考察を、それがさも正しい現行ルールの運用であるかのように方式化しておられる向きがあるのだ。

無論、プロトコルに実際に現れた数値を表やグラフ化していけば、そのような傾向が如実に表れたとしても不思議ではない。むしろ、現在のどう考えても判定ミスや押し間違いが確認されるような判定能力が疑わしいジャッジからすれば、この程度の数値のパターン化、あるいはもっと単純な採点の数式化があっても、それが普通と考えざるを得ないかも知れない。
しかしそれは、あくまでも偶然ということでなければ、ジャッジは端から形骸化した5項目で、スケートの技術のみを採点しているということを図らずも表面化してしまったということに過ぎないではないか。
採点を行っている側としてはむしろ糾弾されるべき、浅はかな採点の裏からくりを公けに暴露されてしまったというだけで、現行のルールやその運用が、決して正当であるとか妥当であるという説明になど端からなり得ない。芸術的な表現を追求して、つなぎや選曲に気を配り繊細な演技をしている選手たちにとっては理不尽きわまりない上に、あまりにも非論理的な話ということなのである。

とはいえまさきつねも決して、SS重視で他項目を振り分けている(気がする)という今の採点傾向の現実を真っ向からありえないものとして全否定して、それに対処するなと言っている訳ではない。
実際、チャン選手やキム選手といったジャッジに優遇される選手がいて、彼らのPCSがその滑りやジャンプのGOE効果で他選手よりも高く付けられているという現象があるのは紛うことなき事実なのだから、そこにいかに切り込むかという考察や視点は陣営としては確かに必要なことなのだ。

だが、「基準方式」なる言い方で格付けをしてしまってこれを公けに、しかも正当化してしまうというのは、ジャッジに対してあまりにも本末転倒なアプローチであるばかりか、(そもそもいったい利権を持たない観衆の側である人間が、何故ジャッジのためにこんなこじつけ説明をなさる必要があるのか妙な話だが、)選手がこれまでこつこつと、つなぎを作り込んだり振付やプログラム構成を変えたりして試合ごとに創意工夫を重ね、滑り込みをして音楽とのさらなる一体化を図って実績を積むという、フィギュア競技ならではの特殊な得点稼ぎの暗黙のルールを根底から覆しているのだ。

一年間、シーズンを費やしてプログラムの楽想を自分の演技としてものとすべく、地道に滑り込みをしなくても、スケーティングのスキルさえあればそこそこのPCSが約束されているというのなら、どんな曲をどんな表現で滑ろうが、それが毎度同じテイストでどんな退屈な内容だろうが、評価が下がることはないのだから、どんな振付の工夫も緻密な努力も不要といっているも同然だ。
多くの生粋なフィギュア・ファンが食傷して離反するのも、全く無理もない話ということだろう。

当初よりお伝えしたかったことが小難しく、さまざまにこんがらかってきた気がするので、もう一度簡略にお話するが、要するに今回のロシアの世界選手権、浅田選手の演技と得点、そして順位がどうしても著しく乖離して見えるのは、勿論、偏狭で独善的なコーラーによるジャンプの回転不足判定とGOEの低さが元凶なのだが、それにもましてPCSが伸び悩んだということに尽きる。

そしてこのPCSが伸び悩んだことを解釈するのに、SSが低かったからということを事由にしようという向きがあり、それをさらに採点は妥当だ、あるいは他選手を批判するのは不当だという結論につなげようとする論理をネットで見かけたのだけれども、それはあまりにも非論理的な詭弁に過ぎないと、まさきつねは思うのだ。

まさきつねも勿論、今大会の浅田選手が本調子でなく、いろいろな点で彼女らしさに欠け、決して勝利を目指した演技でなかったということは分かっている。だがそれにしても、多くのマスコミ報道は無論のこと、ネットで見る自称浅田ファンを名乗るひとの記事の中でも、あまりにも浅田選手の自信を失わせる、まるですべてがルールに対応しようとしない彼女自身の問題であるかのように書き連ねる論証が多過ぎる。

浅田選手のジャンプには確かにまだ多くの課題が残っている。3Aに頼り過ぎるモチベーションもそうだし、大分改善されてきたとはいえルッツやサルコウ、そして連続ジャンプの不確実さも、今の厳正な判定基準の中では常に綱渡り状態だ。しかし、だからこそ彼女は今季を投げ打って改造に踏み切った訳だし、あとはもう3Aばかりにこだわらずすべてのジャンプをクリーンにしていく練習を積み重ねてゆくしかないだろう。

けれど今大会の演技を至極冷静に観る限り、今のジャンプの完成度に引きずられるほど、彼女の演技が持つ芸術性は損なわれてはいなかったし、それどころかほかのどの選手にも真似が出来ないロマンティシズムの極致というべき甘い優雅さ、彼女らしい雲の上を滑っているような陶酔感はしっかりと『愛の夢』の世界を構築していたのだ。
多少、音楽にぶれた感じはあったけれども『シュニトケのタンゴ』の方も、ひとつひとつのポジションに彼女にしか表現し得ない高雅な美しさがあり、何とも不思議な意匠のコスチュームでありながら下品に落ちないのは彼女自身が持つ凛とした気品のある所作で着こなしてこそで、それらが作品全体に哀愁に充ちた世界観を与えていた。

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浅田選手はいつも何も語らず、その胸の裡は推し量るしかないのだけれど、こうした彼女の演技に対する肯定的な感想や賞賛を一切伝えることなく、彼女の戦績だけをまるで鬼の首でも取ったようにあげつらって、多くのメディアもそうだが無責任で無知な一般観衆の一部も、まるでもう価値のない特別視するには当たらない凡庸な選手であるかのように書き立てているが、そのような文章の一言一句がどれほど選手の繊細な胸に突き刺さり、彼らを追い詰めていくか、かくなる人間たちは考えたことがあるのだろうか。

さらに自称ファンでさえも成績が振るわなければ、次のステップに昇るための叱咤激励と言わんばかりに選曲や内容だけでなく、しまいには衣装や化粧にまで文句をつけ始め、ここはこう直すべき、ここは他選手に学ぶべきと一億総コーチであるかのごとく五月蠅い談義をそれとばかりに始めるが、昨季のタチアナコーチや『鐘』批判もそうだったけれども、そんなものが彼女のため、あるいはフィギュア競技のために役立ったことが果たして一度でもあっただろうか。

浅田選手にはご存知「おっさいさん」という熱狂的にコアなファンがおられるが、(まさきつねは個人的にはこちらのブログいっぱいに並んだ、熱烈きわまるラブレターのごときメッセージにはさすがに時々ドン引きはするのだけれど、)この方の常に純粋に浅田選手のすべてを是否もなく真っ直ぐに受けとめて、彼女自身の選択、彼女の進む方向を平常心で見守っておられる姿勢には、ある種のファンの鏡だろうという気がしている。

まさきつねも以前の記事で書いたが、ファンは依怙贔屓するもの、好きな選手に対しては我が子のように目に入れても痛くないという甘い見方でも仕方ない、他選手を根拠もなくこき下ろすのは論外だが、逆に、引き比べては「あの子に負けないように」とお尻を叩く必要もないという風に考えている。

浅田選手が今大会の結果で、安藤選手やキム選手らから何かを学びとろうと考えるのは彼女自身の姿勢として間違ってはいない。コーチや周囲の関係者らも当然、何らかの策なり今後の方向性なり見習うべきものはあるだろう。

だが日本のマスコミやフィギュア・ファンなら、少なくとも日本の選手たちのここが悪い、ここが拙かった、こうすべきだったと要らぬ口を差し挟むよりも前に、ましてや採点法や他選手の順位妥当性を下手な屁理屈で正当化する以前に、日本選手たちのこころに寄り添って、彼らがつまずきつつも為し得たものの真価、ほかの誰にも表現し得なかった個性的な世界観を、言葉を尽くして讃えてあげて欲しい。
間違っても理の通らないPCSの正当性とか、そのPCSが示す通り表現力が及ばないとか、くだらない理論を展開して欲しくない。

世界の頂点を極める身体芸術の表現者のポテンシャルに、個性の違いはあっても、実力の差異はないのだ。今のジャッジによるPCSの数字が示している差異は、数字による単純な操作で観衆に選手の実力差を印象付け、実際に順位をジャッジが左右しようという作為に充ちた組織の思惑に他ならないのだ。

ファンならばもっと純粋に、選手らの演技を褒め称えて、彼らの良かったところを言葉にして、次の目標を目指して歩みを続けるための糧となる励ましを与えてゆくべきだろう。


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Comment

says... "管理人のみ閲覧できます"
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2011.05.05 23:04 | | # [edit]
オレンジ says... "同感です!"
日本マスコミの報道の仕方については、もう幻滅したまま早や一年です。
五輪で靴紐が切れた織田君に、「悔いが残りますね」と冷たく言い放ったアナウンサー、なぜ滑り終えた直後の彼に「残念でしたが挫折は人を大きくします。これほどのアクシデントを経験して最後まで頑張ったのだから、きっともうどんなことでも乗り越えられます。お疲れ様でした」と言ってあげられないのだろう、と呆れたのを覚えています。その後のトリノワールドの結果に胸が痛みます。
ファンにも色々ありますが、五輪後からフィギュアのブログを読み始め、なにもわからずあちこちをうろうろしていたら、極端なアンチキムヨナとアンチ浅田真央のブログに迷い込んでしまったことがあります。

私はいくら嫌いで不正が許せないからといって、民族的な侮蔑呼称を連呼するような記事を読むのは不快でしたし、アンチ真央ブログにいたっては、ただ単純に全てのことにケチをつけ、それこそ「お前の母ちゃんでーべそ!」といった幼稚園児並みの低レベルな悪口雑言を撒き散らし、それで同じ趣味の低脳な仲間と喜び合っているという馬鹿げた代物で、そんなものを読んだらこっちまで馬鹿がうつりそうで即効でおさらばしました。

まさきつね様達の所にたどり着くまで随分くだらない回り道をしてしまったようですが、あんな低俗でただ悪意に満ちたものを垂れ流しておいていいものですかね?
言論の自由とはちと違うと思うのですが…。

今回テレビでの何人かの芸能人の発言で腹立たしいものがあったのですが、他ブログでラサール石井の最低発言のことを知り、怒りを通り越してあまりの情けなさに胃がおかしくなりそうです。
偏差値が高いだけの低俗な人間っているものですね。
こんなお下劣な話題を持ち出してすみませんでした。

