月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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白秋に記す 其の壱


【中国杯男子シングルショートリザルト】
http://www.isuresults.com/results/gpchn2010/SEG001.HTM

Pl. Name Nation TSS
= TES + PCS  SS TR PE CH IN Ded. - StN.
1 小塚崇彦 JPN 77.40
41.30 36.10 7.50 6.89 7.18 7.21 7.32 0.00 #9
2 Brian JOUBERT FRA 74.80
37.79 37.01 7.43 7.04 7.50 7.43 7.61 0.00 #11
3 Tomas VERNER CZE 70.31
33.76 36.55 7.50 7.04 7.29 7.29 7.43 0.00 #12
4 Brandon MROZ USA 69.84
38.51 31.33 6.36 6.00 6.39 6.29 6.29 0.00 #7
5 Sergei VORONOV RUS 68.70
34.77 33.93 6.93 6.46 6.79 6.82 6.93 0.00 #8
6 Ross MINER USA 67.10
36.29 30.81 6.21 5.89 6.14 6.32 6.25 0.00 #3
7 町田樹 JPN 66.78
33.16 33.62 6.79 6.43 6.79 6.82 6.79 0.00 #6
8 Jinlin GUAN CHN 64.95
36.16 29.79 6.14 5.61 6.04 5.96 6.04 1.00 #2
9 Samuel CONTESTI ITA 60.60
27.14 33.46 6.64 6.36 6.75 6.75 6.96 0.00 #10
10 Peter LIEBERS GER 59.78
30.92 29.86 5.96 5.68 6.00 6.04 6.18 1.00 #4
11 Jialiang WU CHN 57.76
30.04 27.72 5.79 5.39 5.54 5.54 5.46 0.00 #5
12 Peitong CHEN CHN 54.85
28.75 26.10 5.39 4.96 5.14 5.36 5.25 0.00 #1


【中国杯男子シングル結果総合】
http://www.isuresults.com/results/gpchn2010/CAT001RS.HTM

Pl. Name Nation Points SP FS
1 小塚崇彦 JPN 233.51 1 1
2 Brandon MROZ USA 216.80 4 2
3 Tomas VERNER CZE 214.81 3 3
4 Brian JOUBERT FRA 210.29 2 5
5 町田樹 JPN 200.95 7 6
6 Samuel CONTESTI ITA 198.84 9 4
7 Ross MINER USA 197.13 6 8
8 Jinlin GUAN CHN 196.92 8 7
9 Peter LIEBERS GER 175.94 10 9
10 Jialiang WU CHN 172.56 11 10
11 Peitong CHEN CHN 150.69 12 11


【中国杯男子シングルフリーリザルト】
http://www.isuresults.com/results/gpchn2010/SEG002.HTM

Pl. Name Nation TSS
= TES + PCS  SS TR PE CH IN Ded. - StN.
1 小塚崇彦 JPN 156.11
81.41 74.70 7.79 7.21 7.46 7.43 7.46 0.00 #12
2 Brandon MROZ USA 146.96
78.98 67.98 6.82 6.39 6.96 6.89 6.93 0.00 #9
3 Tomas VERNER CZE 144.50
68.94 75.56 7.64 7.21 7.64 7.50 7.79 0.00 #10
4 Samuel CONTESTI ITA 138.24
73.16 65.08 6.50 6.00 6.61 6.61 6.82 0.00 #4
5 Brian JOUBERT FRA 135.49
62.99 72.50 7.43 6.75 7.39 7.25 7.43 0.00 #11
6 町田 樹 JPN 134.17
69.73 66.44 6.93 6.36 6.64 6.61 6.68 2.00 #6
7 Jinlin GUAN CHN 131.97
70.89 62.08 6.43 5.75 6.36 6.14 6.36 1.00 #5
8 Ross MINER USA 130.03
64.01 67.02 6.79 6.54 6.75 6.75 6.68 1.00 #7
9 Peter LIEBERS GER 116.16
59.16 57.00 5.86 5.46 5.61 5.75 5.82 0.00 #3
10 Jialiang WU CHN 114.80
65.88 51.92 5.57 4.82 5.18 5.32 5.07 3.00 #2
11 Peitong CHEN CHN 95.84
46.14 51.70 5.32 4.82 5.25 5.14 5.32 2.00 #1
WDR Sergei VORONOV RUS #8

