月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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ビューティフル

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五輪が終わったので、あちらこちらのスポンサー・サイトから一時的に削除されていた、五輪代表選手たちの姿が復活している。
五輪の間の、選手不在のときのサイトの工夫がなかなか面白くて、それなりに楽しませてもらったりもしたが、やはりせっかくの選手たちの姿が拝める現在の方が華やかで、何となくやっぱりこれだよと堪能できるというものだろう。


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さて、先日からのエントリーで取り上げているギャラガーさんのコラムの件、やはりまさきつねは必要以上に彼の肩を持ちすぎと皆さまに受けとめられているようだが、さもあらん、まさきつねは彼の意見に根本的なところでは皆さま同様、決して同意ではないのだけれど、彼のコラムが五輪のメダルが獲得できなかった原因追究に焦点を当ててくれたという点に関しては、それに一切触れない日本国内のメディア報道よりもよほど真っ当と感じているし、彼の主張に反対であっても、こういう見解がない方がむしろ不自然と考えているからだ。

(またも繰り返しとなるが)要するに、彼は浅田選手や浅田陣営の戦略に柔軟性がなかったという理由で、五輪の敗因を分析している。そして日本のファンの多くは、選手個人の判断ミスや陣営の采配ミスだけに、ギャラガーさんが敗因を帰結していることに激しい反発を覚えているのだと思う。

まさきつねも無論、皆さま同様、ギャラガーさんが主張しているように、浅田選手や浅田陣営がトリプルアクセル頼みのプログラムにこだわり過ぎたということだけが、彼女が五輪のメダルを逃した原因とは考えていない。

皆さまからのコメントでもたくさん意見を寄せていただいたけれども、まさきつねも『つぶやいてみる 其の廿五』というエントリーでも以前述べさせていただいたように、端から不合理で日和見主義な採点システムとルール、助長するばかりの偏向ジャッジ、一方それに対する改正への働きかけや、リスクアセスメントなどの対応策もとらず、自国選手を国際的に売り込むロビー活動もお粗末、その他もろもろ五輪勝利のための準備もサポートも不充分という組織的な失敗など、日本の女子フィギュアがメダルを獲りこぼした大きな要因は、選手自身の負う責任ではなく、そもそも彼らを支援するべき周囲や取り巻く環境といった側面にある。

五輪の試合以前に、リンクに選手を送り出すまでのお膳立てや境遇の悪さつたなさ、後ろ盾からの掩護や助勢の少なさが、表彰台から日本の有力選手たちを遠ざけた大きな契機があると思っている。

ところが今回の五輪の終了後、スケート競技の関係者も有識者も、各マスコミ・メディアもそろって、浅田選手の「自己ベスト」「16位からの一夜の復活」という声価にばかり華々しい焦点を当て、「世界が感動した」というストーリーでお茶を濁して、何故メダルが獲れなかったか、何故浅田選手の採点がメダリストたちに比べて抑えられたのかという、競技としての核心に決して触れようとしない。

SPで失敗したからだの、滑走順が早かったからだの、一見もっともそうな理由を有識者ともあろう方々でさえ、メディアを通じて表向き口にするが、ひとつひとつの演技を細かく分析したり、メダリストたちとのプロトコルを逐一比較したりといった、実際のパフォーマンスや競技内容に詳しく言及して、誰もが腑に落ち、順位や採点にこころから納得するような答えを探求しようとする国内のスポーツ報道も競技関係者も、誰ひとりいないのだ。

競技のスペシャリストであるジャッジの採点は絶対だと、審判の判定に対するさまざまな異論や検証に対して、その一切を「素人は首を突っ込むな」と言わんばかりに封印し排除しようとする動きはバンクーバー五輪のころから顕著だったが、それにこのたび真っ向から異議を唱えたのが、フィギュア競技に全く縁も所縁もないひとだったというのも、随分皮肉な話だ。

以下、すでに皆さまご存知と思うが、元プロサッカー選手、セルジオ越後さんのコラムから引用。


※※※※※


『セルジオ越後コラム/日本人はなぜフィギュアの採点を議論しないのか』(2014年02月24日)