ロシアの演出をテレビ放映でもっとちゃんと観たかった。韓国テレビの放映はもう沢山です。
2011.05.06 00:12 | URL | #FxFTfupE [edit]
Canadaから says... "海外での安藤選手とのインタビュー"
こんにちは、まさきつね様。
スポーツナビのツイッターで今話題になっているロシアの元高飛び込み金メダリストで現スポーツ記者の安藤選手とのインタビュー記事をおろしあ国夢日記(http://pagumomo284.blog.fc2.com/blog-entry-5.html)のパグ犬もも様が翻訳紹介しています。日本のマスコミには、絶対語ってくれない内容と当然のごとく日本のフィギュアファンは感じているようですね。
また、先日放送されたCBCローカル放送(地上波)の思いっきり編集されたガラの安藤選手(泣いていたので多分)演技後のアービング女史のインタビューで、モロゾフ氏への感謝全開でコメントしていました。勿論、日本の状況や周囲の人々、ファンや観客への感謝の気持ちも語っていましたが、ほぼ7割が、モロゾフ氏へのものだったような印象でした。(まあ質問の内容がそんな答えになっても不思議ではなかったせいもあるので当然と言えば当然なのですが。)これも絶対日本のマスコミには、語らないであろう内容でしたね。
最後にビアンケッティ女史の最新ブログ、A wonderful World Championships(http://www.soniabianchetti.com/writings_wonderful_worlds.html)。タイトルのごとくTV観戦だったが、いたく感動されたようですね。でも、女子シングルSP1位は、安藤選手であるべき、FSは、要素の下限数だけ決めてもっとプログラムの自由度を等語っておられます。
しかし、カナダ女子は、ついに1枠になってしまい、男子もチャン選手は優勝したけれども2枠、日本のマスコミなら叩く所でしょうが、それはないようですね。まあ、アイスホッケーのNHLが佳境だし、世選もクライマックスがこれからなので当然なのですが、アマチュアスポーツに関しては、総じてカナダマスコミは応援傾向なせいもあるでしょう。
素人のマスコミが、結果との辻褄合わせのために下手な分析などするより、玄人筋(引退した選手や元ジャッジ)の感想やコメントを集め、間接的にルールへの疑問や提言を放送するような形で、もっと選手を応援するスタンスをとるべきだと思います。
真央選手、別の意味でマスコミの(うざい、的外れ)報道が減ることをファンとしては期待しています。今回は、震災と調整の失敗だったことは間違えないですし、ジャンプ矯正の途上、3Aのダウングレードを食らって、それでも6位は悪くないです。マイズナー選手など同じようにジャンプ矯正に挑んで、怪我に泣き、その結果世選にも出られなくなってしまったことを考えれば上出来です。
SS点基準のPCS採点、今回の女子はそんな感じですが、男子は、今や矛盾の極みですね。どう見ても実績考慮のPosition Control Score 順位操作点に成り下がっています。特にFSのPCSとTESとの差がトップクラスの選手の演技で10点以上あったりするとSS点基準で採点しているとは思えないのです。
ペアのようにSSとTRの係数を他の3つの構成点と違えて、よりフィギュアスケートをスポーツ化する方向もその内検討されるかも知れませんね。
また長々と失礼致しました。 
2011.05.06 00:18 | URL | #QU3xRRRs [edit]
まさきつね says... "ご推察通り"
…さま
初めまして。ご訪問うれしいです。
大体ご推察の通りです。理論というのは仲間内で盲目的に同調してしまうと、その非論理性に気づかずに暴走する危惧があります。そして理論を展開するのに溺れて、肝心の選手を追い詰めてしまうのでは本末転倒も甚だしいということになります。
浅田選手は稀に見る身体芸術の表現者です。フィギュアというジャンルを超えた芸術性と独特の世界観を内在しています。他選手に学ぶにしても、それはあくまで戦略の範囲で、PCSの見直しなどではない。今の彼女に一番必要なのは、作為的なマスコミや懐疑的な一部観衆によって失われた笑顔と、自らの選択に対する自信です。
ファンは彼女が精進する姿を、その世界を信じて一途に愛してあげて欲しい。彼女ほどフィギュアを愛している選手はいない。その愛が正しく報われるように、見守ってあげて欲しいのです。
2011.05.06 00:25 | URL | #- [edit]
meiling says... "No title"
まさきつねさまこんばんは。
真央さんは確かに万全ではなかった。でもあの点数は不当に低すぎる、と私も思います。
ただ、真央さんならこの失敗からたくさんのことを学んでくれることでしょう。そして、「いつも最後には神演技を見せてくれる真央さん」という重圧からも解き放たれたのではないでしょうか。
さらに今は、佐藤チームの一員です。小塚選手という良いお手本も側にいてくれます。来期もきっと、より進化した真央さんを見せてくれると思います。
ウィダーサポートチーム再結成!のニュースがありましたね。ソチヘ向けての第一歩でしょうか。
2011.05.06 00:33 | URL | #F9U5ob0. [edit]
myaaco says... "真央さんの情趣"
まさきつねさま 
私も世選後に、いくつかのフィギュアブログや、そこへ寄せられているコメントを読みながら、下世話な論評や詮索に、心を傷めていました。心が傷むなら読まなければいいのですが……。
まさきつねさま、よくぞ書いてくださいました。
私にとって、世選の真央選手の演技は、とても情趣の伝わってくるものでした。
ヨナ選手の、冷え冷えとした空洞が見えるようなものとは、質が違いました。ですから、藤森さんが「(ヨナさんの演技からは)伝わってこない」とズバッとおっしゃってくださったとき、この解説を聞くだけでJスポーツプラスに加入した意味があったと思ったものです。体調が万全ではない中でも、スケートへの、滑ることへの思いを切らさない真央選手、あらためてすごい人だと感じます。今季の経験を経て、来季の真央選手の演技がどんな深みを増すかを、楽しみに待ちたいと思います。


2011.05.06 00:56 | URL | #wqX3LaNA [edit]
まさきつね says... "もっと優しく、大事に"
オレンジさま
コメントうれしいです。
ラサール石井さんは例の「棒っ切れ」発言ですね。まったくセクハラ親父の下賤な発想には毎度ながら困りものですね。
以前の記事でも書きましたが、人間の品性は何をなすべきかではなく、何をなすべきでないかで決まるのです。言うべきでない、すべきでないことをしでかす人間があまりにも多過ぎます。浅田選手は余計なことは一切語らないのに、何故周囲は彼女が語らない多くのことを思いやってあげないのでしょう。
震災の直後でも、彼女がまるで被災者のことを思いやらず自分の練習のことしか考えていないかのように報道するメディアがいました。それを棚に上げて、今回体調不全だった彼女をまるで大会時期にあわせて照準を合わせられなかっただの、意識に欠けるだの、言い訳だのと、さらに追い打ちをかける人間もいます。何をかいわんやです。
アンチはまさきつねも賛成しません。でも報道の多くがキム選手をよいしょして、浅田選手には否定的なのも事実です。(日本のマスコミは何故かヴィットVSみどりさんの時代から、外国人選手に甘く日本選手には冷たいですよね。)
傷つきやすい選手たちを、もっともっと優しく、大事にしてもらいたいものです。
2011.05.06 01:38 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "頭の痛いことばかり"
Canadaから さま
コメントと情報、いつもながらありがとうございます。
安藤選手はもうとっくに日本のマスコミを見限っているので、語るべきところに自分の思いを吐き出したということでしょうね。安藤選手はやはりこうした点で、浅田選手よりも経験上、一歩先んじていますね。
ビアンケッティさんも基本的にはキム選手の技術力などは評価しておられると思います。しかしやはり、昨季もそうでしたが今季のワールドも彼女がSP一位というのには納得されていないようですね。FSの自由度はもっともな提案だと思います。多くの選手の演技が冗長にしか感じられませんから。浅田選手のプログラムみたいに時間があっという間にしか思えないくらい、要素が詰まっているのは稀なんですよね。
仰るように素人ファンは、下手なジャッジ分析で自分を納得させようと努めるより、素直な応援姿勢をとるのが賢明なのです。このたびの田村さん、藤森さんのように真っ当な発言をしてくれる人も大勢いらっしゃるのですから。逆に偏向報道には間違ってると言えばいいのです。
SS基準方式なる考え方は、あてはまる場合もありますが、仰る通り今大会男子はまったく的外れです。高橋選手銀メダルを画策していたけれど、アクシデントで…という裏事情がミエミエです。(無論これは高橋選手、小塚選手を罵倒して言うのではないのですよ。ふたりとも台乗りの実力、才能に疑いないのです。)おかしなPCSを駆使して順位固定をしようとするジャッジングが勝手に矛盾をきたしているのですよね。
まったくもってどうにかならないものか、ロシアがどうルール改正の策を練ってくるかが鍵かもしれませんね。
2011.05.06 02:08 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "少しでも声を"
meilingさま
ご訪問うれしいです。
浅田選手がこのままではいない、必ず立ち上がって、ミラクル・マオを覚醒してくれる…とファンなら誰もが信じていると思います。そして今の彼女でも、充分その片鱗を垣間見せてくれる演技だったことをファンなら分かっている筈なのです。
だからその声を少しでも多くのひとが上げてくれると良いと思います。マスコミの過小評価報道や、芸能人の中傷発言を払拭するくらい、浅田選手の自信を取り戻してあげられるくらい、温かな励ましのこもった声を上げて欲しい。
彼女はきっと立ち直るけれども、少しでもその手助けになる言葉をやっぱりかけてあげなくっちゃ。まさきつねはこのたび彼女の痩せた身体を見て、黙ってばかりいては駄目なのだと思ったのです。
2011.05.06 02:19 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "こころに伝わってきたものを"
myaacoさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
毎度、マスコミの酷い報道に心を痛めるファンは多いと思います。でも素人のブログやネットの書き込みの中にも、選手たちを傷つける心ない言葉は溢れています。そしてファンであってさえ、時として何だか頓珍漢なこじつけや分析をしたりして、結果として余計なお世話みたいな的外れなことをしたりしているものです。
ファンなら、もっと素直に好きな選手を心から応援しましょう。他選手との比較も評価も簡明なく、そんなものは二の次三の次にして、とにかく好きな選手の世界観、その魅力に「うっとりと」すればいいのです。
何も心に伝わってこない選手のことなど放っておいて、自分のこころに伝わってきた選手のスケートを、ただ良かったと一言言ってあげることが大事なのだと思います。
2011.05.06 02:31 | URL | #- [edit]
meiling says... "真央さんの記事が"
まさきつねさまおはようございます。
早速の返信ありがとうございます。真央さんが自信を持てるように、そうですね。十分な練習と、満足の演技、スタンディングオベーション。結果がすべてを癒すのですが、信頼できる方に良いところを褒めていただくのが一番自信になるかもしれませんね。
私はファンなので、真央さんを励ましたい気持ちはいっぱいですが、真央さんはマスコミ・ネット・ツイッター見てないのではないでしょうか。信書も直接見ないようにしていると聞いたことがあります。真央さんを傷つける悪意に満ちたものがあふれていますからね。
Canadaからさまご紹介の、安藤選手のインタビュー記事訪問させていただいたところ、試合前の真央さんのインタビュー記事も翻訳されており、とても興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
ロシアの記者さん、前回の世界選手権にキムさんはいなかったと誤解されてたようですが、美姫さんの通訳で真央さんの率直な気持ちが聞けてよかったです。
2011.05.06 07:22 | URL | #F9U5ob0. [edit]
まさきつね says... "ファンの心をひとつtに"
meilingさま
再度のご訪問うれしいです。
まさきつねも浅田選手ご本人がネットや記事を読むとは思っていません。でもマスコミやネットで蔓延している空気は何故か伝わるものです。
特にファンを自称するブログの雰囲気が、応援するというよりも他選手に学ぶべきという、妙な教育ママのごときメッセージを発信し始めたら、たちまちその風潮は広がって、彼女に混乱を与え自信を失わせるという弊害を招きかねません。
何のかのと口出しせずに、ファンは温かく見守っている、その心をひとつにして彼女にメッセージを届けるのが今は一番大切ではないかと思いますよ。
2011.05.06 08:16 | URL | #- [edit]
ちゃんちゃん says... "怖いです"
 まさきつねさま、おそらくはじめてコメントさせていただきます。 よろしく御願いいたします。

