月船書林

フィギュアスケートの話題を中心に芸術を語る

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姉妹の秋のプロフィル

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OLYMPUS コンパクトデジタルカメラ「μシリーズ」の2010年秋・冬製品を浅田姉妹が紹介する動画である。

☆μ-7050 マジックフィルター生活(その1)※μシリーズです。☆
☆μ-7050 マジックフィルター生活(その2)※μシリーズです。☆

このシリーズで二人が見せる小芝居は何ともベタだが、それぞれの個性をよく生かしたキャラクター設定になっていると思う。

前回シリーズの、白衣を着た研究員の舞さんとアナウンサー役の浅田選手が繰り広げたコントも、ちょっとツンデレ系の舞さんの受け答えに、きわめて素直な反応を見せる浅田選手という少しマニアックなシナリオが、背筋がむずむずするような独特の愉悦感を湧き起こした。

今回はオフィスを場面に、OLの先輩後輩という設定で、前ほどのひねりはないが、それだけにさらに自然な普段の二人を思わせる仕上がりになっている。シナリオもオチもあいかわらずのベタで、棒読み会話もそのままだが、学芸会のようなノリが癖になる和やかさである。

浅田姉妹の、このお互いの個性が相手を引き立たせているようなコンビネーションプレイの雰囲気そのままに、舞選手が試合後の浅田選手にインタビューした様子がニュース記事に上がっていた。

☆2010/10/25 18:55  JCASTニュース☆
http://www.j-cast.com/2010/10/25079077.html


【浅田真央が姉に語った惨敗の「真相」 ジャンプ改造「もうちょっと時間必要」】

「過去最低」の8位で今季グランプリ(GP)シリーズ開幕戦を終えたフィギュアスケートの浅田真央選手(20)が、テレビ番組で姉の舞選手(22)に敗戦から一夜明けた思いを語った。
「真央ボロボロ8位」(読売新聞)、「真央ミス連発8位」(毎日新聞)、「真央涙目」(サンケイスポーツ)――。GP第1戦NHK杯の女子フリー・総合の結果を報じた2010年10月24日付の朝刊各紙には、こうした厳しい見出しが並んだ。

「気持ちと滑りが全然合ってなくて」
浅田選手は、ショートプログラムでもフリーでもジャンプでミスを連発した。フリーの7つのジャンプ要素で跳べたのは2回のみだ。「完璧な成功は1回だけ」とするマスコミもある。転倒シーンも目についた。
「気持ちはいってたけど、気持ちと滑りが全然合ってなくて……」。真央選手は、インタビュアー役の姉・舞さんにこう打ち明けた。2010年10月25日朝放送の情報番組「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)で、試合翌日の24日に行ったインタビュー映像が放送された。
相手が姉ということもあり安心しているのか、真央選手の表情は、演技直後のうつろで涙目に見えたときよりはリラックスしているようだ。
「いつもとは違う何かがあったっていうこと?」と、真央選手らしからぬ「惨敗」を心配する舞さんの質問に、真央選手は「(練習段階で)完成まではほど遠い」状態だったと説明した。
ジャンプを「1からやり直して」いる途上だという。その新ジャンプが単独では安定してきており、「次は(流れの中で)通しでしっかりできる」のが課題だ。そのためには「もうちょっと時間が必要」だそうだ。練習の段階で完成度が低かったせいか、今回の8位という結果には、「やっぱりこんな感じか」と驚きはないようだ。
「理想はいつのジャンプ?」との質問には、「2005年の(GP)ファイナルあたりかな」と答えた。「昔のジャンプをもう1回蘇らせる」つもりのようだ。
すでに気持ちは切り替わり、「次の試合に向けた練習のことを考えている」と前向きなところを見せた。

ルール変更やコーチ交代の影響は?
フィギュアスケートは今季からルールが大きく変わった。真央選手が得意の「トリプルアクセル」など難易度の高いジャンプの基礎点が高くなり、回転不足によるミスの減点幅は軽減された。事前の報道では、今回のルール変更は真央選手に「追い風」と報じるところもあった。
一方で真央選手は1年間で3人もコーチが替わり、佐藤信夫・現コーチが決まったのは、わずか1か月強前の9月上旬だ。これまでの練習体制は安定していたとは言い難いようだ。
順位だけでなく得点でも真央選手にとって「シニア国際大会で自己最低」となった今回のGP初戦。今季GPは、ライバルのキム・ヨナ選手(韓国)が出場しないこともあってか、真央選手を巡る話題の盛り上がりはさほどでもないようだ。ネット上では「まだ初戦なのでわからない」という擁護論や「引退した方がいい」との厳しい意見が入り交じっている。

スパモニのスタジオ陣は楽観的だった。コメンテーターの田中喜代重弁護士は、初戦の結果だけで「言い過ぎだ」と、懸念の声が相次いでいることを批判し、「もう少し長期的な目で(みるべきだ)」と訴えていた。司会の赤江珠緒さんも「(真央選手の)目標は(2014年のソチ)オリンピックなんですよね」と、あせる必要はないとの見方を示した。
真央選手のGP次戦はフランス杯(11月末)の予定。それまでに真央選手はどんな変化を見せるのだろうか。