************************


結果だけからすれば、中国杯は今までの溜飲を下げるような最高のエンディングだったと思う。ただ、やたら「アベック優勝」と報道するのもどうかと感じるが、確かに日本勢は、これまで言われてきた女子シングル同様の選手層の厚さと若手の台頭を、男子シングルでも見せつけたかたちとなった。

町田選手の演技はさすがに緊張感のためか、ジャンプやスピンで固くなっている様子が見受けられたが、繋ぎやステップの柔らかな表現力は彼のSPの魅力を充分伝えていただろう。もっと魅せられる部分もあると思うが、試合を重ねて解放された伸びやかさが出せるようになれば、自然に伴ってくるのだろう。無論、今大会の顔ぶれの中でジュベール選手に次ぐ五位という最終順位は、GPデビューとして上々のものだったことは間違いない。

四回転ジャンパーのジュベール選手は、グランドスラムが懸かる中での優勝狙いにやはり難しいものがあったのだろうか。田村さんも解説で、ショートはスピードが欠け、フリーは体が重たいと仰っていたが、全体的に凄味が感じられず、演技が小さくまとまってしまったという出来だった。

それにしても四回転ジャンプの成功は、二回のトリプルアクセルがいかにミスなく出来るかということと表裏一体で評価されるのだなと改めて感じられる大会になった。四回転を跳ぶリスクは軽減されたのかも知れないが、結局はエレメンツの難易度に対する評価を、演技の完成度が上回ってしまう。

勿論ジュベール選手のステップやスピンの演技について、課題が山積みであったことは瞭然のことだ。ISUのプレスリリースでもショート演技について、レベル1もしくは2と取りこぼしが指摘されていたが、これはフィギュアスケーターではないナハロが振り付けをしたことが誘因となっているのだろうか。
とすれば残念なことだが、上半身に工夫された繋ぎの演技に惹きつけられる反面、フットワークに見どころが欠けるのはどうもこれまでのジュベール選手の演技から鑑みるに、彼自身が克服しきれていない課題なのかも知れない。だがPCSは7点台を確保しているのだから、このあたり小塚選手と比べると、どうしても絶対評価とは解せぬ判定ではあるのだ。

ジュベール選手のスピンに関して言えば、これは取りこぼしというより端からレベル2以上を狙った構成とは思えない甘さを感じるので、シーズン緒戦ということもあり、これからの試合でレベルアップを目指して調整していくエレメンツのつもりだろうか。今回はポジションや回転数にレベルを獲ろうという積極性が見られない気がしたので、これも四回転に集中するための弊害だとしたら今のジャッジ傾向からすれば作戦ミスだろう。

ウィルソン振り付けのフリーのプログラム構成は、(これも四回転を複数回盛り込むための戦術だろうが)ショートよりさらに繋ぎが薄く、全体的にまだ滑り切れていない印象が強かった。フレンチ・マスターズの報道記事によれば、ジュベール選手は初めて選んだクラシック曲で「これまでにない香気漂う品位あるプログラムを仕上げる可能性」を持ったということだが、まだその全体像を示すには及ばなかったということか。四回転ジャンプが決まって、曲の音に体の動きが添うようになれば、彼のパフォーマンスの方向性がジャッジの評価に結びついてゆくのだろう。

ジュベール選手に比べると、演技全体の出来が今ひとつという割にSPもFSも大崩れしなかったためもあるだろうが、ジャッジから上々の評価を貰った感じがするベルネル選手。
優しく明るい印象がある滑りや、癖のない欧州的な雄大さのある表現力は、その復活がファンにとって待ち焦がれるものだったと思うが、完全な回生にはまだもう少しかかるのかも知れない。
彼の演技のスケール感を見せるのに『マイケル・ジャクソンメドレー』はやや疑問の残るところではあるが、昨季までのエキシビションで滑り込んで熟成させてきた切れ味をジャッジにアピールしたいのだろうか。逆から考えると、今はまだ気の抜けたビールのようなプログラムの感触も、シーズン中に進化することをジャッジも期待しているのだろう。