> ところが世の中には不思議なもので、こうした5項目のコンポーネンツをISU側がルールでしっかり提示しているにもかかわらず、演技構成点はSS(スケートの技術)を基準として、後の4項目TR(要素のつなぎ)、PE(演技力・遂行力)、CH(振付・構成)、IN(曲の解釈・音楽との調和)が機械的に評価されているのだという摩訶不思議な考察を、それがさも正しい現行ルールの運用であるかのように方式化しておられる向きがあるのだ。

 まさきつねさまのこの記事の部分、僕も他ブログで目にしましたが、怖いと思いました。
 アンチ○○だけのブログも問題だと思いますが、こうやってジャッジを否定・糾弾することを良しとしないのか、逆に明文化されていない基準を肯定して正当化するというのは実に怖いなと・・・

 実は僕自身、真央ちゃんファンでは有りますが、それほど今回の得点そのものには不満が有りません。 以前ならPCSなんてそう簡単に60点超えが出るものでは有りませんでしたから、真央ちゃんの今回の演技で60点を下回ってもさほど違和感有りませんでした。 むしろ、ヨナ選手は元より、安藤選手のPCSの高さに違和感を感じたくらいです。 もちろんチャン選手のPCSは異常だったと思っています。
 ただ、今大会に関しては、真央ちゃんと村上選手のDGやURのジャンプは全て1段階厳しかったと思っています。 逆にコストナー選手のSPの転倒3FはURだったはずとも思っています。 こういう不公平は今後も自身のブログで書き続けたいと思っています。
2011.05.06 08:25 | URL | #bM4TJFTs [edit]
まさきつね says... "おかしいものはおかしい"
ちゃんちゃんさま
初めまして。こちらこそよろしくお願いします。
そうなんです。アンチで対抗選手を叩くのも問題ありですが、それとジャッジの問題点に目をつぶる、どころか正当化してしまうのは、全く別次元の話です。
今のジャッジやルールに課題が山積みなのは、どう見たって明らかです。DGやURの基準が選手によって全く違うこと、GOEによる二重減点、PCSの非論理性、可笑しな話ばかりです。浅田選手がいくら妥当な評価といったって、ほかの選手が優遇された評価を受ければ、そんなものは端から絶対評価と呼べないのです。順位というのは必然的に相対的なものなのですから。
ファンが騒ぐと選手に迷惑がかかるなどと言って、口を封じ込めるひともいますが、間違っていることを間違っている、正しいことを正しいと声にすることが何故、選手たちの迷惑になるのでしょう。むしろ選手たちが口に出来ない分、周囲がしっかり目で見て感じた不公平をおかしいと言ってあげなくちゃ。選手を信じて、守ってあげなくちゃいけないんです。
拙ブログみたいな小さな声でも、まさきつねはおかしいものはおかしいと言い続けますよ。
2011.05.06 13:39 | URL | #- [edit]
cha says... "そんなに"
悪くなかったですよ、真央ちゃん。

調子が上がってなかったのとジャンプの完成度が四大陸より後退してたかも知れませんが、その他の流れは相変わらずしなやかで美しいポジションも盛りだくさんでした。バレエやってる連れが”きれい...”と無意識につぶやいてましたから。(え~!ジゼルじゃな~い!私この曲好きなのにー!とも言ってましたけど)
キスクラでほっとしてる顔を見たので、その日に出せるもの全てを出し切ったのだと思います。

今回は順位決めのPCS査定が見え見えでしたが、最近不可思議なジャッジに物申す関係者も増えてきているので、改善されることを願ってこれからも応援しようと思います。
2011.05.06 14:11 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "自然で素直な感想を"
chaさま
コメントありがとうございます。
日本ではあいかわらず妙な動きをする方面があるのですよ。一体何の利権があるのか、まったく不思議です。
観る目がないというより、観る気がない人間たちは、順位というレッテルで演技を見るんです。拍手や歓声まで編集した映像なら尚更印象操作されます。絶対に競技のライブ映像を流さない地上波で、いい加減観衆の眼も曇らされてきましたが、気づく人は気づき始めました。でもまだ、マスコミは不可思議なジャッジに輪をかけて、おかしな報道をしているのですよ。
chaさまのような、ごく自然にご覧になった素直な感想を、もっと多く届けてください。
2011.05.06 16:15 | URL | #- [edit]
cerestia says... "ほっとしてしまいました。"
こんにちは。
まさきつねさんが「摩訶不思議な考察」とおっしゃった文章、すでに読んでいました。
多くの方がそれに納得してしまったことにとても不安を覚えました。
滑りが粗くても表現や振り付けに魅せられる選手やプログラムというのは確かにあります。(具体例がパッと言えませんが、今回のレオノワ選手のフリーは滑りが粗いとは言えませんが、表現や演技力に惹き付けられる会心の演技だったと思います。)
その試合の演技に基づいて採点されることにはなっているのでしょうが、試合ごとに(誰が出場するかによって)変動したり上昇しっぱなしになったりするというPCSをどうやっても理論づけて納得させるということにムリがあると思うし、
何よりもあのPCSをなぜ正当化する必要があるのかと思います。

ファンは選手たちがどのように試合の準備をしているのかなんて裏舞台をほとんど知りません。
このいまだかつてない日本の男女シングル黄金時代にその素晴らしさを堪能できる年代で生きていられることに感謝こそすれ、何で「あの選手を参考にすべき」などと言えるのでしょうか。まさきつねさんの「…そんなものが…一度でも役に立ったであろうか」に胸がスッとした思いです。
もちろん、「この曲をすべってほしい」「こんな色の衣装はどうかな」とあれこれ希望してしまうことはあります。
声をあげる方向性を間違えないように、そして安藤選手の優勝でよかった、だけで終わらせないようにファンとしてどうするべきか考えながらフィギュアスケートを楽しみ応援させていただきたいと思います。
2011.05.06 17:02 | URL | #0n48PNnA [edit]
まさきつね says... "ファンは親のように"
cerestiaさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
まさきつねも拙ブログで、こんな曲がこの選手に良いなとか、この衣装はこんな印象だったなという感想は何度も書いたことがあります。ファンの楽しみのひとつですよね。こうした方が良かったかもという意見も述べたことはあります。でもこうすべき、とかこれはあり得ないという、相手の考えを真っ向から否定する意見の押しつけは建設的ではないのでNGです。
逆に考えれば、PCSはこういう方式で正当的なものだからジャッジを批判してはいけないというのも筋違いだと思うのです。(まさきつねはSS基準の理論など、どう考えても何も正当化できないと思っていますが)どんな人間も、過ちはあるし間違いはあるし、失敗もします。それを指摘しつつ確認しつつ、良い方向を目指すのは大事なことです。でも、浅田選手を叩いているマスコミや一部の観衆は、やっぱり失敗、全然ダメ(ある芸能人に至っては男性と姦通しろ? もう無茶苦茶ですよね)と一方的にケチをつけて、彼女を傷つけることだけを目的としています。
そんな中で仮にもファンを標榜している方までもが、ジャッジは妥当、他選手を模倣とすべしなんて言い出したら、彼女の今の精一杯に対する真価は誰にも評価されないことになってしまいますよね。
ファンは親が子を見守るように選手を応援してあげれば良い、でも間違っても教育ママみたいな頓珍漢な口出しはせぬことだとまさきつねは考えています。
2011.05.06 17:52 | URL | #- [edit]
miyu-rimiママ says... "賛成です!"
こんばんは。
私もSS基準方式なるものを拝見しましたが、すっきり納得できませんでしたので、私って偏屈かしら?と感じていましたので。。それに、安藤選手キム選手を見習うところもあるのでは?という提案も取り上げたりと、ますます本当に皆さん、真央さんのファンなのだろかと思えてきてしまっていました。
ですから、こちらでこうした文章を拝見して、やはり、私の感じたことは偏屈だからではなかったとホッとしております。ありがとうございます。

さて、和田秀樹さんという方が、「タレントはロ○○とマル○○に気に入られたいからだろう」とテレビタレントのキム選手上げ発言の多さを推測していました。まあ、フィギュアファンにとっては今更という内容ですが、やはり、この国のマスコミのおかしさは、年々明らかになってきていると感じます。フィギュアにとどまらず、政治の分野でもそうしたことは一般ブログで度々目にしますし。いずれ膿は全て出きってしまう日が来ると感じます。

