月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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凍れる星の王子の薔薇 其の壱

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インタビュアー:On vous surnomme Le petit prince etvous aimez aussi particulierement le livreeponyme d’Antoine de Saint-Exupery.A la fin du livre, le petit principe meurt dumal du pays...
あなたには「星の王子さま(小さな王子)」というあだ名がありますね。そしてあなたもあだ名の由来であるサン・テグジュペリの本が大好き。でも本の最後で星の王子さまは、あまりにも大きな憧れの代償に命を落としてしまいます…
ステファン:J’espere que je peux conserver l’innocencedu petit prince. D’un esprit ouvert,il parvient a analyser les chosesdifferemment et a trouver son bonheurdans les petites choses. En plus,il ne se soucie pas de l’image qu’onpeut avoir de lui. Je voudrais poursuivre cette mentalite et je reve derester un petit prince, meme s’il mefaudra mourir comme lui. 
僕は星の王子さまのような「無邪気なこころ」を持ち続けていたいと思います。
王子さまはすべてに開かれた精神を持ち、そのため誰も分かろうとしないあらゆる物事を理解し、ささいなものにも幸せを見つけることができるのです。王子さまは他人が自分のことをどう思っているかということを意に介しません。僕も王子さまと同じこころを追い求めたい。僕は「星の王子さま」のようにあり続けたいと夢見ているのです。たとえ彼のような最期を迎えねばならないとしても。
(ステファン・ランビエール『スイス鉄道発行誌VIA』2006年のインタビューから抜粋)



ランビエールがインタビューに答えて、引退した浅田選手のことを語っている動画が素敵だ。

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【フィギュアスケートステファン・ランビエールが語る浅田真央、「お手本のような人」】
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上原亜紀子
2017-04-27 11:30
フィギュアスケート男子で2006年トリノオリンピック銀メダル、2010年バンクーバーオリンピックで4位のステファン・ランビエール(32)が、自分の出発点となったヴィラールのスケート場でインタビューに応じ、現役引退した浅田真央(26)について、「キャリアの長さや練習や美に対する彼女の規律は、みんなが見習うべき一例」と感情を込めて語った。
ランビエールは、今月10日に引退を表明した浅田真央を、「常に安定していて、集中力があって情熱がみなぎり、規律正しくとても美しいスケーター。信じられないほどの技術と力強さがあった」と振り返り、小さな頃からの輝かしい実績やトリプルアクセルを称賛した。
 昨年7月、浅田真央が出演するアイスショー「ザ・アイス」のリハーサルを見たとき、浅田真央がステップや動きの多いバッハの曲に合わせて練習する姿は印象的で、「とても音楽に敏感で、細かい動きを何度も何度も繰り返し練習して、すべての動きがコントロールできるようになるまで集中し、すごいエネルギーを見た」と語る。「真央はお手本のような人」で、「今日のフィギュア界において、彼女ほど精神的に強くて能力があって、選手としてのキャリアを長く続けられる人はなかなかいない」とも言う。
 ランビエールは昨年4月、自身が主催するスイスのアイスショー「アイスレジェンド」に浅田真央を招待し、浅田真央は情感溢れる「蝶々夫人」を披露した。今年は、ショーの開催を5月に予定していたが、平昌オリンピック準備により出演者が集まらないことやスポンサーが足りずに開催を断念した。ただ、来年末に開催する際は、浅田真央をはじめ、髙橋大輔、荒川静香、羽生結弦、宇野昌磨といった日本フィギュア界のスターをぜひスイスに呼んで「夢のようなキャスティングをしたい」と微笑んで話す。

【ステファン・ランビエールが語る浅田真央、「お手本のような人」】


真央との思い出は沢山あります。
とても若い真央がすでに国際大会で活躍していたのを覚えています。
パワーとエネルギーがあって、素晴らしいトリプルアクセルをし、とっても小さいのに大きな笑顔で、世界の偉大なスケーターのようなことができていた。
トリノ五輪の前には、グランプリ・ファイナルでも優勝した。
その頃から現役を引退するまでの真央は、常に安定していて集中力があって情熱がみなぎり、
規律正しいとても美しいスケーターで、
信じられないほどの技術と力強さがあって好きでした。
みんなのお手本だと思います。
日本や若者だけに限らず、キャリアの長さ、練習と美に対する彼女の規律は
みんなが見習うべき一例です。