「…日本は、ハイライト番組と応援番組が主で、コメントは本音よりも建前だ。采配ミスや判定ミスがあったことは、思っていても口に出さない。Jリーグや日本代表のニュースで、きわどいオフサイドシーンに触れられることがあるだろうか。臭いものに蓋、触らぬ神に祟りなし、という言葉がある国民性からか、どうもそういう話題は奥に押し込めてしまうよね。議論をして相手に意見を言うと、その相手のことを嫌いなのかと思われてしまう。これじゃあ議論にならないよね。

もう一つ、日本のスポーツ報道は、そのスポーツそのものよりも周辺のドラマ性ばかりに注目する。延々とサイドストーリーが語られる箱根駅伝もそう。浅田真央の快演で感動を呼んだソチ五輪のフィギュアスケートにしても、プレー分析やライバルとの採点の付き方の比較といった、競技そのものについての言及はほとんどなく、とにかく感動ストーリーだけが拡散される。なぜもっと議論しないのか。
 
日本人はやはり元来争いごとが嫌いなのだろうか。本音100%のブラジル人のトークがすべてではないけど、日本ももう少し競技そのものを論じる土壌が広がれば、文化として根付いていくと思うのだけど、それが根付くのとブラジルのスタジアムが完成するのとどっちが早いだろうね。」


※※※※※

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リコメでも書いたのだが、マスコミだけでなく、競技結果の責任追及から逃れたいと考えている組織の伏魔殿からすれば、浅田選手の奇跡的な一夜での劇的な復活、エイトトリプルという歴史的な意義を持つこの上なく感動的な演技は、まさにメダル獲りこぼしの大失態から国民の目を逸らさせるに充分なトピックだったに違いない。

さらに、メダルのあるなしに関わらず国民的ヒロインとして根強い浅田真央人気、その存在にあふれる山あり谷ありの人生の機微に充ちた豊穣な物語性、ほかの誰も凌ぐことのできない非凡な魅力に充ちたスター性が、今回彼女が作った新しいトリプルアクセル伝説に、五輪の台乗り以上の鮮烈なインパクトを与え、もはや順位も採点も議論の争点から払拭してしまうほどの話題性をもたらしてしまったのが、面目丸つぶれのお偉方にしてみれば、とにもかくにも勿怪の幸いだったという気がするのである。

ギャラガーさんのコラムは、前にも言ったように合理主義の欧米では当然出てくる見解だと思うのだけれども、浅田陣営の柔軟性の欠落にのみ焦点を当てて、五輪に対する戦略ミスを批判したので、日本のファンから反射的に厳しい反発を受けてしまった。
だがそれでも、メダル獲りの失敗を議論の俎上に載せてくれたという側面において、まさきつねは彼のコラムの意義を評価したかったのだ。

まさきつねがエントリー『宿命』で、「まさきつねには、きわめて冷徹だが非常に理知的な分析のように思える。少なくとも文章の中に、キム選手を絡めた私利的な世論誘導といったものは感じられない。むしろ、金メダルに値する才能のある選手として浅田選手を位置づけた上で、それ故にこそなぜ彼女にメダルがもたらされなかったか、原点に立ち返り、スポーツ戦略としての問題を掘り起こそうとしておられるとまさきつねは思う。」と書いたのは、そのためだ。

一部のネット情報が煽る根拠のない「キム絶賛のバイアス云々」という色眼鏡によって、ギャラガーさんのコラムをひとつの意見として認めないばかりか、こういった所感が出てくる背景をも全否定するというのも危険だとまさきつねは思ったが、同時に、「自己ベストで感動をありがとう」「16位から6位入賞の大躍進は素晴らしい」という右も左も同じ皮相的な褒め言葉を並べたマスコミの論調一色で、メダルがふいになった現実がまるで誰も触れてはいけない腫れもののように棚上げされ、帳消しにされ、あげく一般人どころか五輪や競技の関係者までひとり残らず口を拭って、失敗の原因分析や採点の矛盾点から顔を背けているというのは、あまりにも建設的でない話だ。