さて、真央さんですが、先程、小塚選手とTheIceの記者会見の模様が映っていました。少しお顔が戻ってきたようでしたので、いろいろホッとする時間が持てたのかもしれません。そうであれば嬉しい事です。
それから、思ったのですが、小塚選手、復興支援が「フィギュアは(他のスポーツよりも)遅れて」るので頑張りたい的な発言をされていました。アマチュアスポーツですし、そうした負い目は感じなくても良いのではと思いましたし、団体競技でない分、シーズン終盤の最大の試合が控えている中、個々の動きは取りにくかったでしょうに、とも思いました。でも、そうした思いやりの心があるからこそのご発言だと思いましたので、応援していきたいなとますます感じました。
小塚選手(真央さんも?)7月後半のこのチャリティーショーに新プログラムが間に合えば、とおっしゃっていましたよ。小塚選手は確か来週末はカナダのショーにご出演とか。真央さんは少しゆっくりなさってからの始動になるかもしれませんがそれでも今月半ば以降には何かしらのアクションがあるかもしれないなと思うと、また楽しみになってきました。
ともかく、選手の皆さんのお心をありがたいと思いつつも、どうか、負い目に感じすぎることのないよう、そして、どうか、今後も事故なく、怪我なく、練習の成果が発揮できますよう、お祈りしていきたいと思います。




2011.05.06 18:54 | URL | #- [edit]
saho says... ""
はじめまして。これまでもまさきつね様の温かい文章が好きで何度もお伺いしていましたが、この記事に殊に感銘を受けましたので、コメントさせていただきます。

ファンならもっと選手のことを褒めて、元気を与える存在でいるべき――今のフィギュアブロガーに最も欠けている姿勢なのかも知れません。かく言う私もフィギュアブログを書いているのですが、つい要らぬことを書いてしまうことも多く、大変反省致しました。

ただ、難しいと思うのは、採点の理不尽さについてどのように触れていくかということです。例えば「〇〇選手はメダルをもらうべき」とか書いたとしても、ではその分メダルを貰えなくなる選手は誰なのか?その選手についてアンチと取られないように批評するにはどうしたらいいのか?そのバランスが非常に難しいと思う次第です。

長々と失礼いたしました。
2011.05.06 19:17 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "日本の至宝"
miyu-rimiママさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
ある特定選手のファンだと、ほかの選手について少し否定的になるとアンチと叩かれる、それが嫌だと仰る方もいますが、それを回避するために好きな選手をわざわざ追い詰めるようなことをしては本末転倒ですよね。
ファンなら、大好きな選手の自分が一番素晴らしいと思っているところを沢山言葉にしてあげる、良い時も悪い時も一番素敵なところを褒めてあげるというスタンスで良いのではないでしょうか。
少なくともまさきつねはそう思っています。
浅田選手、ワールドの肩の荷も下りて体調が戻ってきたようですか。安心しました。仰る通り、フィギュアはもう日本選手たちのめざましい活躍でマイナーなスポーツではなくなっていますよね。でも選手たちにはまだ、負い目のような意識があるのでしょうね。だったら尚更、声を大にして、あなたたちは日本の至宝だと言ってさし上げたいですね。
偏屈なマスコミがウィンタースポーツのジャンルのひとつくらいにしか持ち上げてあげないけれど、世界の一位二位を争える競技なんて、ほかにそうそうないのですから。そしてスポーツとしてだけではなく、芸術として感動を与えてくれる競技もなかなかないのですから。
2011.05.06 20:08 | URL | #- [edit]
nori says... "No title"
こんばんは

まさきつね様に伺いたい事があって久しぶりにのぞかせていただいたのですが今までの分を読んでいたら時間がなくなってしまいました。またの機会にさせてください。

miyu-rimiママ様
和田秀樹さんのそのコメントはどこで?是非教えてください。
The Iceもオリンパスからロッテになってしまったのがちょっと、、、

今回のエントリーに関係ないコメントですみません
2011.05.06 20:21 | URL | #8fEh5mPc [edit]
まさきつね says... "仕方ないです"
sahoさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
まさきつねも貴ブログを拝読しています。なかなかバランスのとれた表現で、言いたいことを言う、思っていることを伝えるというのは難しいですよね。
仰る通り、言い過ぎたり言い足りなかったり、しかも誤解のないように言葉にするのは大変です。それでも、今確かに、何かおかしなことが行われている、そして正しく評価されるべきものが評価されないでいる。絶対素晴らしいものが泥に埋もれたままでいると思うから、お互い一生懸命記事にしているのですよね。
アンチ、と決めつけられるのは確かに心外なのですが、時には甘んじてそれも受けねばならないのかも知れません。チャン選手やキム選手の持ち味も長所も充分理解出来るのですが、どうしたって感動しない、面白くない、表現している世界が(藤森さんの言葉を借りれば)「伝わってこないですね」というありさまですから、仕方ないのですうう(苦笑)。
2011.05.06 20:29 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "またいつでも"
noriさま
ご訪問うれしいです。またいつでもお時間のあるときお越しください。
miyu-rimiママさまから教えていただいた和田秀樹さんのコメントは、彼のブログの記事にありますよ。とてもずばっと、切っておられます。
それではまた、ご訪問お待ちしております。
2011.05.06 20:37 | URL | #- [edit]
かず says... "No title"
まさきつねさん
私もあの人の問題発言、ネットで見てしまいました…。見なければよかったと思いました(-_-;)
「真央ファンは(メディアの報道に対して)神経質すぎる」という意見(ネット上のものですが)を今までちょこちょこ見かけてきたので、なるべく気にしないようにと心がけているんですが…真央選手のファンだからとか以前に酷いですよね(泣)
引きあいに出されていた安藤選手とキムヨナ選手に対しても失礼だと思いました。
なるべく選手の皆さんの耳に入らないことを願います…。

私はフジで見ているんですが、録画しておいたのを後で早送りしながら見ています(苦笑)
けれども、カットされた部分は分からないので…生でちゃんと放送してほしいですね。。
ヨナ選手の演技は、省エネとか以前になんだか元気がないというか心ここにあらずというか…どうしちゃったんだろう?という感じでした。
安藤選手の演技は、最初から最後まで目が離せなかったですね。。こういうのが表現力っていうんじゃないのかなと思いました。
2011.05.06 21:52 | URL | #- [edit]
ちゃんちゃん says... "おっしゃる通りです"
 まさきつね様、早速返信コメントいただきまして、ありがとうございます。

> 間違っていることを間違っている、正しいことを正しいと声にすることが何故、選手たちの迷惑になるのでしょう。むしろ選手たちが口に出来ない分、周囲がしっかり目で見て感じた不公平をおかしいと言ってあげなくちゃ。

 まさきつね様のコメントのこの部分、本当におっしゃる通りだと思いました。 僕はそう思っていても、文章にできて無かったので・・・

 話は逸れますが、僕は建設会社でクレーム対応の仕事をしています。
 自分のスタンスとしては、自社も顧客も関係無く、極めて公平なジャッジと対応をすることが自分の仕事と信じてやっていますが、実際には自社の営業的スタンスからやけにサービスしろと言われたり、その逆を要求される場合も有ります。 もちろん顧客側からも過剰な要求をされることも有ります。 そういう中、正しいことを正しいと、間違っていることを間違っていると言うことがどれほど難しいことかとは思いますが、今後も今まで同様、自分のスタンスを変えずに仕事もブログもやって行きたいと改めて思いました。

 ちなみに僕が初めて発見した真央ちゃん応援ブログの管理人さんは、他の選手を貶めるような発言をしたり、ジャッジを批判したりするようなコメントを嫌われていました。 しかし、おかしなジャッジを肯定することもしなかったので、僕はそれはそれでそのスタンスを尊敬していました。 しかし、おかしなジャッジを否定することを批難するどころか、そのおかしなジャッジの仕方について、わざわざ明文化されていない基準をこじつけて肯定するようなブログを見て、この方々は本当のフィギュアファンなのか? と大きな疑問を感じていました。
 まさきつね様のこの記事に多くの方が同意のコメントを寄せられていることで、まだまだ日本のフィギュアファンは大丈夫だなと思わされた次第です。