古い記事だが、続けてランビエールが演出した『アイスレジェンド2016』の広報記事を掲載しておく。

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【7アイスレジェンド ランビエール、コストナー、大輔、真央、ブニアティシヴィリが紡ぐ夢のひととき】
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里信邦子
2016-04-24 13:22

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ピアニストのブニアティシヴィリが弾く稲妻のような音に合わせ、ステファン・ランビエールと高橋大輔がジャンプをする。月の光が微妙に変わっていくようなきらきらとしたリズムに、カロリーナ・コストナーが頭の方向を微妙に変えながら回転する。ショパンの音の流れに浅田真央もスピンで応える。ジュネーブで22日に開催された「アイスレジェンド2016」の一部をなす創作作品「ル・ポエム」は、4人の表現性に優れたスケーターの動きが、ピアノとの相乗効果をかもし出す、奇跡のバレエ作品だった。
 ランビエールが2回目の試みとして演出するアイスレジェンド2016の構想は、「ストーリー性のある創作作品とスケーターの人生を変えたショートプログラムの再現を組み合わせること」だった。その結果、2幕目が主にショートプログラムの再現であるのに対し、1幕目は、幾つかのショートプログラムの後に愛をテーマにした創作作品「ル・ポエム」が演じられた。
 ランビエールは、この作品を自ら「氷上で繰り広げられる、3部で構成されるバレエ作品」と言っている。あらすじは、コストナーの演じる女性がランビエールの演じる男性に恋い焦がれるが、男性は「愛の狩人」のようにさまざまな人に言い寄り、「コストナー」を苦しめる。だが「ランビエール」も、そうした自分の愛のあり方に苦しみ、悩み、自己破壊の方向に向かっていくといったものだ。

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浅田真央が演じるショパンの「バラード」
 浅田真央は、この作品の第1部「村に住む人々(今回参加するスケーターたち全員)」を紹介していく役だ。黒いドレスに身を包んだ浅田は、ショパンの「バラード」を、ジャンプやスピンなどの技術もしっかりと加えながら、曲の「内容」に丁寧に添い、繊細に仕上げていった。
 それは、ブニアティシヴィリが弾く、薫り高いショパンの音の流れに反応したもの。ショー前のインタビューでも、「ショパンの曲は大好きだが、それをピアノの生演奏でやるのは今回が初めて。よい経験になる。できれば自分のショーにも加えてみたい」と語っている。

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コストナーが演じるドビュッシーの「月の光」
 ドビュッシーの「月の光」で、コストナーが演じる第2部は圧巻だ。薄いピンクのドレスに包まれたコストナーが、ブニアティシヴィリのピアノの前に座り、夢見るように上方を見上げるところから始まる。それは、ランビエールが演じる男性に恋する女性の姿を象徴する。
 結局コストナーは、自分で作り上げた男性の理想像を愛し、愛がもたらす全てを夢想し、それに没頭していく。その喜びあふれる夢想の過程は、ブニアティシヴィリが月の光のさまざまな姿を音に変換するようにして弾く音の流れに呼応しながら、動きに翻訳される。または、コストナーのこの動きをブニアティシヴィリが感じ取り、それを、表現できない言葉の代わりとして「音」で補足してあげようとするともいえるかもしれない。
 この音と動きの「出会い」を、ブニアティシヴィリはこう言う。「ステファンやカロリーナのエネルギーと組むとき、共通のエネルギーを見つけなくてはならない。ときには相手が表に出るように私は陰に隠れ、ときには私が表に出るといった工夫がいる。つまり、私自身の流れに没頭しながら、同時に相手の流れに配慮するとき、まるでそれまで知らなかった2人が舞台の上で突然恋に落ちるように、新しい感情やハーモニーが生み出され、自由になる」