まさきつねは勿論ギャラガーさんのように、浅田選手や浅田陣営の方針が五輪戦略として、頭から間違っていたとも失敗だったとも思っていないし、ましてや選手個人にのみメダルが獲得できなかった責任があるとは毛の先ほども考えていない。

翻って、実力として世界トップクラスの才能豊かな代表選手を三人も揃えながら、女子の最高順位が六位に終わった日本の、フィギュア大国としての面子丸つぶれの敗因は、スケート連盟始め後ろ盾である組織の側にとって、手のひらを返したようなマスコミの絶賛オンパレードや、とってつけたように薄っぺらい「自己ベスト」や「滑走順が早くて低評価」などという不条理な言葉で閉じてしまう採点分析で、そそくさと議論を切り上げたり、のらりくらりと回避したりしてはならない責任問題ではないかと感じている。

ところが現実は、延々続く感動の物語であらゆる採点への批判を封じ込めて、競技解説者もコメンテーターも誰ひとり本音を言わず建前だけを語り、「臭いものに蓋」と競技への疑問を国民に議論させようとしない有識者やマスコミの姿勢は、バンクーバー五輪のころからまったく変わっておらず、プロトコルがせっかく開示されているのにも関わらず、演技の判定や、判定方法について侃侃諤諤の議論を表立って交わそうとしない。

(誤解のないように申し上げるが)まさきつねは決して、選手への純粋な絶賛や、競技の醍醐味を五輪の舞台で楽しませてくれたことへの感謝の言葉を、(マスコミも含め)誰もが素直に口にしていることが悪いと言っているのではない。

選手の渾身の演技と、それが与えてくれた感動に対して、こころから賞賛する一方で、その順位や採点や判定にもっと厳しい目を向けて、セルジオさんが仰るように、本音の議論を戦わす精神風土の裾野を拡げてゆく必要があるのではないかということだ。

日本には確かに昔から、「言わぬが花」「沈黙は金」」という諺があり、その教えに従えば、浅田選手の演技がせっかくもたらしてくれた真っ新な「感動」を、汚い人間が寄ってたかって作り上げた採点システムや、邪まな人間の思惑が見え隠れするジャッジングについて、やいのやいのと口にすることで穢したくないと、日本人ならば誰しも多少なりとも考える。

ましてや、金と銀とが醜い小競り合いを続けている表彰台を傍目にすれば、もはやメダルの権威も栄誉もないとうんざりしてしまって、浅田選手のエイトトリプルはやはり、別次元の偉業だと溜飲が下がって、それで満足してしまう。

国民性といえばそれまでだが、日本人は即物的な褒賞などより観念的な栄光に心魅かれ、目に見える強さより見えぬこころの強さに、限りない美しさを求める傾向が確かにあるのだ。

争いごとを嫌い、こころに秘するものを尊ぶ、日本ならではの精神的な美徳観念を今さら逆方向に転換しろとは思わないが、とはいっても、世界に誇るべき日本の宝、選手の美しい演技、その芸術性が、どこまで行っても不条理な数字のレッテルを貼られたまま、そして国内のスケート関係者からは誰ひとりいつまでも、結果に異論の声を上げないというのは、何とも口惜しい。

闘い終えて、海外出張から戻ったネピアの鼻セレブ名誉会長が、また無事にサイト復帰している画像を見ていると、まさきつねは日本という国における、美とその強さの在り方について、しみじみ思う。

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この美しいひとが身に纏っている美しい白いウェディング・ドレスが、あの脆く破れやすい鼻紙でできているとはとても思えない。
けれど多くの職人やスタッフによる、ディテールにまでこだわったすべて手作りの丹念な作業が、このはかない美の顕現化を可能にしたのだと考えると、日本では、脆く弱く限りある、はかないいのちがこの世で最も強く、その強さに支えられたものが最も美しく、その美しさを自ら語らないものが最も価値があるのだと、しみじみわかる。