 このような記事を書いていただき、本当にありがとうございます。
2011.05.06 22:29 | URL | #bM4TJFTs [edit]
nikuman says... "特別な存在"
神様からのギフトとして、背中にフワフワな小さな羽根と上等なスケート靴を貰って生まれてきたお嬢ちゃんが真央さんですよね。
だから、理不尽なルールに潰されても潰されても、けっしてめげないし、スケートが大好きなんでしょう。
選手達は、体幹を鍛えて、ブレないスピンやスパイラルを目指しているはずです。
見守るべきファンも、しっかり体幹を鍛えてブレずに応援したいものですね。
基礎からスケートを見直している途中なんですから……
まだ道半ばですよね。
ついつい結果を期待してしまいますが、とてつも無く大変な事なんですよね。
今回の調整の失敗は、ソチの直前でなくて良かったと思いました。
きっと再結成した“チーム真央”は、食事だけで無く、メンタル面も含めて、二度と失敗しない事でしょう。
ところで、舞さんに衣裳のデザインをお願いしたいなって、思いませんか?
2011.05.06 22:35 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.05.07 01:47 | | # [edit]
まさきつね says... "日本の選手は凄い"
かずさま
コメントありがとうございます。
>「真央ファンは(メディアの報道に対して)神経質すぎる」という意見
これはまた随分と頭から決めつけた話ですね。こんなことも仰っているのですか。
誰かのファンとか関係なく、メディア報道に対して鈍感であれ、目をつぶれみたいなことを言っていたら、浅田選手はあのひどい報道に対して、常にひとりで矢面に立つことになるではないですか。
あの憔悴した浅田選手を誰もがご覧になりましたよね。まさきつねは世界選手権直前、考えていたよりもずっと浅田選手の報道が少なくて、聞こえてくるのは韓国選手の話題ばっかりだったので妙だなと思っていました。そして、ふたを開けてみたらあの姿…これは絶対、震災の直後に彼女に対してマスコミが、被災地のことも考えず自分の練習のことしか念頭にないなどと非難めいた報道をしたショックが関係していると察しました。あまりにも世選直前に彼女が体調不全だったので、マスコミもさすがにまずいと思って自重したのではなかったでしょうか。
あの一か月の間に、日本選手たちが練習に打ち込めるように、スケ連は公式に何かちゃんとした慈善活動をさせてあげるべきではなかったかとまさきつねは個人的に感じています。どの競技に限らずスポーツ選手たちは多かれ少なかれ、自分たちだけがスポーツに興じていいのかと自問自答していたのですから。
来季の三枠、男女ともこんな状況下で良く獲ってきたと改めて日本の選手は凄いと、彼らの努力を賞賛しますよ。
2011.05.07 02:41 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "大事なことは"
ちゃんちゃんさま
再度のご訪問うれしいです。
>話は逸れますが、僕は建設会社でクレーム対応の仕事をしています。
仕事であれば尚更いろんな方面の立場や顔を立てなくてはならないので、なかなか正しいことを正しいと貫く姿勢でいるのは難しいですよね。まさきつねも自分をふり返ってそう思います。長いものに巻かれろというのが、世間に波風立てず日和見でやっていく基本ですから。
でもそれでは本当に駄目なんですよね。
まさきつねが見た自称浅田ファンのブロガーさんには、そういう臭いを感じました。
他選手を批判しない、という態度は確かに立派です。でもジャッジを批判しないというのは、ちゃんちゃんさまも分かっておられると思いますが、明らかにそれとは別次元の話だと、それこそ体制への迎合に過ぎないじゃないかと思うのです。
今大会の結果を見たって、浅田選手が闘っているのはルールとジャッジなんですよ。キム選手はその象徴に過ぎない。彼女は現行ルールとジャッジの優遇選手ですから。だから裏を返せば、キム選手個人を非難したって始まらない。現行ルール(回転不足ばかり点が下がりすぎる)とジャッジ(とられる選手と取られない選手がいる)の不公平を、こじつけた理論で正当化してしまっては元も子もないということなんですよね。
まさきつねはこれまで、他ブログの問題に首を突っ込んだことはないのですが、今回はあまりにも多くの浅田ファンを巻き込んで全く見当違いの原理を植え付けようとしておられるみたいに感じたので、この記事をエントリーしたのですが、多くの方に趣旨を分かっていただけて安心しています。
大事なことはひとつだけ、間違っていることは間違っている、と肌で感じたことをしっかり言葉にしていきましょう。
2011.05.07 03:12 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "分かってあげなくちゃ"
nikumanさま
コメントありがとうございます。
誰にとっても大事な神さまからのギフトだと思います。そんな選手をファンは守ってあげなくちゃ、苦労の中身を分かってあげなくちゃ駄目ですよ。
仰る通り、彼女の道はまだ半ばです。でも立ちふさがるものがあまりに多い。
ルールとジャッジの問題は、彼女自身の問題でもなければどの選手個人の問題でもないんです。
ルールとジャッジに問題がないなんていうのは、嘘です。どんな理論だって正当化出来る話じゃありません。だから安藤選手はジャンプの難度を下げて、ルールを逆手にとって対応したのじゃありませんか。
ソチまで時間があるようであっという間だと思います。ルールとジャッジをめぐって、険しい道のりがまだまだ続くと思います。そのことを分かってあげないと、選手たちは浮かばれないですよ。

衣装デザイン…舞選手はセンスが良さそうですよね。でもタチアナコーチのデザインも、こきおろす人が多いですが、バラードの衣装は可愛かったと思うのですよ。まさきつねは個人的に『鐘』や『仮面舞踏会』の衣装も否定派ではないです。
浅田選手は演技に苦労すると、衣装に迷う気がしますね。『タンゴ』は一番最初のデザインを、最後まで貫いた方が良かったかも知れませんね。
2011.05.07 03:28 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "守ってあげましょう"
…さま
再度ご訪問ありがとうございます。どうぞ、何度でもコメントください。
仰る通り、フィギュアの採点に必要なのは、「美しさや芸術性を見つめる視点」ですよ。スケーティング・スキルも勿論大事ですが、それは技術点やGOEで評価すれば充分ではないですか。ISUはスキルを二重加点して、ジャンプを二重減点しているんです。そして肝心の芸術性評価は、理の通らない順位固定に利用しているだけです。
小松左京さんの、「私は、真央選手のほうがヨナ選手より、人間として華があると思った。そういうものを数値化する方法がフィギュアにはあると思ったのだが、ないのですね」という発言は素晴らしかったですね。
でも確かに芸術性も人間性も、残念ながら数値化する方法はないと思います。
(人間性に至っては、キム選手が賞金を寄付したという報道だけで、彼女は素晴らしいそれに比べて日本の選手は…なんて早飲み込みする愚鈍な人間がいくらでもいます。わざわざ名前を掲げて寄付をする輩は単なる売名行為ですよ。彼女はこれまでも同じ手法をさんざんやって、セレブ的地位を築いてきたのです。寄付自体は悪いとは言いませんが、だからほかの選手たちは何もしていないなんて、結論を出す愚か者が多過ぎますよね。)
まさきつねは他選手への攻撃はNGと思っていますが、他選手を盾に理不尽に攻撃される浅田選手は擁護されて然るべきと思っています。オーサー事件の時も、浅田選手は何だか変なコーチ横取りの疑いをかけられて、それに対してまともな反論をした日本の公人やマスコミはいなかったですよね。日本はさずかった宝をしっかり守ってあげないと、駄目なんだと思っています。
2011.05.07 03:57 | URL | #- [edit]
うずら says... "SS基準って流行ってるんですか?流行らせようとしているんですか?"
こんばんは、まさきつね様
最初、SS基準なるものが何なのかさっぱり分かりませんでした。
当たりをつけて、以前はよく見に行っていたフィギュアスケートサイトの常連さんのブログでその言葉を見つけたのですが、コメント欄も賑わっていないし、問題視されているブログじゃないと思い、他に探してみたらありました。
「SS基準のおかげで今は採点に矛盾を全く感じずに見れるようになりました!」と、まるで通信販売の宣伝みたいな意見で賛同されている方もいるようなので、ある意味羨ましい( ´_ゝ`)フーン
私が見たブログ(コメント)は二箇所ですが、SS基準とセットでかたや「キム・ヨナが一番上手」、かたや「別格すぎるチャン」と言う文字を見つけてこれまた( ´_ゝ`)フーンです(そりゃトップクラスの一人には違いないでしょうけど)

私なんかと違ってとてもフィギュアに詳しい人達なんでしょう。
ですが、元フィギュアスケート選手や30年来のオールドファンの方達もそうなんですが、フィギュアを守りたいのではなく、ご自分やジャッジを守っているように感じます。
あと、「勉強不足」という言葉等で、ルールやジャッジに懐疑的なファンを牽制するのも同じでうんざりです。
フィギュアの問題点は余りにも複雑に入り組んで厄介ですが、「表現力」に代表されるいくつかの言葉と同じように、これからこの「SS基準」なる便利なものでもって、ジャッジやルールを肯定する輩がたくさん出てくるのでしょうか?
2011.05.07 04:02 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "絶対に駄目です"
うずらさま
コメントありがとうございます。
>「SS基準のおかげで今は採点に矛盾を全く感じずに見れるようになりました!」と、まるで通信販売の宣伝みたいな意見で賛同されている
「通信販売の宣伝」という表現には笑わせていただきましたが、全くその通りです。まさきつねが恐ろしいと思うのも、通信販売に踊らされるように、誰もが自分の頭で判断することをやめて、ジャッジはプロなんだから正しくて当たり前、SS基準が前提なんだからこの採点は当たり前、と納得してしまうことなのです。
「○○選手が一番上手」「○○は別格」という言葉も恐ろしいですね。こんなことを言っていたら、端から競技で争う必要ないではありませんか。ワンマン・ショーで充分です。
そもそも「○○方式」という考え方はすべての問題点を一掃して、人間から考える力を奪ってしまいます。第一そんなものは元よりないんです。ISUのルールの中にそもそも存在しない言葉なんですから。こんな言葉で多くのファンの感性をひとつにまとめようとするブロガーさんの感覚が怖いですし、世の中の矛盾に疑問をつき付ける人間を牽制しようとする動きが気持ち悪いです。
2011.05.07 04:56 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.05.07 23:19 | | # [edit]
つぐみ says... "すっきりしました"
いつも愛読させていただいていますが、初めてコメントします。
ときどき訪問していた浅田選手のファンブログが、「SS基準」に汚染されていて、びっくりしました。
以前はいい記事を目にしたこともあったので、残念に思い、コメ欄で少々反論も試みましたが、ブログ主さんは完全に洗脳されたような状態で。
SS基準を身につければ、「ジャッジの声が聞こえてくる」(!)と得意気です。そもそもジャッジの声なんか聞えたってしょうがないですけどね。聞えたとしても、納得するかどうかは別問題、ではありませんか? 
SS基準なんてものを信奉しはじめたとたん、ジャッジを全面擁護し、システムへの疑問を許さない態度になり、まったく理解不能です。明文化もされていなければ、解説者がふれたこともない基準をわざわざ作って、それでジャッジは正しいとみずからを納得させるというのはどういう心理状態なのでしょうね? 
百歩譲ってSS基準法式が存在したとしても、それだけでは採点にまつわるすべての疑惑は解消できませんし、そもそも、SS基準方式の有無にかかわらず、現行のフィギュアの採点システムそのものに問題があるという見方もあるわけです。
 まさきつねさんが、バッサリ切ってくださって、すっきりしました。
 ああいうものに引っかかる人は、ファンといっても何か邪念があるように感じます。たとえば愛すること、応援することよりも、論じることに興味があるとか。
 私は盲目的なファンなので、真央ちゃんにああせい、こうせいというブログ主はアンチと認定しています。
2011.05.08 00:34 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "コメント感謝します"
…さま
ご訪問うれしいです。
今回のエントリー、実はまさきつねも、何故あれほど今大会、目に見えて苦境に陥っている浅田選手に対して、純粋な浅田ファンを標榜されているブログからなかなか彼女の演技を素直に肯定する声が聞こえてこないので、いぶかしく思ったのがきっかけでした。
確かに今季の浅田選手の闘いぶりについては、多くの問題点が潜在して、決して上々の結果は出せないというのが早い段階から見えていましたね。それは大方のファンも覚悟していたと思いますが、それでも彼女の作品が生み出す世界観や芸術性は変わりなく素晴らしいものだと、こういう時こそ声を大にして伝えなくてはならない、(実際そうなのですから)と思っていた訳です。
そして飛び出してきたのがSS云々の理論だったので、応援すべき方々のあまりの方向性のとんちんかんな姿勢(とまさきつねは感じたのですが)にこのたびの疑問を発してみたということなのです。
まさきつねが考えていたより、多くの方のご賛同と反応をいただき、うれしかったです。
SS理論に惑わされている方々も、本来は本当に純粋に浅田選手の演技に感動なさって、素直に応援したいと思っておられるのだろうと理解しています。ですから(今回はまさきつねの横やり意見とは重々承知しておりますが、)皆さまのご参考になれば幸いと思っておりますので、お寄せいただいたコメントに感謝いたしております。
2011.05.08 01:28 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "衒いなく素直に"
つぐみさま
ご訪問うれしいです。
そうですね。仰るように、ファンを標榜されてはいても、たとえば「おっさいさん」のような方とは違って、「愛すること、応援することよりも、論じることに興味がある」方々なのかも知れませんね。
まさきつねが覚えている限りでは確か「浅田選手はファンに先んじる」と言ったようなことを、このファンブログさんは以前仰っていたと思うのですが、それなのに何故同じ口で、SS基準方式が先、ジャッジの声が重要というようなことを発言されるのか、本当に不思議です。
それともまたいつか、どこかで、ファンはSS基準にこだわり過ぎていた、浅田選手はやはりファンより先を行っていたなどと詭弁のような論議をお始めになるのでしょうか。
ファンは論ずるよりも、感じることが大事、まずは選手の演技に素直に感動すること、そしてその感動を衒いもなく口にしていただきたいとまさきつねは思っています。
2011.05.08 01:41 | URL | #- [edit]
スーザン says... "彼女の存在"
まさきつね様、初めておじゃまさせて頂きます。
毎日、楽しみに読ませて頂いてます。