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ランビエールが爆発するラヴェルの「ワルツ」
 第3部の前半は、ランビエールとコストナーが2人の愛を語る場面だ。2人は手をつないで一緒に踊り滑る。ソロのスケーターである2人にとって、この場面はかなりの挑戦だったとランビエールは振り返っている。「3月に2週間集中して練習した。1日目が終わったとき、2人の間に沈黙が続いた。ぜんぜんうまくいかなかったからだ。相手の動きとリズムに合わせるのは本当に難しいことだった。例えばカロリーナはすごいスピードの持ち主で、あっという間に1人でリンクの反対側に行っている。でも2日目からはうまくいくようになった」
 ここでも2人は、どこかで演劇やバレエの指導を受けたにちがいないと思わせるほどに、スケートのいわゆる技術以外に、胴体のひねりやちょっとしたステップや指の「表情」などを使い、深い愛や愛への疑い、苦しみなどを表現している。
 そして、なんと言っても今回の「山場」は、ランビエールがソロで舞う第3部の後半だ。自分の愛のあり方に苦しみ、悩み、最後は自己破壊へと向かう男性の内面を、高くジャンプし、身体をうねらせながら滑り、頭を振り、得意のスピンで回転しながら表現する。
 こうした動きで爆発するエネルギーを、ブニアティシヴィリはさらに高めるかのように、ピアノのキーを打楽器のようにたたき、右から左へとさっと一気にキーに触れ、椅子から落ちんばかりに右腕を大きく振り上げ、聞いたこともないような「ラヴェル」をとどろかせる。12月から共同で構想を練ってきたこのピアニストとの「コラボ」は、ここで燃焼し尽くしたように思える。

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大ちゃんファンの中で
 こうした愛の物語の中で高橋大輔は、ランビエールの仲良しの男友達を演じて、コストナーの嫉妬をあおる役だった。ここでも素晴らしい動きで観客を沸かせるのだが、今回の高橋は、むしろ日本から持ってきたソロの、宗教的・精神的な「ラクリモーサ」と、これとは対照的な楽しいナンバー「マンボ」で、観客を酔わせた。
 日本からはるばる駆けつけたおよそ100人もの「大ちゃんファン」が、横断幕をかかげ、大いに沸いたことはいうまでもない。

次のアイスレジェンドは2027年?
 ショーの終了直後に、ランビエールの長年のコーチだったピーター・グルッターに会った。「次のアイスレジェンドは2027年だとステファンが言った」という。
 10年後というのはちょっと大げさでは?とたずねると、「確かに彼にはちょっと大げさなところがある…。でも全てのエネルギーを使い果たしたのだと思う。いつもそうだった。選手のころから試合直前まで一日何十回も滑って、試合前は休めというのにいうことを聞かなかった」
 ランビエールの表現力については、「小さいときから他のスケーターとは違っていた。耳がよく、音楽に内面から反応した。またステップ一つでも、他のスケーターは教えた通りにするのに、彼は自分で試行錯誤した末に独自のステップを編み出していた」
 だから、ランビエールが表現性の高い、「夢の中に誘い込むようなバレエ作品」をいつか作ってくれるのではないかと思っていたという。
 今後も、この夢の中に誘い込むようなアイスレジェンドをランビエールが開催してくれることはまちがいないだろう。ただし3回目は、グルッターさんも言うように、スイスで1回限りではなく、他の国でも行い、しかも10年後ではないことを期待したい。

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【アイスレジェンド ランビエール、コストナー、大輔、真央、ブニアティシヴィリが紡ぐ夢のひととき】