弱さゆえに苦悩するものが最も深いよろこびを知り、強さゆえに多くをみなに分け与えることができるものが最も深いかなしみを理解するのだと、そして最も深いよろこびと最も深いかなしみをこの上なく大きな振り幅で行き来するものが、最も深く美しい人生を歩むひとなのだと、しみじみ思うのである。


弱くはかなくも、強く美しいいのち。


いのちが自ら言葉にして語ることの出来ない、深いよろこびとかなしみを、まさきつねは語りたい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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苦しみとよろこびを貴方(あなた)は私に下さいました
それは私の中で切ない歌となりました
お穿(は)きと云つて翅(はね)のある小さい靴を今そろへて下さる。
おゝ私は蝶(てふ)になるのですか
さやぎあふ樹々のかげりの中を
歌はしづかにひらめきのぼり
はるかにしげみの方をみかへれば
むなしい繭(まゆ)が白くのこる
(永瀬清子『繭一つ』)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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says... "管理人のみ閲覧できます"
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2014.03.09 22:46 | | # [edit]
まさきつね says... "誠実な言葉で"
―さま

ご訪問うれしいです。秘コメもありがとうございます。お気遣いいただき、感謝に堪えません。

無理はしていないつもりですが、時間が取れなくなるとついブログがほったらかしになります。拙ブログにご訪問の皆さまは、そのあたりよくご理解くださっていますので、本当にありがたいです。

まさきつねも大体ーさまの仰る通りだと思います。今のルールは、選手や陣営に振付、構成、曲の選び方まで、点がとれる方向性をすべて指示している気がします。もう数年来、個性豊かな選手がどんどん消えてしまったと思います。アメリカのファンがフィギュアを見限ったのも、大きくはそのためでしょう。
その中で、日本の選手は逆境によく耐えていると思います。

浅田選手にしろ、高橋選手や安藤選手といったほかの選手たちにしろ、厳しいジャッジの中、体力の限界も感じつつ、表現力をさらに深めながら難度の高いジャンプを身につけて、よくもあれだけ成長を続けてこれたものだと心から感心します。
それもやはり彼らが、巧言令色で褒めそやす人間の言葉ばかりに驕ることなく、さまざまな苦言助言、時には酷い雑言にまで耳を傾けて、自己を律してきたからでしょう。

だからこそまさきつねが彼らを語る時には、誠実な言葉で真実をえぐる表現を探し出したいといつも思っております。

拙く、更新の鈍いブログですが、これからもよろしくお願いします
2014.03.10 09:19 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.03.11 10:21 | | # [edit]
はすかっぷジャム says... "思考停止状態"
まさきつね様

初めまして。あまりコメント慣れしていませんので、緊張しますが思い切って。

まさきつねさんのブログ、更新をずっと楽しみに待っていました。
文化音痴の私ですが、何度も読み返してしまいます。
(今日は久々に仕事もお休みで、家事の合間についつい読みふけってしまい…)

「ギャラガーさんについては、もうそろそろ勘弁して」と冗談めかして(?)、前回記事のコメント欄でお書きになっておられましたのに、また記事として皆さんにお返事されるまさきつねさん。

いまコメントしようとする私は、そのお気持ちを忖度できていないのかもしれません。そうであれば、本当に申し訳ありません。

実はまさきつねさんの次の文章が非常に印象に残りました。

----

>ところが現実は、延々続く感動の物語であらゆる採点への批判を封じ込めて、競技解説者もコメンテーターも誰ひとり本音を言わず建前だけを語り、「臭いものに蓋」と競技への疑問を国民に議論させようとしない有識者やマスコミの姿勢は、バンクーバー五輪のころからまったく変わっておらず、プロトコルがせっかく開示されているのにも関わらず、演技の判定や、判定方法について侃侃諤諤の議論を表立って交わそうとしない。