私も真央ちゃんの魅力にとりつかれた一人です。

世選から一週間以上経ち、だいぶ精神状態も落ち着いてきました‥。

まず、ファンとして真央ちゃんに心から伝えたいこと

今期も真央ちゃんの演技が観れて幸せでした(o^v^o)
真央ちゃんありがとう
毎年、真央ちゃんの新しいプログラムを楽しみに待ち、放送当日は、テンションも上がり、仕事もいつも以上に張り切って、ワクワクしながら家に帰る…
そして、真央ちゃんが登場した時の胸の鼓動、演技を観られる喜び!

人々の日常にワクワクを与えてくれる彼女の存在は、本当に国の宝ですよね。

私は以前から、彼女は神様に選ばれた人なんだなと思っています。
それを確信したのは、彼女のコメントやテレビの画面を通して等、きっかけがあるのですが、長くなるので、また次回…
それがスケートの神様なのか、芸術の神様なのかは分かりませんが、多分、神様自身が
彼女の磨きあげた演技を観たいのだと思います…。
自らの求める演技にむかって、日々努力する真央ちゃんですが、
彼女は直感的に、神様に期待されていることに既に気がついているのではないでしょうか…

あてにならないジャッジのことより
真央ちゃんの素晴らしさを語りたくなってしまいました…
かなりスピリチュアル入ってしまいましたが、苦手な方がいましたらすみません。
2011.05.08 03:43 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "素直な魂で"
スーザンさま
初めまして。コメントありがとうございます。
浅田選手の演技に憑りつかれたファンは、大体同じように彼女の演技する姿を待ちわび、彼女の一喜一憂する姿に共感し、そして感動を与えて貰ったことに感謝するのでしょうね…素直な自然なお気持ちを吐露していただいて、ありがとうございます。
フィギュアの神さまに愛されていると仰ったのはタチアナコーチだったでしょうか。だからその務めを果たさないといけないのでしょうね。
もっとどうぞご遠慮なく、彼女の素晴らしさについて語ってください。もっと沢山の人が声を上げて然るべきです。スピリチュアルでも大丈夫です。感動するのは頭ではなくこころです。魂が揺さぶられるのです。
頭で下手な分析をしても彼女の本分にはたどり着けません。下手な分析はあてにならないジャッジだけで充分、一般の観衆である人間は、もっと素直な魂で彼女の演技と向き合いましょう。
2011.05.08 04:49 | URL | #- [edit]
oichan says... "感謝感激です!"
まさきつねさま。ありがとうございました。文章表現の苦手な私にとりまして、まさしく目からうろこが落ちる内容です。本当に感謝感激いたします。でも藤森さん、あの発言で放送をおろされてしまうかと心配しましたが大丈夫でしょう。ファンがお金を払ってみているのですから。そんな事があったらクレームでしょう。しかし不治などの地上波は、スポンサーとの力関係はわかりますが、一時のにわかファンを増やすだけの放送は止めていただきたい。 それから愛知放送様にお願いしたいのは、[TheIce]の番組をJ-SPORTS等に販売していただきたいことです。カットなしで見たいファンがたくさんいるのですから、その貴重なソフトをもっと最大限に活用していただきたい。
2011.05.08 07:40 | URL | #3/FE5azc [edit]
スーザン says... ""
まさきつね様、温かいコメントありがとうございました!
胸にじ~んときました。
魂で感じる…
そうなんですぅぅ!!
ほぼ毎日、真央ちゃんの録画コレクションを観ているのですが、何度観ても、心地よいのです。親からは、よく飽きないねと言われますが、自分でもどうしてこんなに夢中なのか分かりません…
まさきつね様のおっしゃるとおり、頭でなく魂が求めているんだと思います。
美しい姿に心は満たされ、気分が落ち込んでいる時は癒され、イライラしている時は浄化されます…。昨晩は前回世選の「鐘」を観ましたが、時間が経てば経つほど、このプログラムの素晴らしさに魅力されていきますね…まるで歴史的建造物のよう…衣装も作品の格に合っていて、とても素敵だと思います。

今期の「愛の夢」はもう魂がうっとり、ふぁ~っという状態です。私的には、四大陸は永遠ですが、GPSフランス大会の滑りが美しかったと思います…
特にステップはため息の出る美しさ!

ただ、ほんとにあのトンチンカンな実況はやめて欲しい!作品の邪魔ですよね!

これからも感じることを忘れずに、観ていきたいと思います(^◇^)
2011.05.08 10:30 | URL | #- [edit]
cha says... "腹立たしい!"
度々すみません。

ロシア土産を配っていて、ワールドの感想を聞かれた時の話です。

バレエやってる同僚とトリノ&モスクワ行きましたが、今回のキムさんの演技を見てあんなに硬かったっけ?と驚き、練習しないとすぐ身体が鈍ってしまうんだよねって話もしてました。そういう意味で同僚がもう彼女ダメかもねと発言したところ、”え?!終わってるのは真央ちゃんじゃないの?!”と返ってきました...

海外に住んでる人までこんなふうに思ってるんだとかなりショックでした。それを別の同僚に話したら”あの人不治見たんじゃない?”って。そんなにひどいんですか?!
ネットでニュース見ててもわざとらしい工作が見えますが、文字ではなく言葉で語られた方がより洗脳しやすいですよね。特にスケートファンではなくても現状をわかってる人がいることには少し救われましたが、とにかくすごく残念で腹立たしいです!!

今まで何人のアスリートをそうやってダメにしてきたのでしょうか??
上げたい人を上げるのは勝手にすればいいけど、他の選手のことは放っておいて下さい!!!
2011.05.08 10:41 | URL | #- [edit]
えん says... "ありがとうございます"
はじめまして。
某ブログのコメ欄からこちらにたどりつきました。言及してくださった方、ありがとう!

SS基準方式に惑わされかけ、でも何か変、ともやもやしてたのですが、こちらのエントリーを読んですっきり晴れた気がします。
そうそう!と膝を打つ感じです。

こちらにたどり着けてよかったぁ。
他のエントリーもゆっくり読ませていただきますね。
2011.05.08 11:40 | URL | #eOLD9.pg [edit]
モジ says... "大好きだから信じる"
こんばんは、まさきつね様。

何度も書いていることなので恐らく耳タコ(目タコ?)かとは思いますが…
私は、フィギュアスケートの技術的なことについてはほぼ知識がありません。
ディープエッジがどうの、回転がどうの、というのは全く分らない朴念仁です。
でも、しょうもない理論を振りかざして上から目線で演技を観るよりも、
選手達が与えてくれる至福の時間を味わいつくす方が、
ずっとずっと素晴らしいことのように思います。

皮肉なことに、こんなにフィギュアスケートに関心を持つようになったのは、
五輪シーズンの浅田選手の成績不振の記事を読んだからなのですが、
競技や選手情報に疎いもので、それらを得る目的あって、
五輪前後は、本当に色んなブログやサイトを覗きに行ったものです。
まさきつね様のブログを拝読するようになってしばらく経った頃だったと思いますが、
「自分の感性くらい自分で守らなくてはならない」
という趣旨のエントリーをあげていらっしゃったことがありました。
そのことに、ド素人の私は、とても勇気づけられました。

今ではすっかり開き直って、
ド素人だからこそ、分ることがある、とすら思っています。
ホンモノの輝きは、魂の鼓動は、
ド素人にだって分るし伝わるんですよ、って胸を張って言いたいです。
理屈じゃない、頭じゃなくて、心がどうしようもなく反応するんです。
だから、魅せられる。だから、ファンになる。
SS基準方式がナンボのもんじゃい!!って感じです。
(ブログの品位を下げるようなコメントで申し訳ありません…)

ファンはジャッジじゃないんです。
ましてや、『勝つ』から『強い』から、ファンになったわけでもない。
浅田選手が体現してくれる世界に魅了されたから、
もっともっと観たいと思わせてくれたから、
彼女の全てを応援したいと思ったから、
真央ちゃんの笑顔が大好きだから、