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【アイスレジェンド2016浅田真央、スイスのアイスレジェンドで舞う】
2016-04-25 11:00
「ヨーロッパで滑るのは初めて。招待されてうれしいです」と、浅田真央さん。プロフィギュアスケーターのステファン・ランビエールが演出する「アイスレジェンド2016」に出演するため20日夜、ジュネーブに着いた。21日の、ぎっしり詰まったリハーサルの間に、インタビューに応じてくれた。(インタビュー・里信邦子 撮影・Vania Aillon 編集・Vania Aillon&里信邦子 制作・スイスインフォ)
 浅田真央さんがアイスレジェンドで演じるのは、第1幕の「愛」をテーマにした3部作の1番目。イタリアのスケーター、カロリーナ・コストナー演じる女性がランビエールの演じる男性に恋焦がれるが、男性は「愛の狩人」のようにさまざまな男女に言い寄っていき、カロリーナを苦しめる。
 そうした話の始まりで、真央さんは優雅に美しくショパンの曲に乗って、小さな村に住む人々(今回参加するスケーターたち)を紹介していく。
 アイスショー本番のわずか3日前にジュネーブ入りした真央さん。2日間で振りができるのだろうか?と心配になるが、マネージャーさんによると、「最初にソロで踊るショパンの『バラード』の一部は、ショートプログラムでいつも踊ってきたもの。村の人々を紹介する部分は、まだ披露せずに持っていたこの『バラード』の残りの振りを使うので、まったく問題ない」という。 
 そんな得意のショパンを、今回は情熱あふれるピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの演奏で踊る。「日本では、ショーで生演奏というのはなかなかないので、踊るのがとても楽しみです。いつか自分のショーにも取り入れられたらいいなと思います」と語る。
 「スケーターたちの人生を変えたショートプログラム」をそれぞれが披露する第2幕で、真央さんは得意の「蝶々夫人」を演じる。「日本人の芯の強さをヨーロッパの人に感じてもらえたらうれしい」と答えた後に、「蝶々夫人は日本人の物語なので、日本人が演じることで思いがもっと伝わるのではないか」と、付け加えた。

私自身も、ヨーロッパのショーに出ることがないので、今回初めてですよね多分、なので、私も招待されてうれしいです。
生演奏で滑るってこともなかなかないことなので、私自身も今回ショパンを、ピアノの生演奏で滑るんですけど、すごくいい経験になると思います。私自身も、ショーで生演奏というのは、結構なかなか日本ではないことなので、そういうのは素敵だなと思います。
以前歌手の人と一緒で滑ったことがあるんですけど、ピアノだけっていうのは初めてなので、私自身もすごい楽しみですし、また今後機会があったら滑りたいなと思います。
(クラシックの方が好きか?)
どちらも好きなんですけど、私は結構ショパンの曲をよく使っていたので、今回こうしてまたショパンの曲をこの舞台で滑ることができてうれしいです。
(ランビエールや彼の芸術性については?)
ほんとにジャンプや技術だけじゃなくて、本当に芸術性ゆたかなセンスと思うので、私自身も間近で一緒にこうして滑ることができて本当にすごくうれしいです。
技術ももちろんなんですけど、より一層こう芸術を表現することの方を重視して滑っているので、そういう意味ではまた、競技者としても視野に、表現する部分ではプラスしていけたらいいなと思っています。
(『蝶々夫人』について?)
ヨーロッパの明日が本番なんですけど、ヨーロッパの方にも日本の芯の強さ、日本人の芯の強さというのを感じてもらえたらいいなという風に思います。あとこの『マダム・バタフライ』は日本人の物語なので、日本人が演じることによってまた思いが伝わるかなというように思うので、ヨーロッパの人にもまた楽しんでもらえればいいなという風に思います。

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【浅田真央、スイスのアイスレジェンドで舞う】



ランビエールに関しては、まさきつねも何度もこのブログで以下のような記事を書いた。

【銀盤のドゥエンデ 其の壱】
【銀盤のドゥエンデ 其の弐】
【瞬間の風をまとう者 其の壱 】
【瞬間の風をまとう者 其の弐】
【至宝の解説者】

語るもがな偏愛のスケーターのひとりだが、ランビエールに関して、五輪の金メダルがどうだとかジャンプの成功率がああだとか、無粋な話で彼のスケーティングを語ろうとする輩は、フィギュアスケートファンの中にはまず見当たるまい。

ランビエールは現役選手の時代から、彼独自のスケート理論を持ち、美に対する彼なりの基準をすでに確立していた。

『アイスレジェンド』は彼らしい、芸術的なスケートへのこだわりと思惟的なテーマ性を持ったストーリーを屋台骨とするアイスショーで、エンターティメントとして楽しむいわゆる一般的なアイスショーとは少しばかり一線を画する。
いわば、ランビエールの夢をそのまま具現化したような美に特化した演出と、選び抜かれた音楽が幻想的な世界を構築し、さらに彼のお眼鏡にかなったスケーターのみがその世界の住人となり得る、まさに伝説的な舞台だ。


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