月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

五月の短歌 其の伍

佳品嘆美42
(ジャクソン・ポロック『Number 1A』1948年)

松の葉の葉毎に結ぶ白露の置きてはこぼれこぼれては置く
(正岡子規『竹乃里歌』)

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虚子の計らいで臥室の窓に入った硝子。病で寝たきりのまま、景色を洞察する歌人の目に、緑は滲み、涙のごとき露はこぼれる。



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Comment

moonlight says... ""
お久しぶりです。
短歌や俳句に眼を開かせてくれたまさきつね様が戻ってくれて、浅田真央を絡めた芸術を再び語ってくれるのがうれしいです。
北原白秋の「初恋」に続いて、今回もナイスチョイスですね。
浅田真央も見たであろう心象を、今、私も見ている。いや、白露になっている。蛇足お許しを・・・
2017.05.03 01:01 | URL | #- [edit]
まさきつね says... "Re: タイトルなし"
> お久しぶりです。

長らくご無沙汰でごめんなさい。懐かしいお名前が次々お見えになって、本当に嬉しいです。

> 北原白秋の「初恋」に続いて、今回もナイスチョイスですね。

いろいろ含みのある詩歌を選んでいるつもりですが、皆さまそれぞれに思いを重ねていただけたらと存じます。
特に詩歌は、さまざまに解釈できる世界ですから、詠み手以上に鑑賞する側が新しい世界を構築できますね。

こぼれた涙が乾くとき、もっと美しい世界がひろがっているといいですね。
2017.05.03 18:54 | URL | #- [edit]

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