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幼い頃の浅田姉妹は、いかにも屈託のない妹とそれを案じる思慮深い姉という印象だったのだが、今現在のふたりを見ていると、そもそも気質が最初に受けた直感の真逆だったのだろうか。
勿論、浅田選手の方がどんどん世界のトップに登り詰めてしまったから、元々体調不良などで遅れを取ってしまった舞さんが、芸能活動で忙しくなるとともに競技参加からは置き去りになった感があるということも関係するのかも知れない。

そうした背景を抜きにしても、二度の世界女王の座に着きながら、反面フィギュア界が抱えるさまざまな病弊や政治的な禍根など、常に多くの問題の矢面に立たされることになってしまった浅田選手から、いつしか楽天的に突き抜けた快活さが失われ、無邪気な笑顔にはどこか愁いを帯びた影が差すようになり、柔らかな表情にも厳しさが滲むことが多くなった。
そして彼女に反比例するように、より多くのメディアに登場することが多くなった舞さんの方からは飾り気のない明るさがうかがえるようになり、芸能界にもまれる中で豪放磊落な芯の強さが浮き彫りになってきたように思う。

コメレスでも書いたのだが、誰よりも大きな大望を抱き、それに挑戦し続ける宿命にあるような浅田選手、彼女はどうしても絶え間ない苦悩から逃れ得ないし、慎重に為らざるを得ない選択も多かろう。総じて、大望に対する自らの弱さに直面せざるを得ないということになるのだが、そのメンタル・コントロールを手助けするのに、最適な人物として舞さんが挙がったのは必然のことだったのだろう。

昨季の五輪シーズンでも、3Aを跳べない浅田選手に「これまで何万回も跳んできたのだから、今日一日で跳べなくなるなんて、ないから」と励ましたというエピソードは有名だが、これまでも浅田選手という光り輝く存在を舞さんという陰の力が、また暗く沈み込む浅田選手の気持ちを舞さんの理知的な明るさが折りにつけ救ってきたということだと思う。

かつては自分自身も3Aを跳んでいた舞さんが、今後本格的に国際競技に復活することはないのかも知れないが、アイスショーで妹とペアで滑る際に、見劣りしない演技を披露するために、彼女自身も日々見えざる努力を必死で重ねているのだろうということは分かる。

☆Mai Asada & Mao Asada 浅田舞&浅田真央 ~THE ICE 2010完全版☆o0359045010659767163.jpg


舞さんも、途方もない大望をいだく妹同様、彼女自身の道を求めて、自らの弱さを強さに変えようと絶え間なく歩んでいる。
浅田姉妹の醸し出す、和やかで優しい空気感は、彼女たちがともにお互い決して引けを取らないアスリート魂を持ち、ともに人生に挑み続け、望みの果てに自らの答えを求め続けているからだ。


美しい彼女たちに、その生き方に、こころを添わせて幸多かれとただ祈りたい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

書物(ふみ)は白く色褪せ・・・・・・
御身の指に描かれる美しい月日。

素足に触れて落ち葉の沈思(おもひ)を醒まし、
滲む日の暈(くま)に、寂しい午後は来る。

明るみの中に「静物」の営める・・・・・・
一処(ひとどころ)みつめてもの云はぬ姉妹の秋の横顔(プロフィル)。
(吉田一穂『暦』)

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こんばんは、まさきつね様。
オリンパスのCM、ベタで棒読みなんですけど、微笑ましいですよね。

浅田選手は舞さんの支えがあるから今の自分がいる、といい、舞さんは浅田選手のことを「自分の誇り」と仰る―――素敵だなぁ、と思います。
単に仲がいいだけではなくて、深い深い信頼関係がうかがえます。
舞さんと一緒にいる時の浅田選手の表情は、本当にリラックスしていて、観ているこちらも何だかホッとしてしまいます。

私も実は妹がいます。浅田姉妹のように大望を共有しているわけではありませんが、自分たちに照らし合わせて、こういったこともあるのかな、なんて思ったりしています。

そういえば、以前取上げていらした吉田都さんの『ロミオとジュリエット』の公演を、浅田姉妹が揃って鑑賞されていたようです。バレエファンの方のブログに、お二人のことが書かれていました。
「 浅田真央ちゃん・舞ちゃん姉妹、この二人は会場中の人々を振り向かせるオーラがありますね。」
とのことです。あぁ、やっぱりそうなんだぁ、と思ってしまいました。

今年は諸事情で諦めましたが、来年は是非『THE ICE』で姉妹プロを
2010/10/29(金) 午前 2:51 [ モジ ]

※最後の文章がチョン切れてしまいました。。。

「姉妹プロを堪能したいと思います。」

で、締めでした。すみませ~ん。。。
2010/10/29(金) 午前 2:53 [ モジ ]

モジさま
コメントうれしいです。
バレエ鑑賞は気晴らしにもなり、感性を磨くのに一番役立ちますね。『ロミオとジュリエット』を浅田選手がプログラムに選ぶ可能性もあるかも知れませんね。
実際アイスショーで観客を呼び込める選手としても、浅田選手に勝る人材はいないのですよ。競技を離れても、彼女のスケートには人を惹きつける力があります。
こればかりは組織やジャッジが粉飾出来ない事実ですね。
2010/10/29(金) 午前 7:36 [ まさきつね ]

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