----

この文章に、私は大切なものから目をそらそうとしていたかもしれないと頭をはたかれた思いです。

以下、懺悔のような自分の話で恐縮ですが…。

ソチ前、真央選手に金メダルを切望する半面、彼女の実力、出来とは関係なく無理だろうとの気持ちを持ち続けていました。

そして、真央選手の女子シングル本番。
いまも胸が痛くなるショートプログラム。
そして何度見返しても涙があふれてくる驚嘆のフリープログラム。

いつもでしたら、プロトコルは必ずチェックしますが、今回は一度も目を通していません。
順位もスコアもメダルも、どうでもよい気になっていました。

残ったのは、「私はすごいものを観た」という確信です。
誰が何と言おうと、あの演技は競技史に残る、と。

その気持ちは今も変わりませんが、でもそれだけでは「思考停止状態」に陥っていますね。

オリンピックは終わり、世界選手権も間近です。
そろそろ、順位もスコアもメダルもない夢の世界から、現実へ戻って参ります。

まさきつねさま、刺激的な素敵なお言葉、ありがとうございました。
2014.03.11 11:20 | URL | #Z8A0VCFE [edit]
まさきつね says... "よろこびの記事を"
-さま

ご訪問いつもありがとうございます。
皆さまにお気遣いいただいて、まさきつねはいつも感謝しております。
過去記事にも目を通していただき、本当にうれしいです。古いものは今から思うと、いろいろ的外れだったりもしますが、当時から真摯に書いていたと思います。

獣医さんのお話はとても感慨深かったです。選手たちだって、リンクを離れたら日常生活をちゃんと送っているのですよね。でもやはり、普段の言動からその性格が滲みますね。

まさきつねも出来れば、よろこびの方をよりたくさん語りたいです。
ぼつぼつですけれども、少しでも内容のある記事をUP出来たらと思います。
2014.03.11 21:50 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "それに気づくこと"
はすかっぷジャムさま

初めまして。コメントうれしいです。「もうそろそろ勘弁して」というのは仰る通り、冗談半分です(笑)。記事の主旨ではなかった部分に、予想以上の多くのコメントをいただいたので、ちょっと戸惑いました。でもそれだけ皆さまが、浅田選手に深い思いを抱いていることが、あらためてよくわかりました。

はすかっぷジャムさまの仰るように、まさきつねが何より怖ろしいと思うのは「思考停止状態」です。そしてそうなっている自分に多くの場合、気がつかないことです。

勿論プロトコルを競技関係者でもないすべての人間が、チェックすべきだということではありません。でも、自分が「すごいものを観た」と思ったものが、あまりにも予想する採点や順位と乖離していたなら、普通におかしいと気づくでしょうし、そこでいだいた疑問をまあいいか、仕方ないかで済ませてしまっていいものかと、まさきつねは思う訳です。

悪質なマスコミはこうした場合、メディア操作で世論誘導して、大衆の疑問を封じ込め、万事事勿れ主義で終わらせてしまいます。
バンクーバーの浅田選手の銀メダルがそうでした。
あの時から明らかにおかしな採点偏向があったのに、プログラムの難度の高さも芸術性の高さもまったく議論の俎上に上げず、ひとつのわずかな失敗がすべてと言わんばかりに、マスコミも組織も順位に対する疑問の声をあっさり退けてしまったのです。
バンクーバーの金メダリストが、ソチで今度はしっぺ返しを食らって、今さら不正疑惑だスキャンダルだと騒いでいるのは、まったくおかしな状況です。

