月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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扉の向こうに

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先日エントリーした記事で紹介した、浅田選手ノービスからジュニア時代の戦績の続きが以下である。

【2003年-2004年シーズン】
2003年 '03 中部フィギュアスケート選手権 1位(2003年10月03日)
2003年 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権 4位(2003年11月22日)
2003年 ヘレナバフォヴィックカップ 1位(2003年12月02日)
2003年 第72回全日本フィギュアスケート選手権 8位(2003年12月25日)
2004年 第24回全国中学校スケート・アイスホッケー大会 2位(2004年02月07日)
2004年 平成15年度愛知県フィギュアスケート選手権 1位(2004年03月06日)
2004年 第10回ムラドストトロフィー 1位(2004年03月13日)
2004年 第40回中部日本フィギュアスケート選手権 1位(2004年03月20日)


エスキスは、おそらくこの頃の試合前後に撮られたワンシーンから。まだ大きめの公式ジャンパーを着込んで、試合やインタビューの自分の出番を待っているオフ・タイムでのものだろう。
今回はちょっと、ジブリ映画に出てきそうな女の子をイメージして描いてみた。

ノービス・ジュニア時代といっても、すでに前シーズンから特別枠でシニアの大会にも出場しているので、もはや地方大会では向かうところ敵なしといった感がある。だが、さすがに年齢や体験といった部分でまだ姉の舞選手や、浅田選手同様に天才的なジャンパーである安藤選手がエントリーした大会では、そう簡単に勝てるというものではなかったようだ。

次の二つの動画は、長野で行われた第72回全日本選手権でのSP『オーケストラ組曲「マイ・ガール2」』とFS『ワルツ・スケルツォ ハ長調Op.34』で、このとき浅田選手は十三歳。EXは以前のエントリーで紹介した『ハバネラ歌劇「カルメン」より』だった。

☆Mao ASADA - 2003 Japanese Nationals SP☆

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【音源】サントラ『マイ・ガール2』より12曲目

1. 僕らの家(クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング)
2. ブギ・ウギ・フルー(ジョニー・リヴァーズ)
3. ベイビー・ラヴ(スプリームス)
4. ドクター・マイ・アイズ(ジャクソン・ブラウン)
5. スイングタウン(スティーヴ・ミラー・バンド)
6. ベニーとジェッツ(エルトン・ジョン)
7. 可愛いダンサー(エルトン・ジョン)
8. ウォーク・アウェイ・レネ(リック・プライス)
9. リーズン・トゥ・ビリーヴ(ロッド・スチュワート)
10. ドント・ウォーリー・ベイビー(ビーチ・ボーイズ)
11. マイ・ガール(ザ・テンプテーションズ)
12. マイ・ガール2のテーマ(クリフ・エイデルマン)


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☆Mao ASADA - 2003 Japanese Nationals LP☆

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【音源】五嶋みどり ロンドン交響管弦楽団『パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 他』より5曲目

1. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第1楽章:Allegro maestoso
2. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第2楽章:Adagio espressivo
3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第3楽章:Rondo(Allegro spiritoso)
4. 憂鬱なセレナード 作品26
5. ワルツ=スケルツォ 作品34


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試合の結果は以下の通り。

1位 安藤美姫(SP2位FS1位)
2位 村主章枝(SP3位FS2位)
3位 荒川静香(SP1位FS4位)
4位 恩田美栄(SP5位FS3位)
5位 太田由希菜(SP4位FS5位)
6位 浅田舞(SP9位FS6位)
7位 中野友加里(SP8位FS7位)
8位 浅田真央(SP6位FS8位)
9位 澤田亜紀(SP7位FS9位)
10位 武田奈也(SP10位FS10位)


シニアでの戦績は残念ながら去年よりも順位を一つ落として八位ではあるが、実際はまだノービスAに所属する選手であり、ノービス大会では順当に優勝、ジュニア大会は安藤選手、舞選手、澤田選手に次ぐ四位だった。

この頃は試合の結果云々よりも、とにかく姉と一緒にいろんな大会に出場して、積み重ねた練習の成果を観客たちに観てもらうのが、何よりも楽しいという感覚だったのだろう。


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衣装も年相応に、曲ごとにカラフルで可愛らしくデザインされ、その妖精のような魅力が存分に引き立つように考えられている。振付も、身体の柔らかさ、ふわりと跳ぶジャンプの美しさをジャッジにアピールするような伸びやかなもので、いかにも中学生が新しいポジション、新しいエレメンツを覚えるたび、技術が上手くなるごとに、構成を練りかえては作り込んでいったなという作品である。

実際、氷の上を所狭しと飛び跳ねるような弾ける身体と笑顔を見ていると、試合で難度の高い技が決まることが、とにもかくにもうれしいという様子が伝わる演技である。
ライバルだの試合の結果だのというよりも、自分が挑戦していることの精一杯が観客に伝わることが楽しくてたまらないという根本の気持ちは、今も昔も浅田選手の心中でまったく変わっていないのだろう。

絶え間ない挑戦、終わらない冒険にわくわくする思いが止まらないという、少女の胸のときめきがその演技の端々にあふれて、観客もまた彼女が感じているのと同じ、試合の緊張感とスペクタクルに知らず知らずのうちに酔わされてしまう。

呼吸するのも忘れてしまいそうな数分間、彼女が氷上に描く夢に誰もが惹き込まれてしまうスケートで、少女は瞬く間に時代を変えたのだ。
そのあどけない瞳が見つめていた先にある、見えない扉の向こうの果てしない世界を、誰もが夢見、栄光の来たるべき日を待ち望んだ。

そしてひたむきな少女の夢は、まだこの先も続いている。

冒険はまだ終わらないのだ。


◇◇◇◇◇


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ぼくらの腕に萌え出る新芽
ぼくらの視野の中心に
しぶきをあげて回転する金の太陽
ぼくら 湖であり樹木であり
芝生の上の木洩れ日であり
木洩れ日のおどるおまえの髪の段丘である
ぼくら

新しい風の中でドアが開かれ
緑の影とぼくらとを呼ぶ夥しい手
道は柔かい地の肌の上になまなましく
泉の中でおまえの腕は輝いている
そしてぼくらの睫毛の下には陽を浴びて
静かに成熟しはじめる
海と果実
(大岡信『春のために』)


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Comment

キャベツ says... ""
詩に散文だけでなく、絵までも、とてもステキです。

まさきつねさんのブログ、いつも楽しみにしています。

真央さんのソチシーズンが、真央さんにとって、すばらしいものとなりますように!

2013.06.14 23:39 | URL | #HfMzn2gY [edit]
まさきつね says... "散文も絵も"
キャベツさま

ご訪問うれしいです。温かいお言葉もありがとうございます。
まさきつねも、ソチまでできるだけ真摯に応援していきたいです。

何とか続けて更新していきますので、皆さまも気軽にお立ち寄りください。
2013.06.16 01:37 | URL | #- [edit]

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