だから、ファンになったんです。

歌の一節じゃありませんが、
彼女の選ぶ全てのことを、信じています。
佐藤コーチと歩む『究極のスケーター』への道を見守っていきたいです。
2011.05.08 20:11 | URL | #koCIqGuQ [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.05.08 20:52 | | # [edit]
bonbon says... "今頃お邪魔します"
多くの方と同じく私も世界選手権の浅田選手の姿を見て一体何があったのかと心配になり、演技より何より終わったらゆっくり休んで欲しい…と願っていたにもかかわらずチケットを取っていたので豊橋のチャリティー演技会に行ってきました。
ワールド終了直後はもしかしたら浅田選手はキャンセルされるかも、それでも仕方ないなと思ってましたがちゃんと出てきてくれて心からの演技と笑顔を見せてくれました。
世界選手権のガラという舞台に立ちながら全身で「早く帰りたい」感を表していたキム選手とは違いました。
(これもたくさんの人から比べるなと言われますね)
私はあのエキシビションの演技を見るまではキム選手の批判をするつもりはありませんでした。でもあれは酷すぎる。あそこには競技への愛も、観客への敬意も感謝もなかった。
キム選手の演技に加点の大盛りをしたジャッジたちはあれを見ても本当に己に恥じるところはなかったのでしょうか。
自らも愛し、生涯をかけているはずの競技を冒涜されたように感じなかったのでしょうか。
もしそうなら、断言しますがその感性の欠如こそ彼らの問題なのでしょう。
2011.05.08 22:19 | URL | #- [edit]
れんまま says... "自分の感性を信じて"
遅ればせながら失礼いたします。モジさまのコメントに感動致しました。以前まさきつねさまのエントリーにもありましたが、「自分の感性を信じる」そう、私たちはジャッジじゃない。ジャッジじゃないから自由に見る事ができるし、自由に感じる事ができる。
「一位だから」「強いから」選手のファンになる訳ではないのです。
これからも良い意味で「不完全なる」浅田選手を応援できることは幸せですね。ちなみにフラット、コストナーの来シーズンはどうなることでしょう(>_<)フラットは学業に専念という話ですし、コストナーも膝の手術するのかな?浅田選手と同じ位、このふたりが好きなので、なんだか淋しいです。
2011.05.08 22:41 | URL | #tjaUSJcM [edit]
miyu-rimiママ says... "美しい魂"
こんばんは。再びお邪魔します。
豊橋の演技会では真央さんの笑顔のお写真も拝見でき、また、ツイッターでは終了後の出待ちされていた方々が遭遇した選手の皆さんの様子をつぶやかれていましたが、真央さんの「たかちゃ~ん」というお声を聞けて、あまりの可愛さに幸せを感じていたようですよ!一回り細くなった真央さん、という表現がチラホラ見られましたが、きっとファンや選手の皆さんたちとの交流を通した慈善公演を開催したことで、心の荷物を一つ降ろしてくれたのではと思っています。
さて、BSでフリーの演技を見ました。キスクラでの会話が気になったので副音声で!そしたら、「こっちにきて一番良かったかも」という言葉、「フリップも」という言葉が聞こえました。アクセルの感覚が一番良かったという意味なのか、演技全体を通してなのかは分かりませんが、点数が表示されるまでは真央さんに笑顔が見られますね。点数を見てからは。。。ですが。各国の解説動画を見ても、アンダーローテという判断でしたから、やはり真央さんには厳しいジャッジだったと私たちが感じてしまうのも無理はありませんよね。

私、夏の高校野球や世界陸上、新体操、はたまたローザンヌ国際バレコンクールなんかも見るのが大好きなんです。なぜかと考えたら、それぞれに、一生懸命さが心を打つからなのかなって。挑戦をあきらめず、ひたむきに頑張っている姿に、その人の美しい魂を感じるからなのかなって。 だから、真央さんの場合はタラソワさん振り付けの演目を滑るようになってからでしょうか、そのままでも可憐で美しく技術も申し分なかったのに、更に自分への挑戦を課している真央さんに特に惹きつけられてしまいました。きっとそこに真央さんの美しい魂を見たからかもしれません。

人に言われたからとか、何かに書いてあったからとかではなく、
自分の心で見て、自分の心で感じる、
そういう本能的な感覚を、多くの人に思い出していただけるといいなと思います。
わたしには、彼女の演技を見ると、心を浄化してくれる、そんな作用があるように感じます。
2011.05.09 00:03 | URL | #- [edit]
オレンジ says... "豊橋チャリティー"
テレビのニュースでバラードの衣装の真央ちゃんを見て、とても幸せな気分になっていたら、すぐその後にキムヨナの韓国でのアイスショーのこともやっていました。とても不思議なんですが、いったい誰がこの人のことを見たがると思うんでしょう?

なんとか方式がどうとかこうとかというお話は何も知りませんでしたが、何をどう分析しようとジャッジがおかしいことは彼女が立派に証明してくれました。
失敗しても失敗しても減点されない特別扱いの選手だということは、二年連続世選で暴露されました。

もう彼女を持ち上げていた芸能人や母国のマスコミも期待しすぎることはなくなるでしょう。なにせトリノでの最後の演技がアレで、今季最初で最後の演技がアレですから。
これ以上優遇し続けようとしても、本人があれほどやる気がなく、ロシアの若手が参戦してくると、以前はおかしなルールとジャッジに守られて彼女だけしか跳ぶことを認めてもらえないようだった3-3も、あっさり専売特許ではなくなってしまうでしょう。

どれほど非難されようと恥ずかしくないのなら勝手にすればよいのですが、他者をけなし貶める報道を平気でやり続ける国民文化はなんとかならないのでしょうか。
私は韓国と音楽・芸能面で交流できるようになったのは良いことだと思っていたのですが、ことスポーツとなると、気狂いのようになって敵意をむき出しにし、どんな手でも勝てばいいんだという姿勢になるのが気持ちが悪くてしょうがありませんでした。

ファンはただ温かく応援してあげればいい。
それなのに彼女の国は相手を徹底攻撃することをよしとする。そしてそれを日本で報道しないように画策する。
メディアコントロールされるのも情けない現実だけど、そういう圧力がなかったとしても私たちはトリノで無様な姿を晒した彼女を笑いものにしたりする報道はしなかったでしょう。日本人は失敗したものをあざ笑って喜ぶ
文化は持っていませんから。

世選の後、ぬぐいきれないフラストレーションを抱えたまま、エントリーに出てきたおっさいさんのブログに行って参りました。前からどんな方だろう、と気になってはいたのですが……のけぞりました(爆)

いや~、まさきつね様のおっしゃる通り私も一瞬ドン引きしそうになってしまいましたが、よく読んでみると演技内容などはきちんと把握なさっていて、その上で愛情全開応援パワー大爆発の楽しいコメント満載で、その怒涛のような声援につられて、いつしか一緒になって「真央にゃあああああ、好きだあああああ、綺麗だよおお」と叫びたくなってる自分に気付きました(笑)

どんな時も選手の気持ちに寄り添い、好きだという気持ちを全面に出して応援し続ける。なるほどファンとは本来そういうものであるはずですよね。
ただちょっとお下品で、日本語や漢字がおかしくなってしまいそうなのが困りますが、それもまた楽しからずやですかね?

意外と私と同じような母親世代のファンの方も多いようですが、そういった古くからのフィギュアファンにとって、浅田真央というスケーターはまさに奇跡のような存在なのですよ。
やはり皆様の言うような、神様からの贈り物なのかもしれませんね。そんな宝物を大切に愛し続けていきたいです。 長々と失礼いたしました。
2011.05.09 01:01 | URL | #FxFTfupE [edit]
まさきつね says... ""
oichanさま
ご訪問うれしいです。
藤森さんも放送局を信頼して発言されたのでしょう。誰かが口にするべき内容だったと思いますよ。
CS放送の良さはこれからもっと見直されてくるでしょうね。大丈夫です。気骨の入った人間を見捨てるだけの世の中ではないですよ。
2011.05.09 02:07 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "演技を振り返ります"
スーザンさま
再度のご訪問うれしいです。
記事のUPでレスが遅くなりました。
何度見なおしても、こころに染み入ってくるそんな演技ですよね。
これからまさきつねも、記事で少しずつ、浅田選手の演技を振り返っていきます。
まずはSPから。『愛の夢』も続けてUPしたいと思っています。
またご訪問ください。
2011.05.09 02:10 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "地上波は"
chaさま
コメントありがとうございます。
日本の地上波はとち狂っていますよ。ポエムアナウンスも邪魔ですが、会場の拍手や歓声までもが操作されているようです。解説は残念ながら同じフレーズを繰り返してばかりだし、演技さえきちんと観られれば良しとすべしという感じです。
キム選手、仰る通り身体がかちかちです。柔軟運動はあきらめているのでしょう。新体操とかのプロが解説なさったら、一目瞭然なんでしょうけれどね。
2011.05.09 02:16 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "こちらこそよろしく"
えんさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
このたびのSS云々には傍から聞いていても何だかもやもやしました。方式そのものも胡散臭かったですが、あの理論でファンの感性をひとつにまとめようとする感覚が薄気味悪かったです。
古いエントリーもお目を通していただけたら幸いです。どんな古い記事でも、気が付かれたことがあったら、ご遠慮なくコメントください。
お待ちしています。
2011.05.09 02:20 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "見守るのがファン"
モジさま
いつもコメントうれしいです。ブログの品位を下げる? そんなことはありません。ファンの生の声が一番大事です。一番品がないのは、相手の意見を聞こうとしないことですよ。
「ファンはジャッジじゃない」その通りです。ファンは選手の演技をジャッジしているのではありません。感性で受けとめているのです。それなのに、感動した演技にとんちんかんな判定がされる。ジャッジの意見に耳を傾けるのは結構なことですが、間違っていると思うのに反論してはいけないというのは、おかしな話ですよ。
ド素人だの、プロだのというくくりも耳タコですよね。どんなスポーツだって、観戦する側のほとんどは素人ですよ。プロしかご意見無用なんて聞いたことがありません。
好きなものは好き、それでいいのだと思います。嫌いなものを玄人なる側から押しつけられたら、たまったものじゃありませんね。
2011.05.09 02:36 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "奇跡的存在"
…さま
コメントありがとうございます。
まさきつねもおっさいさんのサイトは大好きですよ。変な日本語や当て字は○○対策だろうと思っていました。自衛策をとらないと好きなものも好きなように応援出来ないというのも、変な話ですけれどね。
フィギュアは美しいもの、感動するものを評価する競技だとまさきつねも思っていました。
美しいトリプルアクセル…なのに誰もが跳んでいるダブルアクセルの方が点が高い。SS云々でこじつけでもしなけりゃ、説明がつかないということなんですよね。ステップアウトや転倒よりも点が低いとなったら、とっくに世の中はひっくり返っているんだなあと、しみじみ思います。
欺瞞、こじつけ、悪巧み…今の世の中には珍しいことではないですね。オレオレだのねずみ講だの、詐欺がこんなに横行している時代もなかったのではないかな。
それでも守っていゆくべき真実、大切にすべき美しさというものはありますね。そして天の恵みのような奇跡もある。「まおタソ」もそのひとつだと思います。
2011.05.09 02:51 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "EXで真価が分かる"
bonbonさま
コメントありがとうございます。チャリティーに行かれたのですね。ご報告感謝です。
EXで選手の真価が分かるとは言いますが、人間性が滲み出るのもEXならではでしょうね。キム選手がまだこれから伸びる、もっと進化出来ると信じている人は、あのEXを観れば良いのですよ。向上心の欠片が見えると感じたひとはよほどお目出度い方なのでしょう。
浅田選手、画像ではまだ細い感じがしましたが、それでも精一杯の笑顔でみんなのために滑ってくれましたね。
彼女はやはり、今のぼろぼろの日本の象徴なのですよ。でもきっと再起する。
時運がないときにはどん底に落ちてもいいのです。
這い上がることが大事なのです。
2011.05.09 03:06 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "自由に感性を"
れんままさま
ご訪問うれしいです。
そう、ファンはジャッジでもないし、ルールにがんじがらめに縛られることもないのです。
ましてや理論で感性を縛るなんてもってのほかですよね。
自由こそが、人間の一番の財産なのですから。自由に誰かを好きになるって、素晴らしいことですよね。
フラットもコストナーも、身体にリスクを抱えていましたね。今回の結果は真逆でしたが、どちらも素晴らしい選手です。浅田選手同様、問題が解決すれば復帰してくれるのではないでしょうか。
ソチまで、どの選手もまだ手探り状態という感じがしますね。若手の台頭次第という部分もあるでしょうし、これから陣営ごとに策を練っていくのでしょうね。
2011.05.09 03:16 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "希望をもたらす魂"
miyu-rimiママ さま
どうぞ何度でもご訪問ください。チャリティーは楽しそうで良かったですよね。
今季、唯一素晴らしかったのは浅田選手にとって望ましい練習環境がしっかり整って、これ以上ない師と同胞に恵まれたことですよね。ある意味で、新生真央はこれからなのでしょう。
今大会はどう考えても、回転不足のマイナスが大き過ぎました。でも、すでに昨季にその傾向がありましたし、容赦なく鉈を振るわれたという気がしました。とち狂ったコーラーによってね。繰り返すようですが、SS理論なんて何の足しにもなりません。
美しい魂…だと思います。だからこそ踏みにじられる。美しいものこそ、踏みにじる人間がいるのです。
一生懸命な人間を嘲笑う輩も大勢いますが、美しいもの懸命なものを守りたいひとたちも必ずいますから、それがパンドラの匣に残された希望になるのでしょうね。
2011.05.09 03:31 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "奇跡の本質"
オレンジさま
ご訪問うれしいです。
キム選手と彼女の母国についてはね…結局、品性の問題なのだと思います。日本には昔から判官びいきという言葉があるくらい、敗者や滅びゆくものを尊ぶ美学があります。勝てばいいという感性では理解できない話でしょう。日本は勝ち誇る者は盛者必衰、滅びゆくものには不死なる甦生を見るのでしょうね。
おっさいさんのサイトご覧になりましたか。理屈抜きに楽しいでしょう。ちょっとアキバのヲタ芸を思い出しますよね(←けなしているんじゃないですよ)。ただあのへんてこな日本語はサイト攻撃する人間からの防衛策もあるようです。やっぱり苦労なさっているのですよ。
いろんな世代、いろんな背景のひとが浅田選手を理屈抜きに応援し、彼女に癒されている、それこそが奇跡の本質なのでしょうね。
2011.05.09 03:50 | URL | #- [edit]
モジ says... "多謝"
再びお邪魔します。