四年前、五輪の借りを浅田選手は世界選手権で返しました。今回も同じように、彼女が返したいと思っているだろうソチの借りを、ワールドで返せればいいと思います。

2014.03.11 22:29 | URL | #- [edit]
pero2000 says... ""
ご無沙汰しております。コメント自体、久しぶりですので緊張しますが・・・
ギャラガーさんのコラムの件、私も五輪のメダルが獲得できなかったという点に関しては、的を得ているかなと感じました。すべて同意するわけではありませんが、ギャラガーさんの意見も参考になりましたし、なるほどなと思った部分もありました。。
ただ、フリーをみて、トリプルアクセルを決めた頃から涙があふれ、ステップの頃には号泣している自分の感覚全てが、これは本当にすごい!と感じたことはこの先、他の選手で感じることができるのかわからないし、点数が出た瞬間に、10点以上低すぎる!と感じたこと、後から後から入ってくる情報で、最終グループで滑っていればもっと点数が出ていたという意見に対しての違和感はいつまでも消えません。滑走順で点数が決まることが納得いかなかったですし、今でもその意見は理解できません。採点方法を勉強しろと言われそうですが、観ていてすばらしかったか、ひきこまれたか、楽しめたか、素人の私にはそういう感覚でしかフィギュアは観れません。これまで何度、点数と実際の演技の素晴らしさとの落差に「えー!!」と言い続けてきたかわかりませんが・・・
世界選手権、どの選手も笑顔で終われますように・・・どんな演技を見せてくれるのか、とても楽しみです。
2014.03.13 00:04 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "世界選手権を前に"
pero2000さま

ご訪問うれしいです。まさきつねも更新が怪しいので、コメントし辛いですよね。ごめんなさい。

採点への違和感はまさきつねも、いつまでたっても拭えません。でもさらに拭えないマスコミの違和感があります。ギャラガーさんとか、海外記者の報道などまだましだと思える酷さ、あくどさです。

それが新しいエントリーになりました。
世界選手権を前に、これ以上あまりおかしな報道や記事で、ファンや観衆を翻弄して欲しくないとつくづく思います。
2014.03.14 21:23 | URL | #- [edit]
サマンサ says... ""
まさきつねさま

再びのコメントをさせていただきます。

今回のオリンピックを拝見し思ったこと。

「世代交代」をISUは謀ったのではないか?
浅田選手および高橋選手が「引退」をほのめかしている事で日本でのフィギアスケート人気は陰りをみせていくだろうという事を日本のスケート連盟およびISUがこの先の資金源を考えていたのではないかという推測です。

わたしは羽生選手が金を獲得した時点で女子の金・銀メダルはないのではないか?と想像しました。

羽生選手は高難度の技に挑戦し「金」に値する演技だったと思います。
ソトニコワ選手もGOEを沢山もらえるよう研究された演技でした。

彼らの金メダルに異議はありません。

真央選手のように純粋にスケートを愛し技の難度を上げて「競技」として挑戦している選手達を見ていると「競技」としてのフィギアスケートの行先を危惧をせざるを得ません。(男子は違います)


わたしはフィギアスケート観戦から 離れる時がくるのではないかと思い始めています。

追伸
拙宅にもネコがおります。
すべて(3匹です)元野良ネコで怪我をした猫たちです。
彼らを日々見ていると 
人間の「業・煩悩」が社会を良くする事は多々ありますが、ほぼ「本能」だけで生きている彼らを見ていると教えられる事が多々あります。

人間の思惑によって翻弄されるであろう選手たちが少なくされることを節に希望します。





2014.03.16 09:07 | URL | #- [edit]
みのり says... "自分のできることを"
あのドレスはティシュペーパーでできているのですね。とてもそうは見えません。日本には紙衣という伝統がありますから、驚くには当たらないのかもしれませんが、それでも、やっぱり驚いてしまいます。紙自体の丈夫さ、素材を生かしたデザイン、丁寧な縫製、ほかにも目に見えないところに多くの技術や技能がちりばめられているはずで、大勢の人の力が合わさっているのでしょうね。人は皆それぞれの立場で力を尽くしているのだと、あらためて感じ入ります。
2014.03.16 14:17 | URL | #6wH.DH8I [edit]
まさきつね says... "猫に見習って"
サマンサさま

再度のご訪問うれしいです。
世代交代は、たしかにISUの思惑にあったと思います。五輪で若い選手がメダルを獲るのは、珍しいことではありませんからね。
羽生選手も、ソトニコワ選手も、自分に吹いた風に乗って、実力を最大限発揮したのですから、メダルは当然の結果だったということでしょう。彼らが真に、歴史に残る魅力的な選手になるかは、彼ら自身の今後の課題だろうと思います。