そして思わぬ伏兵と言っては失礼なのだろうか。アメリカのムロズ選手、テレビ放映もないのはあまりにも気の毒だと思うが、今回はジャンプの技術力がものをいったようだ。ショートで四回転の連続ジャンプとトリプルアクセルを決め、フリーでも四回転と入りを工夫したアクセルをまとめて、技術点を稼いでいる。
カナダ杯のレイノルズ選手もそうだったがSPにおいては、難度の高い技をしっかり決めることで、表現の未熟な部分を巻き返すことが出来る。若手選手やPCSの低い選手が上位を狙うには、まずSPの高難度要素をいかにミスなくまとめるかが大事になってくるということなのだろう。


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中国のフラワーガールたち、グッジョブ…


…。
brian_coc_2.jpg

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まさきつねさん、こんにちは。北京からです。
ラッキーなことに最前列だったので、細かいとこまで観戦することができました。
まず小塚君ですが、やはり直前まで滑りこんで自信があったように感じられました。前シーズンからの不安のせいか、6分間練習では4回転よりも3Aを何度も確認してました。パーフェクトではないにしても1回目を上手く着氷でき、その後の演技がスムースにいったようです。表現力も前よりずい分上がりましたね。ステップは誰よりも深く美しく圧巻でしたね。北京でいいイメージを持ったと思うので、今からファイナルが楽しみです。(まだ決まってないけど。笑)
ムロズ選手はその前のボロノフ選手が演技序盤で棄権したので、気持ちの準備は大丈夫なのかと心配でしたが、ほぼパーフェクトでとてもいい演技でした。確かにつなぎなど課題は多いと思いますが、あの場面であれだけの演技ができたのは今後に繋がるいい経験をしたと思います。
2010/11/7(日) 午前 11:56 [ cha*ok*ba*223 ]

(続きです。)
ジュベさんは準備不足か調子が悪かったんでしょうね。いつもの自信に満ちた演技とは違いました。練習でも不安材料があるように思えました。雑な割にはPCSはかなり出てましたね。特定選手に対するえこひいきはないとジャッジからのメッセージにも感じられました。逆効果なんですけどねぇ。
町田君はSPとは違ってちょっと硬かったですね。グループ最終滑走だったので、少し影響あったかもしれません。
ベルネル選手は最近にしては珍しく失敗が少ない演技でした。4回転を回避して余裕があったのと、曲に助けられ会場がノリノリだったので今回のような結果になったのでしょう。個人的にはあまり魅力感じませんでしたけど。
あとGUAN選手がきれいなジャンプをしてたので、これからレギュラーで頑張ってもらいたいです。
長々と書きましたが今回はこれで。
2010/11/7(日) 午前 11:57 [ cha*ok*ba*223 ]

すみません、追記です。
信夫先生ですが、小塚君の演技終了後珍しく笑顔でした!
2010/11/7(日) 午後 0:11 [ cha*ok*ba*223 ]

cha*ok*ba*223さま
さっそくの現地情報ありがとうございます。加えて素晴らしいコメントうれしいです。
小塚選手のファイナル進出、期待したいですね。四回転と文句のつけようのない3Aを揃えて、チャン選手に目にもの見せて欲しいです。
ムロズ選手、無念の昨季から復調してきましたね。ジュベール選手同様、四回転ジャンパーとして踏ん張って欲しいです。
ジュベール選手は技術点で抑えられて、ジャンプを失敗したら表彰台はないという引導を渡された感じです。ベルネル選手はこのまま四回転を捨ててしまうのか注目ですが、世界王者を狙う前にチェコの一番手をブジェジナ選手に奪われそうな危機感を持ったのかも知れません。勝つためのプログラムという考え方はアスリートである以上必要なのかも知れませんが、もっとスパンを考え長い目で見た、自分を生かす自分自身のためのプログラムの方が、名プロとして残っていくような気がしますね。
2010/11/7(日) 午後 2:49 [ まさきつね ]

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