まさきつね様のエントリーがいつも充実したものだからでしょうか、
コメントの内容も、温かいものや参考になるものが多いですよね。
これならあえて自分の駄文を加えなくてもいいなぁ、と思うこともしばしばです。

以下、少し横レスになってしまいますが、ご容赦下さいませ。

れんまま様。
ご共感頂き、有難うございます。
本当に、浅田選手を応援できる時代を生きているというのは、この上ない幸せですよね。
コストナー選手の膝のことは知りませんでした。どんな手術なんでしょう…
でも、万全でない中でのあの演技は立派ですね。

miyu-rimiママ様。
キスクラでの会話、気になっていたのでご紹介頂けて有難いです。
そうですね、点数が出るまでは和やかな雰囲気でしたよね。
「心の荷物」一つずつでもいいので、降ろしていってくれるといいですね。

何度も訪れたくなるブログサイトって、
コメント欄の充実も理由の一つなのかな、と改めて感じました。
ブログ主であるまさきつね様の丁寧なレスもあってのことだと思います。
いつも、本当に有難うございます。
2011.05.09 08:45 | URL | #koCIqGuQ [edit]
じゅん says... "ありがとうございます!"
はじめまして。
まだこの記事しか読ませていただいてませんが、もう感謝感激です。
私はまだフィギュアファン歴も浅い真央ちゃんファンです。
でも、今年の世選を見て、もう試合を一生懸命見るのはやめようと思ってました。選手たちの報われなさがやるせなくてストレスしか感じなくて。
自分の不勉強もあるのかと思ってあちこちブログ(話題になっているSS方式のところも)を見てまわり、さらにモヤモヤして落ちこむことが多い中、まさきつねさんのブログに出会えました。
やっぱりルールはおかしいんだ、ジャッジは不公平なんだと思っていていいんですね。そして、それがわかったうえでさらに真央ちゃんを熱烈に応援することが大事なんですね。
真央ちゃんを見てると自分が幸せになれる。ふわっとジャンプしてくれるとそれだけで嬉しくなる。それでじゅうぶんなんですよね。
気づかせてくださってありがとうございました。
とにかく真央ちゃんの納得できる演技ができるように、真央ちゃんが理想とする演技ができるように、それだけを願って応援することにします。
これからも記事を楽しみにしております。ああ、嬉しい(笑)
2011.05.09 12:22 | URL | #RSx9Hk0E [edit]
まさきつね says... "こちらこそ"
モジさま
いつもご訪問いただき、こちらこそ感謝です。
横レスもどうぞ、にぎわってください。自由に意見交換していただけると、まさきつねもうれしいです。
記事のUPなどで遅くなることもありますが、まさきつねも必ずレスをいたします。
どなたでも、お気軽にご訪問ください。
2011.05.09 14:08 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "理想に向かって"
じゅんさま
初めまして。ストレスが溜まる競技観戦ですよね。お気持ちお察しします。
見た目ではあんなに美しいのに得点が上がらないのですから。まだシーズン緒戦の頃みたいに、転倒したりするのなら納得もしますが、トリプルアクセルも本当に価値を下げられたものですよ。あれ以上のスキルがあるのなら、ISUに模範演技を示してもらいたいものです。いくらプロとはいえ、選手時代に3Aを跳べなかったコーラーなんかに回転不足を指摘されたくないです!(…と、実はまさきつねも頭の中はカンカンなのです。)
でもまあ、血圧が上がりますから怒るのもほどほどにして、やっぱり自分が観て心地好いものを心ゆくまで応援しましょう。
選手たちは間違いなく頑張って、間違いなく進化していますよ。順位や得点を付けている側が、よこしま過ぎるのです。選手たちの目指している理想に向かって、応援してあげましょう。
2011.05.09 14:22 | URL | #- [edit]
ゆっぴー says... "はじめまして"
まさきつねさま、はじめまして。

この一年でまたスケートを見始めたものです。
いろいろなブログを見始めたのは、バンクーバーオリンピックで浅田選手とキムヨナ選手の点差に驚いたのがきっかけでした。
スケート観戦をしなくなって20年ほどたってましたので「一体何が起こってるの???」というのが正直なところでした。

今回のまさきつねさまの内容は私のもやもやした気持ちを理論的に説明してくださっていて、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

SS基準のブログも読んでいましたが、コメントでかなりの方が「納得した」とか「すっきりした」とか書かれてて「えええ???」と思ったのです。
SSの点数だって所詮はジャッジの胸三寸じゃないの??と・・・私がオバサンで汚れてるからか???とも思いましたが(笑)

世の中の「ジャッジはプロなんだから批判するのはおかしい」とか、「ファンもルールを勉強しなくちゃいけない」とかそんな論調にはうんざりです。

だいたい、なんでファンがジャッジに気を使わなきゃいけないのでしょうか??
ジャッジの声を聞く必要があるでしょうか??

ファンが聞くのは選手の声(演技)でしょう?
大好きな選手を心から応援し、またファンじゃなくても素晴らしい演技をした選手には心から喝采をおくる・・・
そして納得がいかないときにはブーイングもしてみせる。
それでいいのではないでしょうか??

SS基準ではファンの心からかけ離れてしまうように思います。
ファンが見たいのは技術だけではありませんから。

その方式でいくとプルシェンコ選手もあまり評価されないように思います。けど、スケートファンで、彼を、好き嫌いは別にして、評価しない人がいるでしょうか??

実際のところ、なぜこの点数がでたのか?の話はできても(そもそもジャッジの結論ありきで理由を後付けしてるだけなので説明できて当然ですが)、それが正しいとの証明ではないですよね。

すみません。書いてるうちに話がとびすぎてまとまりがなくなってしまいました。
申し訳ありません。

浅田選手には体調を戻してもらって、また素晴らしい演技を見せてもらいたいです。
彼女の存在は本当にスケートの神様からの贈り物だと感じます。

はじめてなのに長々と失礼しました。
これからも、まさきつねさまのブログを楽しみにしています。
2011.05.09 20:08 | URL | #bU1RQ0.2 [edit]
まさきつね says... "納得するのはまっぴらですね"
ゆっぴーさま
初めまして。ご訪問うれしいです。
コメントに気づかず、レスが遅れてごめんなさい。
仰る通り、SSだの何だのと仕分けしていますが、結局はジャッジ(ISU)の胸先三寸です。ジャッジがSSを重視しますと声高に叫んでいるとしても、その声にファンが納得しなくちゃいけない理由は何ひとつありませんよね。そんなことを言っていたらファンのスタオベはいつも、ジャッジの顔色を窺わなくてはならないということになります。本当にくだらない理屈です。
学校でもそうですが、聞き分けのいい子がいつも正しい訳ではありません。ISUは聞き分けの良いファンをお望みでしょうが、そうはいかないフィギュアの奥深さを神さまは浅田選手を通じて伝えているような気がしますね。
2011.05.10 13:06 | URL | #- [edit]

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