ろくに判断もせず採点している審判を揶揄して、猫ジャッジと呼びますが、うちの猫などは、本当に美味しいものだけを食べ、不味いものやヤバイ食べ物にはそっぽを向きます。人間は時おり腐ったもので腹を下しますから、猫の方がよっぽど確かな判断力を持っていると、まさきつねは感心します。
その上、人間界では食品偽装や場合によっては毒物混入などを平気で行って、人間が人間を窮地に追いやるのですから、猫たちからすればまさに愚の骨頂でしょう。

人間たちは猫に見習って、少しは賢くなるべきでしょうね。
2014.03.16 19:39 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "その通り"
みのりさま

こちらにもコメントありがとうございます。
ひとはそれぞれ、自分のできることを尽くすべき…そういうことですよね。

過大な評価は要らないのかも知れません。泥の中で光る真珠のように、真価は必ず認められますから。
過大な評価で恥かしい思いをするのは、結局は偽物の方なのでしょうね。
2014.03.16 19:44 | URL | #- [edit]
ことり says... ""
以前のペースのようなブログの更新、とても嬉しいです。
このドレスの真央さんの写真、ほんとうに美しくて・・思わずひきこまれるように見てしまいました。ありがとうございます!

昨年の12月にお世話になった方のお別れ会を企画し、花紙で薔薇をたくさん作って花冠を作り、ショールにも薔薇をつけてお贈りしました。(赤と白の薔薇を作って、赤薔薇と白薔薇の妖精お二人にしてしまったのです☆)真央さんのドレスにもそれと同じ作り方の薔薇が使われているのをみて、思わず感動してしまいました。

全部で100個近くせっせとつくったのですが、時間もかかりましたし・・
ティシュが素材となると、もっともっと丁寧に扱わねばならないでしょう・・作られた方々、素晴らしいです!

ドレス製作チームの一員になりたかった~・・・と切望してしまいます。

とはいえ、花冠二個とショールにつけた薔薇だけで、かなり疲労困憊してしまったので、あんなに美しいドレスが完成するまで一体どれだけの時間と労力がかかったのか、考えただけで気が遠くなりそうです・・。

お花一個を作り上げる過程がわかるからこそ、ドレスの細部をみているだけで、涙がでてくるのです。

そして、その努力の結晶を身に纏った真央さんの輝くような清純な美しさ・・・。


「弱さゆえに苦悩するものが最も深いよろこびを知り、強さゆえに多くをみなに分け与えることができるものが最も深いかなしみを理解するのだと、そして最も深いよろこびと最も深いかなしみをこの上なく大きな振り幅で行き来するものが、最も深く美しい人生を歩むひとなのだと、しみじみ思うのである。」

まさきつねさんの言葉が、真央さんの美しさとともに深く心にはいっていきます。

真央さんが舞台から去っていくとき、
まさきつねさんもまたフィギュアスケートの世界から、遠ざかっていかれるのでしょうか。

このブログの更新もいつか・・・。


時よ、とまれ。

時よ、とまれ・・と思わずにいられません。





2014.03.16 21:46 | URL | #34//Ccg. [edit]
まさきつね says... "頑張ります…"
ことりさま

コメントうれしいです。
以前のペース…もそろそろ怪しくなってきました。
いろいろまだ書きたい記事はあるのですが、なかなかまとまらないのです。

このティッシュのドレス、美しいですよね。いろんな人のいろんな努力や気持ちがこもって、本当によくできていると思います。

まさきつねも、気持ちのこもった記事の更新を頑張りたいと思うのですが、雑多な思いにかまけると、つい雑な文章で雑な内容になってしまい、途中で投げ出したりしてしまいます。
浅田選手のプログラムをまとめた「空中庭園の散歩」のエントリー、まだ途中ですので、これだけはぼつぼつでも更新したいと思っているのですけれどね…

まだ世界選手権もありますし、何とか投げ出さずに内容のある記事をUPしていきたいと思います。
2014.03.18 22:47 | URL | #- [edit]

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